2009年12月18日

廉価で意外とおいしい、ヨセミテ・ワインから連想した銘柄――銘柄ウォッチ

田北知見の銘柄ウオッチ 先日、セブン&アイ・ホールディングス<3382>(東1)のプライベート・ブランドの米国カリフォルニア産ワイン『ヨセミテ・ロード』を買って飲んでみた。同グループのPB商品の世界展開第1弾として、去る11月4日から発売された物だ。日米のグループ約1万5000店で同時発売されたという。国内では、セブン−イレブンやイトーヨーカ堂、そごう、西武などで売られている。

 値段は、1本598円とかなりの廉価だ。おそるおそる(笑)飲んでみた。私の舌が肥えてないだけかもしれないが、白も赤も、意外とおいしかった。ヨセミテ近くのセントラルバレーのぶどうを使っており、白はシャルドネ、赤はカベルネ・ソーヴィニョンで、単一品種表示でこの価格は、かなりのお手頃らしい。コンテナで輸入し、国内でボトリングを行なう等で、リーズナブルな価格を実現しているそうだ。ボトリングはメルシャン<2536>(東1)が行なっているという。

 というわけで、上記の商品から連想し、優良銘柄を探してみた。

★伊藤忠食品〈2692〉(東1)

 セブン−イレブン、酒類という連想から、伊藤忠食品<2692>(東1)を入れる。伊藤忠グループの食品専門商社で、酒類などに強みがあるという。今期2010年9月期連結業績予想は、売上高6140億円(前年比1.3%減)、営業利益54億7000万円(同10.5%増)、経常利益60億円(同17.6%増)、純利益32億6000万円(同9.1%減)。『会社四季報』には、時期2011年9月期は減収だが、営業・経常・純利益は増益との予想値が出ている。

 チャートは11月30日につけた年初来安値2885円から反発し、以降は戻り足となっている。18日終値3060円でPERは約12倍、PBRは約0.7倍と割安水準。ただ、信用買い残が増えているので戻り売り警戒感も出てきそうだ。まずは次のフシであり26週移動平均線でもある、3200円ラインまでの戻りが目標か。

★セブン銀行〈8410〉(JQ)

 セブン−イレブンからの連想で、同店舗にATMを展開しているセブン銀行<8410>(JQ)を入れる。今期2010年3月期業績予想は、期中に下方修正して、経常収益871億円(前年比3.0%減)、経常利益274億円(同4.6%減)、純利益162億円(同4.6%減)。『会社四季報』には、会社側予想値より上ブレした予想値が出ており、次期2011年3月期は増収増益との予想値が出ている。

 チャートは11月26日につけた年初来安値16万8400円からの反発局面。下値18万円ラインを固め、ジリ高トレンド形成といきたいところだ。18日終値18万5700円でPERは約12倍と割安。PBRは約2.2倍となっている。まずは次のフシであり13週移動平均線でもある、20万円ライン奪回を目指す。単位1株の売買しやすさも魅力だ。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。



posted by 田北知見 at 16:46 | 東京 ☀ | Comment(1) | TrackBack(0) | 日常→銘柄探し

2009年12月11日

冬本番、「フグ料理」銘柄を診断してみた――銘柄ウォッチ

田北知見の銘柄ウオッチ 先日、懐石コースを食べに行った。そのお店は、月替わりでその時期の食材を使ったコースメニューを出しており、いつも楽しみで(毎月は無理だが)行っている。今月、私のお目当ては、とらふぐ。薄造り(刺身)を食べたかったのだ。ほかには、とらふぐの白子鍋や、タラバガニと松葉ガニの焼いた物、すっぽん雑炊などがおいしかった。

 そのお店は、京都・伏見のおいしい日本酒もいろいろ揃っているので、そちらも、いつも楽しみにしている。あくまで私の印象だが、伏見のお酒は、どことなくふくよかで、まろやかで、京都っぽい感じがする。これも私のイメージだが、新潟などの、キリッとしてスッキリした味わいとは、ちょっと違うような。もちろん、どちらもおいしいし、好きなのだが。

 上記の経験から連想して、「フグ料理」銘柄をウォッチしてみた。

★東京一番フーズ〈3067〉(東マ)

 フグ料理専門店『とらふぐ亭』を約50店、展開している東京一番フーズ<3067>(東マ)を入れる。今期2010年9月期連結業績予想は、売上高37億2000万円(前年比3.4%増)、営業利益1億3900万円(同2.1%減)、経常利益1億4200万円(同12.4%減)、純利益1億1000万円(同366.0%増)。

 チャートはこの2〜2ヵ月ほど、下値2万円ラインから反発し、凸凹しながらも上昇トレンドとなっている。このままトレンド維持で、まずは次のフシ2万5000円ライン奪回を目指す。11日終値2万2000円で、PERは16.78倍、PBRは1.65倍。単位1株の売買しやすさも魅力となっている。

★関門海〈3372〉(東マ)

 格安フグ料理店『玄品ふぐ』や回転ずし店などを約140店、展開する関門海<3372>(東マ)を入れる。2009年11月期連結業績予想は、売上高113億円(前年比0.1%減)、営業利益3億4000万円(同22.5%減)、経常利益2億6500万円(同29.2%減)、純利益8500万円(同45.5%減)。『会社四季報』には、2010年11月期は前年比増収増益との予想値が出ている。

 チャートはこの半月ほど、8万2000円台でモミ合いが続いている。11日終値は前日変わらずの8万2200円。モミ合い上放れで、まずは次のフシであり、25日移動平均線でもある、8万7000円ラインまで戻したい。単位1株の売買しやすさも魅力となっている。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

posted by 田北知見 at 17:32 | 東京 ☔ | Comment(1) | TrackBack(0) | 日常→銘柄探し

2009年12月04日

アフリカ写真展から連想した、カメラ関連銘柄――銘柄ウォッチング

田北知見の銘柄ウオッチ 東京・恵比寿の東京都写真美術館で開催中の『セバスチャン・サルガド アフリカ』展(13日まで)を見に行った。サルガドはブラジル生まれの写真家・フォトジャーナリストで、世界的な写真家グループのマグナム・フォトスのメンバーでもある。展覧会には、アフリカ各地で撮影された写真約100点が展示されていた。

 内容はさまざまで、難民キャンプ、ゲリラ部隊、民族衣装の女性たち、水が干上がった砂漠(もと湖だった場所)、美しい砂丘や植物、火山や滝、牛の放牧風景、ゾウやシマウマなどの野生動物、等々…。すべてモノクロの写真で、そのためだろうか、上手くいえないのだが、被写体や対象物の本質――美しさ、悲惨さ、雄大さなど――が、ハッキリと伝わってくるような気がした。

 ミュージアムショップで、アフリカの政治や文化や現状について書かれている本が売られていたので、買ってみた。アフリカについて、断片的に知っている(と自分では思っている)ことはあるものの、もう少し、体系的に、知りたくなったので。

 写真展から連想して、「カメラ」関連で優良銘柄を探してみた。

★ニコン〈7731〉(東1)

 一眼レフカメラといえばニコンかキヤノン、ということから、ニコン<7731>(東1)を入れる。ニコンの今期2010年3月期連結業績予想は、売上高7600億円(前年比13.6%減)、営業損失180億円(前年は481億8400万円の利益計上)、経常損失240億円(同476億8900万円の利益計上)、純損失210億円(同280億5500万円の利益計上)。液晶パネル関連・半導体関連の厳しさや、円高、競争激化を織り込んでいる。

 しかし、『会社四季報』には、会社側予想値より損失幅はやや小さいとの予想値が出ており、次期2011年3月期は増収、営業・経常・純損益は黒字転換するとの予想値が出ている。チャートはこの2ヵ月ほど、上値1800円ライン、下値1400円台の間で推移している。1500円ラインあたりの押し目を待って拾い、1800円ラインまでの戻りを目指してみる。

★キヤノンマーケティングジャパン〈8060〉(東1)

 キヤノン〈7751〉(東1)からの連想で、同社の国内販売子会社であり、システム構築事業も展開している、キヤノンマーケティングジャパン<8060>(東1)を入れる。今期2009年12月期連結業績予想は、売上高6950億円(前年比16.0%減)、営業利益65億円(同74.4%減)、経常利益80億円(同69.2%減)、純損失44億円(前年は111億5800万円の利益計上)を見込んでいる。が、『会社四季報』には、次期2010年12月期は増収、営業・経常増益、純損益黒字転換との予想値が出ている。

 チャートは9月11日につけた年初来高値1621円から反落し、続落トレンドで来ていたが、11月27日につけた直近安値1223円からは反発の動きとなっている。まずは次のフシ1450円ラインまでの戻りが目標か。信用売り残が多いものの、買い戻しも入ってきており、それも株価押し上げにつながると期待できそうだ。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

posted by 田北知見 at 07:22 | 東京 🌁 | Comment(1) | TrackBack(0) | 日常→銘柄探し

2009年11月27日

山種美術館『速水御舟』展から連想した銘柄――銘柄ウォッチング

田北知見の銘柄ウオッチ 東京・広尾の山種美術館で29日まで開催の『速水御舟』展を観に行った。速水御舟(はやみ・ぎょしゅう)は明治41(1908)年生まれ、昭和10(1935)年に40歳で亡くなった日本画家だ。私はもともと、この画家のファンで、今展は楽しみにしていたのだった。同展では、初期の作品から最晩期の作品まで、スケッチや習作から大作まで、100点以上が展示された。

 目玉は、暗い画面に、燃え上がる炎とそれに集まる蛾を描いた『炎舞』。展示室がほの暗かったせいか、本当に燃えているように見え、近くで見ると熱気まで感じられた気がした。また、『紅梅・白梅』は、紅梅と白梅の2点セットで、紅梅は上部に、白梅は下部に空間が広がり、日本画らしい「間」(ま)を感じさせる。故 山崎種二氏が気に入っており、自宅に飾っていたこともあるという来歴も良い。

 このほか、私の印象に残ったのは、御舟の人となりが垣間見られるエピソードだ。御舟は30代後半の時に洋行し、当地のいろいろな美術を見て感銘を受けたという。当時すでに国内画壇では評価を受け、売れる画家だったらしいが、帰国後、洋行の成果を今後の作品に反映させたいと意気込んでいたそうだ。つまり、すでに一定の地位を築いているのに、さらに高みへチャレンジしようとしていたのだ。すごいと思った。

 加えて、それに際して、奥さんに「これからは、売れないかもしれない(画風を変えるため)絵を描くつもりなので、申し訳ないがそのつもりでいてくれたまえ」と言ったそうだ。また、展示品の中には洋行先から3人の幼い娘それぞれへ当てた絵葉書もあった。一番上の娘(小学生)に対しては、「今、○○(地名)にいます。こちらの風景は…」といったような内容で、一番下の娘(当時3歳くらい)に当てては、全部かな使いで「お母さんやお姉さんの言うことをよくきいて、良い子にして待っていなさいね。お土産をたくさん持って帰ります」といったような内容が書かれていて、ほほえましかった。

 同展から連想して、社名に「花」のつく銘柄で優良株を探してみた。御舟の作品には、梅や桜など、花を美しく描いた作品が多い。

★花王〈4452〉(東1)

 花王<4452>(東1)の今期2010年3月期連結業績予想は、期中に下方修正し、売上高1兆1850億円(前年比7.2%減)、営業利益890億円(同8.1%減)、経常利益880億円(同7.0%減)、純利益410億円(同36.4%減)。円高が原料費軽減など、追い風になると見たいが…。

 チャートは9月1日につけた直近高値2430円から反落局面となっていたが、この1ヵ月ほどは下値2000円ラインを固め、モミ合いながらも反発の動きを見せている。まずは次のフシ2200円ラインまでの戻りが目標か。27日終値2055円でPERは約27倍、PBRは約2倍。信用倍率は約0.4倍の売り長となっており、買い戻しもバネにリバウンドといきたい。

★ビューティ花壇〈3041〉(東マ)

 ビューティ花壇<3041>(東マ)は、生花祭壇の企画・提案・作成・設営事業と、生花の卸・物流事業を行なっている。今期2010年6月期連結業績予想は、売上高45億円(前年比20.8%増)、営業利益1億8000万円(同190.6%増)、経常利益2億円(同205.6%増)、純利益9700万円(前年は1500万円の損失計上)と、増収増益・黒字転換を見込んでいる。『会社四季報』には、次期2011年6月期も増収増益との予想値が出ている。

 株価はこの1ヵ月ほど、4万円台から続急落し、27日には上場来安値2万6200円をつけた。27日終値2万7100円でPERは約7倍、PBRは約1.5倍。底値の買い時と見たい。単位1株の売買しやすさも魅力となっている。今期末(通期)配当金は1189円予想。現在の株価で利回り約4.4%の計算となる。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

posted by 田北知見 at 16:08 | 東京 ☀ | Comment(2) | TrackBack(0) | 日常→銘柄探し

2009年11月20日

メイクアップアーティストから連想した、イケメンCM銘柄――銘柄ウォッチング

田北知見の銘柄ウオッチ 先日、デパート内にある外資系化粧品メーカーのカウンターで、プロのメイクアップアーティストさんによるメイクサービスを受けた(サービスは無料だが、前提条件として(強制ではないが)ある程度の商品を買うことが求められる)。私を担当してくれたのは、20代くらいのイケメンアーティストさん。ふつうなら喜ぶべきなのだろうが、私は若いイケメンが苦手なので(偏見なのだが、美男や美女って、アタマか性格が悪いのではないだろうか?と警戒してしまうのだ(笑))、ちょっと緊張してしまった。

 以前にも、別の外資系化粧品メーカーのサービスで、メイクアップアーティストからメイクサービスを受けたことが何度かあるが、やはり皆イケメンばかりだった。採用に際し、写真選考でもあるのかな?(笑)と思ったりした。それは冗談で、たぶん、もともと美男や美女の人は、自然にオシャレや美容に関心が高くなり、自然にそういう業界・職種を目指すのかもしれない。(念のために申し添えておきますと、私が存じ上げているイケメンの方々は、アタマが良くて仕事ができ、人柄も立派な人が多いです)

 というわけで、上記のエピソードから連想し、イケメン男性をコマーシャルに起用した、美容・オシャレ関連銘柄を探してみた。

★マンダム〈4917〉(東1)

 整髪料のコマーシャルにキムタク(SMAPの木村拓哉さん)が出演しているマンダム<4917>(東1)を入れる。私などは、マンダムというと、キムタクよりも、往年のハリウッドスター、チャールズ・ブロンソンを今でも思い出してしまうのだが(笑)。マンダムの今期2010年3月期連結業績予想は、売上高537億円(前年比2.7%減)、営業利益51億5000万円(同4.5%増)、経常利益53億円(同2.4%増)、純利益28億円(同7.0%減)。『会社四季報』には、会社側予想値より上ブレした予想値が出ており、また、次期2011年3月期も増収増益との予想値が出ている。

 前期末で利益剰余金238億6500万円、有利子負債ゼロ、現金等92億3500万円と、財務面は堅い。大口株主には、経営者さんや関連財団のほか、信託口、自社従業員持株会などが並んでおり、株主構成も堅い。チャートは16日につけた直近安値2195円から反発し、ジリ高トレンドで来ている。2200円ラインの押し目を待って拾い、まずは2400円フシを目指す。20日終値は2295円。信用倍率は約0.8倍の売り長となっており、買い戻しも期待できそうだ。

★資生堂〈4911〉(東1)

 男性用整髪剤『ウーノ』のコマーシャルに、今年大河ドラマの主役を務めた俳優、妻夫木聡さんらを起用していた資生堂<4911>(東1)を入れる。一時期、マンダムとのイケメンCM一騎打ち?なんて報じられていたようだ。資生堂の今期2010年3月期連結業績予想は、期中に一部上方修正し、売上高6500億円(前年比5.8%減)、営業利益500億円(同0.2%増)、経常利益510億円(同2.0%減)、純利益310億円(同60.0%増)としている。『会社四季報』には、次期2011年3月期は増収増益との予想値が出ている。

 チャートは10月29日につけた直近安値1498円から反発し、以降は凸凹しながらも、下値抵抗線を切り上げてきている。20日終値は1666円。押し目を拾い、上値フシ1700円ラインを狙ってみる。信用倍率は約0.3倍の売り長で、買い戻しも入ってこよう。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

posted by 田北知見 at 15:40 | 東京 ☀ | Comment(1) | TrackBack(2) | 日常→銘柄探し

2009年11月13日

朝10時のヨーカドーで思った、生活防衛銘柄――銘柄ウォッチング

田北知見の銘柄ウオッチ 先日、朝10時すぎにイトーヨーカドーの食品階へ行く機会があった。普段は開店してすぐのスーパーへ行くことはあまりないのだが、その日は用事などの兼ね合いでそうなったのだった。すでにかなりのお客が入っており、私は驚いた。昔の感覚で、開店と同時に食品を買いに来る人って、あまりいないだろうと思っていたのだ。

 お客の多くは、「タマゴ1パック○○円、限定○○名様」などの特価品を物色していた。どうりで、私が会社帰りや出かけた帰りに寄っても、すでに特価品は売り切れているわけだ。(安売り商品はおおむね数量限定で、売り切れても補充はしないことが多いようだ)

 株式市場では一時期、「生活防衛銘柄」が人気化していた。が、私は上記の光景を見て、「生活防衛」材料は、一時的なネタではなく、中長期の買い材料になりそうだな、と思ったのだった。人気の生活防衛銘柄の中から、もう一度、良さそうな銘柄を探してみた。

★セブン&アイ・ホールディングス〈3382〉(東1)

 傘下にヨーカドーやセブンイレブンなどがある、セブン&アイ・ホールディングス<3382>(東1)を入れる。今期2010年2月期連結業績予想は、営業収益5兆1800億円(前年比8.3%減)、営業利益2500億円(同11.3%減)、経常利益2480億円(同11.2%減)、純利益1090億円(同18.0%増)。10日には、当期個別業績予想の上方修正を発表したが、連結予想は現時点では据え置いている。

 13日の終値は25円高の1937円。チャートは5月20日につけた直近高値2465円から反落し、以降は凸凹しながらも続落トレンドとなっていた。11月12日には上場来安値1901円をつけた。同13日の日足は陽線となっており、そろそろ反発に転じると見たい。まずは25日移動平均線の2050円ライン奪回が目標か。

★エービーシー・マート〈2670〉(東1)

 靴小売専門店『ABCマート』を約480店、全国展開しているエービーシー・マート<2670>(東1)も、生活防衛銘柄として一時期、人気化していた。しかしチャートは9月29日につけた直近高値2890円から反落し、続落トレンドで来ていた。11月11日、12日の日足・分足を見ると、下値2420円を固め、リバウンドの動き。まずは次のフシ2600円ライン上抜けを目指す。13日終値は40円高の2460円。

 今期2010年2月期連結業績予想は、期中に上方修正して、売上高1087億5000万円(前年比11.7%増)、営業利益217億3000万円(同7.4%増)、経常利益220億7000万円(同12.5%増)、純利益120億5000万円(同8.7%増)。業績面からも買い安心感は充分といえそうだ。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

posted by 田北知見 at 15:36 | 東京 ☁ | Comment(1) | TrackBack(0) | 日常→銘柄探し

2009年11月06日

ネイルサロンから連想した、値動き銘柄――銘柄ウォッチング

田北知見の銘柄ウオッチ 過日、ネイルサロンでペディキュアを頼んだ。都内にあるサロンで、百貨店の中の高めの階にあり、客用椅子も高めの場所に設置してあるため、施術を受けながら、窓から景色を一望できる。今回は昼間に行ったのだが、前回は夕方〜夜にかけての時間帯だったため、夕景と夜景を楽しめた。また、サロン内は静かで、ネイリストさんもお客さんもおしゃれで美しい人ばかりで(私を除く)、ゴージャスな雰囲気も楽しめる。

 そのサロンでのペディキュアコースは、足爪の形を整えてネイルエナメルを塗ってくれるだけでなく、かかとの角質を除去するなどのお手入れや、香油を使った膝下〜足先のマッサージなども含まれているので、とてもリッチな気分で一時を過ごすことができた。

 しかし私の目は、つい株価の動きに吸い寄せられていた。窓越しの眼下にちょうど、証券会社の入っているビルがあり、帯状の電光表示板に、刻々と銘柄名と値動きが流れていたのだった。…せっかく、優雅な雰囲気のサロンにいるのに、私自身はやはり、優雅とは程遠い位置づけにいるのだなあ(苦笑)と思ったのだった。

 上記のエピソードから連想し、値動きの良い銘柄の中から、優良銘柄を探してみた。

★ザッパラス〈3770〉(東1)

 携帯電話向けコンテンツ配信事業を行なっているザッパラス<3770>(東1)を入れる。チャートは2月4日につけた年初来高値27万3500円から反落し、凸凹しながらも中期続落トレンドで来た。11月6日には年初来安値14万円をつけ、同日終値は14万0200円。中長期チャートを見ると、15万円ラインがひとつのフシなので、そろそろ反発のタイミングか。単位1株の売買しやすさも魅力だ。

 PERは約10倍と、ひところの人気時に比べ、かなりアク抜けして買いやすくなっている。今期2010年4月期業績予想は売上高113億5000万円(前年比10.1%増)、営業利益31億1000万円(同14.8%増)、経常利益31億円(同15.0%増)、純利益18億2000万円(同15.1%増)と2ケタ増収増益を見込んでいる。『会社四季報』には、会社側予想値より上ブレした予想値が出ており、次期2011年4月期も増収増益との予想値が出ている。

★日本高純度化学〈4973〉(東1)

 プリント基板・半導体搭載基板用を中心とした貴金属メッキ液メーカーの日本高純度化学<4973>(東1)は半導体関連銘柄として動くことも多い。チャートを見ると、10月26日につけた直近高値35万4000円から反落していたが、ここ数日は下値30万円フシを固める動きとなっている。そろそろ反発のタイミングと見たい。6日終値は6000円安の30万3000円。単位1株の売買しやすさも魅力となっている。

 今期2010年3月期業績予想は、売上高85億円(前年比4.3%増)、営業利益11億円(同2.1%増)、経常利益11億3000万円(同1.0%増)、純利益7億円(同74.4%増)。『会社四季報』には、会社側予想値より一部、上ブレした予想値が出ており、次期2011年3月期も増収増益との予想値が出ている。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

posted by 田北知見 at 16:05 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 日常→銘柄探し

2009年10月30日

陶芸展から連想した、ガラス・土石セクターの優良銘柄――銘柄ウォッチング

田北知見の銘柄ウオッチ 東京・竹橋の国立近代美術館 工芸館で『染野夫妻陶芸コレクション 〜リーチ、濱田、豊藏、壽雪』(11月3日まで開催)を見に行った。シンプルで日本的な作品で知られる英国人陶芸家 バーナード・リーチや、雪をかぶせたような白い釉薬づかいで知られる萩焼陶芸家 三輪壽雪(みわ・じゅせつ)らの壺、茶碗、盃、大皿などが展示されていた。

 リーチは日本に長く滞在し、六代 尾形乾山に入門するなど、日本の陶芸・工芸・美術などに通じていた。帰英後は益子焼陶芸家の濱田庄司(はまだ・しょうじ)とともに、コーンウォール地方のセント・アイヴスに開窯、作陶した。コーンウォールについて、私は本や雑誌で読んだ程度しか知らないが、陶芸家などのアーティストが多く住んでおり、海や自然の美しい、良い所のようだ。私もいつか行ってみたいと思っている場所のひとつだ。

 今展で、上記の作家の作品のほかに私の印象に残ったのは、塚本快示(つかもと・かいじ)の青白磁。透き通るような白さ、ほのかな青さが美しかった。藤原啓(ふじわら・けい)の備前焼の徳利と盃は、備前焼らしい茶色なのだが、微妙な色合いがいい。藤本能道(ふじもと・よしみち)の色絵も、伝統的な絵柄などを踏襲しつつ、モダンな感じも入っており、良かった。

 陶芸展から連想し、ガラス・土石セクターで優良銘柄を探してみた。

★日本特殊陶業〈5334〉(東1)

 日本特殊陶業<5334>(東1)は自動車用スパークプラグのトップメーカー。自動車用センサーやパソコン向けパッケージ、携帯電話向けのセラミックパッケージ、セラミック工具、人口骨頭など、半導体・電子・工具・医療関連の製品も多くある。今期2010年3月期連結業績予想は、29日に上方修正を発表し、売上高2330億円(前年比20.2%減)、営業利益55億円(前年は52億2200万円の損失計上)、経常利益40億円(同75億2800万円の損失計上)、純利益10億円(同716億6900万円の損失計上)を見込んでいる。

 チャートは8月31日につけた年初来高値1213円から反落し、続落トレンドとなっていた。が、ここ数日は1000円フシを固める展開となっている。まずは1100円ラインまでの戻りが目標か。信用倍率は約0.5倍の売り長となっており、今後は買い戻しが入ってくることも期待してみる。

★オハラ〈5218〉(東1)

 オハラ<5218>(東1)は光学ガラスの国内トップメーカー。2009年10月通期連結業績予想は、売上高200億円(前年比34.6%減)、営業損失5億1000万円(前年は63億7200万円の利益計上)、経常損失5億6000万円(同64億5800万円の利益計上)、純損失9億7000万円(同39億1500万円の利益計上)。だが、『会社四季報』には、会社側予想値より一部、上ブレした予想値が出ており、2010年10月期は増収増益・黒字転換との予想値が出ている。

 株価は8月28日につけた年初来高値1590円から反落し、以降はモミ合いながらも続落トレンドで来ていたが、ここ数日は1300円フシに当たり、反発のきざしが見えている。信用倍率は約0.2倍の売り長となっており、こちらも買い戻しによる反発を期待してみる。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

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2009年10月23日

「古代カルタゴ」から連想した船・海・港湾銘柄――銘柄ウォッチング

田北知見の銘柄ウオッチ 東京・大丸ミュージアムで25日まで開催の『チュニジア世界遺産 古代カルタゴとローマ展〜きらめく地中海文明の至宝』を見に行った。カルタゴは北アフリカの現在のチュニジアに紀元前〜紀元後にあった都市。紀元前に中東系のフェニキア人が地中海ぞいに移住して来て造った街らしい。

 カルタゴの歴史は2つの時期に分かれており、ひとつが紀元前のフェニキア人の都市国家だ。船を操り、地中海をまたにかけて交易などで活躍し、大いに栄えたという。また、新興国の古代ローマと戦争をするなど、軍事面でも強大な国だったようだ。象に乗ってピレネー山脈とアルプス山脈を越えて移動し、戦争に臨んだというハンニバル将軍は、この時代の人だ。紀元前140年代にローマとの戦争に敗れ、カルタゴは一度、徹底的に破壊された。その後、ローマの殖民都市となり、ローマ帝国の一都市として紀元後3世紀?ごろまで繁栄したそうだ。

 展示物は石像や石碑、コイン、黄金や玉のアクセサリーなど。私は初めてフェニキア人・カルタゴ関係の物を見たので、とても面白かった。フェニキア人独特の神を象ったマークや、アルファベットやアラビア文字の起源になったといわれるフェニキア文字など、独自の物がある。それでいて、中東っぽい雰囲気や、古代エジプト的な要素もあり、ヘレニズム(古代ギリシャ)的なニオイも感じた。

 今回、初めて知って驚いたのだが、古代カルタゴは、紀元前という時代にしては、巨大な商港・軍港を持ち、何十隻もの商船・軍船を保有していた。軍船は格納庫が数十も並ぶ軍港に納められていたそうだ。

 そこから連想して、船・海・港湾関連の優良銘柄を探してみた。

★佐世保重工業〈7007〉(東1)

 造船から連想して、佐世保重工業<7007>(東1)を入れる。今期2010年3月期連結業績予想は、売上高650億円(前年比16.1%減)、営業利益40億円(同43.3%減)、経常利益38億円(同45.2%減)、純利益22億円(同28.8%減)と減収減益を見込んでいる。が、『会社四季報』には、時期2011年3月期はV字回復との予想値が出ている。

 23日終値は2円高の201円。株価3ケタで単位1000株の売買しやすさは魅力だ。PERは約15倍と、ひところの造船株人気時から比べるとアク抜けして買いやすくなっている。190円ラインの押し目を待ち伏せし、短期で210円ラインを狙ってみる。

★東京計器〈7721〉(東1)

 船舶・港湾機器などのメーカー、東京計器<7721>(東1)を入れる。今期2010年3月期連結業績予想は、売上高424億円(前年比6.9%減)、営業利益5億7000万円(同62.6%減)、経常利益4億2000万円(同70.5%減)、純利益1億6000万円(同66.3%減)と減収減益を見込んでおり、『会社四季報』には、会社側予想値より下ブレした予想が出ており、また、次期2011年3月期も(会社側今期予想比で)減収減益との予想値が出ている。

 23日終値は2円安の119円。この銘柄も株価3ケタ、単位1000株の売買しやすさが魅力となっている。下値ラインと見て拾い、中期で上値150円ラインまでの戻りを目指してみる。今期末(通期)配当金は3円予想。現在の株価で利回り約2.5%の計算となる。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

posted by 田北知見 at 16:32 | 東京 ☁ | Comment(2) | TrackBack(0) | 日常→銘柄探し

2009年10月16日

解禁日まで約1ヵ月。ボジョレー・ヌーヴォーから連想した銘柄――銘柄ウォッチング

田北知見の銘柄ウオッチ 今年は11月19日ということで、あと約1ヵ月に迫った、ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日。バブル時代にはイベント的な雰囲気があったが、現在は、すっかり年中行事、あるいは「ああ、そんなものありましたね」的な雰囲気になっているようだ。ただ、「じゃあ今日は久しぶりにワインを楽しもうか」とか、「普段から楽しんでいるが、今日はちょっとツマミに気合いを入れてみようか」といった動機付けにはなっているようだ。

 私はいつも行っているデパ地下からご案内のパンフレットが来たので、とりあえず2本、予約した。1本はボジョレー・ヴィラージュの赤。もう1本は、ボジョレー地区に隣接したマコネー地区のマコン・ヴィラージュ・ヌーヴォーの白にしてみた。ボジョレーではないが、「新酒を楽しむ」ということで。

 ボジョレー・ヌーヴォー解禁に向けて連想し、優良銘柄を探してみた。例年、関連銘柄が動意づくこともあるので、そうした動きも期待してみる。

★ひらまつ〈2764〉(東2)

 フランスとワインからの連想で、高級フレンチレストラン『ひらまつ』など20店以上を展開する、ひらまつ<2764>(東2)を入れる。2009年9月期連結業績予想は、売上高100億7300万円(前年比2.1%増)、営業利益8億2000万円(同16.9%増)、経常利益7億9400万円(同18.1%増)、純利益3億7100万円(同23.0%増)と増収増益を見込んでいる。『会社四季報』には、会社側予想値より上ブレした予想値が出ており、2010年9月期も増収増益との予想値が出ている。

 チャートは9月11日につけた年初来高値7万0300円から反落したものの、この1ヵ月ほどは6万5000円ライン前後でモミ合っている。16日終値6万4900円で、PERは約9倍と割安水準。モミ合い上放れといきたい。

★サッポロホールディングス〈2501〉(東1)

 ビール会社のイメージが大きいサッポロホールディングス<2501>(東1)だが、ワインの輸入販売事業なども行なっているということで、ここに入れる。今期2009年12月期連結業績予想は、売上高4000億円(前年比3.5%減)、営業利益120億円(同18.3%減)、経常利益85億円(同19.3%減)、純利益30億円(同60.7%減)と減収減益を見込んでいる。が、『会社四季報』には、会社側予想値より一部、上ブレした予想値が出ており、次期2010年12月期は増収増益との予想値が出ている。

 チャートは7月28日につけた年初来高値648円から反落し、続落トレンドで来ている。が、ここ数日は下値450円フシを固める動き。16日終値は2円安の434円。16日の日足は下ヒゲが長めの陽線となっており、リバウンドのきざしと見たい。また、信用倍率は約0.6倍の売り長となっており、今後買い戻しも入ってくることも期待してみる。まずは次のフシであり13週移動平均線でもある、500円ライン奪回が目標か。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

posted by 田北知見 at 15:19 | 東京 ☀ | Comment(1) | TrackBack(0) | 日常→銘柄探し

2009年10月09日

『南米シカン文化』展を見に行った…から連想した銘柄――銘柄ウォッチング

田北知見の銘柄ウオッチ 東京・上野の国立科学博物館で開催の『インカ帝国のルーツ 黄金の都 シカン』展を見に行った(東京会場は10月12日まで。今後は熊本、富山、高知、福岡で順次開催予定)。「シカン」は、現在の南米ペルーの北部に、9〜14世紀まであったクニ。日本人考古学者の島田泉・米 南イリノイ大学教授が発見・発掘し、島田教授が、先住民の言葉で「月の神殿」という意味の「シカン」文化と名づけたそうだ。

 展示品は同地域にある『ロロ神殿』に隣接する墓所からの発掘品を中心とした、黄金の仮面や、ミイラ、土器など約200点。インカと同じアンデス文化系なので、今まで何度か行ったことのある、インカ展で見た出土品と、様式などはやはり似ている。が、人の顔を表す時に、目が勾玉のような形をしているのが、特徴といえば特徴かもしれない。

 シカンの特徴は、冶金技術と工芸技能が発達していたこと、周辺地域や周辺のクニ(現在のコロンビアやブラジルなど)との交易が盛んだったこと等だそうだ。技術立国で、通商産業が盛ん……なんだか、現在の日本に似ているなあと思ったのだった。というわけで、同展から連想して探した、優良銘柄。

★住友商事〈8053〉(東1)

 交易が盛んだったということから連想して、商社株から住友商事<8053>(東1)を入れる。今期2010年3月期連結業績予想は、売上高8兆9000億円(前年比17.2%減)、税引前利益1840億円(同42.4%減)、純利益1150億円(同46.5%減)。『会社四季報』には、次期2011年3月期は前年比増収増益の予想値が出ている。

 チャートは6日につけた直近安値861円からの反発局面にある。9日終値は12円高の926円。まずは次のフシ950円ライン奪回が目標となりそうだ。PERは約10倍、PBRは約0.85倍と割安水準にある。

★日本冶金工業〈5480〉(東1)

 シカン文化は冶金技術が発達していたことから連想して、日本冶金工業<5480>(東1)を入れる。今期2010年3月期連結業績予想は、売上高1040億円(前年比36.5%減)、営業利益25億円(前年は152億2600万円の損失)、経常利益10億円(同164億2500万円の損失)、純利益5億円(同113億2200万円の損失)と、減収だが黒字転換を見込んでいる。『会社四季報』には、次期2011年3月期は増収増益との予想値が出ている。

 チャートは2日と5日にそれぞれつけた直近安値418円からの反発局面。ニッケル相場の上昇や業績好転見込みを受けて、中期チャートも、凸凹しながらも、上値ライン・下値抵抗線とも切り上げてきている。9日終値は12円高の485円。まずは500円ライン奪回、さらに次のフシ550円ライン奪回を目指す。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

posted by 田北知見 at 15:49 | 東京 ☁ | Comment(1) | TrackBack(0) | 日常→銘柄探し

2009年10月02日

ピンクリボン運動連想銘柄――銘柄ウォッチング

田北知見の銘柄ウオッチ 10月1日には、東京タワーや名古屋城などがピンクにライトアップされるなど、各地でピンクリボン運動にちなんだアピールが実施され、現在も、ネット上で関連特集などが行なわれている。また、例えばワコール(ワコールホールディングス<3591>(東1))が同運動のブレストケアの一環として、オリジナル乳がん検診車を購入し、検診サポート事業を開始するなど、さまざまな活動が行なわれている。

 ピンクリボンはご存知のとおり、乳がんの撲滅、検診の早期受診についての啓蒙・推進活動で、アメリカで始まり、ここ数年は日本でも周知が進んでいる。ウィキ情報によると、日本人女性のうち、乳がんを発症する割合は約20人に1人、乳がんで死亡する女性の数は年間約1万人弱という。

 というわけで、関連銘柄を探してみた。ほかの疾病と同様に、乳がんについても、防止・早期発見・撲滅・治療など、事業としては一定の需要があり、社会的な意義も大きいといえる。

★エーザイ〈4523〉(東1)

 関連医薬品を出していることから、エーザイ<4523>(東1)を入れる。最近の関連材料では、「新規抗がん剤E7389を、スイスで局所進行・転移性の乳がん適応として、承認申請を行なった」と7月に発表したこと等が挙げられる。業績は好調。今期2010年3月期連結業績予想は、売上高8200億円(前年比4.9%増)、営業利益1030億円(同12.2%増)、経常利益970億円(同17.5%増)、純利益630億円(同32.1%増)と2ケタ増益を見込んでいる。

 2日終値は60円安の3310円。PERは約16倍と、割安といえる水準になっている。信用残は売買ほぼ拮抗。株価はこの3ヵ月ほど、3400円ライン前後でモミ合っている。下値3300円ラインで拾い、上値3500円ラインで利益確定の、短期投資も一手か。あるいは、中期チャートでは安値圏にあるので、中期で3500円ライン上抜けをジックリ待ってみるのも、ひとつの手かもしれない。

★イメージ ワン〈2667〉(HC)

 イメージ ワン<2667>(HC)は衛星画像の輸入・販売事業や、医療画像システム事業を行なっている。医療画像システムのなかでは、乳がん検診向けのマンモグラフィ(乳房X線撮影装置)の画像保管・閲覧・レポート作成機能などを備える『Breast−io』などを扱っている。2009年9月通期連結業績予想は、売上高23億円(前年単独比=連結は当期からのため=4.5%減)、営業損失9000万円(前年単独実績は1億4800万円の損失)、経常損失1億円(同1億7800万円の損失)、純損失1億8000万円(同3億8000万円の損失)。『会社四季報』には、2010年9月通期は増収、黒字転換の予想値が出ている。

 2日終値は200円安の1万7300円。チャートは6月3日につけた直近高値2万8300円から反落し、以降は下落トレンドで来ている。1万8000円フシに当たり、今期業績好転予想もバネに、そろそろ反発のタイミングと見たい。単位1株の売買しやすさも魅力だ。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

posted by 田北知見 at 15:42 | 東京 ☔ | Comment(2) | TrackBack(0) | 日常→銘柄探し

2009年09月25日

風邪を引いた、から連想。インフル銘柄を再検索――銘柄ウォッチング

田北知見の銘柄ウオッチ 私事だが、連休中、風邪を引いてしまい、ほとんど寝て過ごした。今もつらい。熱はないようだが、ノドが痛く、鼻水は垂れ、咳とくしゃみが出て、体の関節がボワボワする。テレビではそろそろ風邪薬のコマーシャルが流れ始めるころ。私も、秋を先取り…いや、そういう話ではないか…。

 最初は「すわ、新型インフルエンザ?」とあせったが、上記の症状などから、また、若年層に多いということから、たぶん違うようだ。本日の報道によると、WHO(世界保健機関)は世界のワクチンの生産は30億回の接種分があると発表したそうだ。また、国内の各地では、休校・学級閉鎖、集団感染した高校の秋季高校野球県大会への出場辞退などのニュースが相次いでいる。

 というわけで、インフルエンザ関連銘柄から、あらためて優良銘柄を探してみた。ひところのにぎわいから、一段落して買いやすくなっている銘柄も多いようだ。

★塩野義製薬<4507>(東1)

 塩野義製薬<4507>(東1)はインフルエンザ新薬について、2010年にも日本国内で発売する見通しであることなどから、インフルエンザ関連としても注目されている。今期2010年3月期連結業績予想は、売上高2800億円(前年比23.1%増)、営業利益600億円(同87.4%増)、経常利益580億円(同81.2%増)、純利益350億円(同123.5%増)と増収増益を見込んでいる。『会社四季報』には、次期2011年3月期も増収増益との予想値が出ている。

 チャートはこの半月ほど、おおむね2100〜2200円の間でモミ合っていたが、25日は地合いの軟化にツレて下落。同日終値は75円安の2050円となっている。押し目拾いのチャンスと見たい。PERは約21倍と、医薬品株にしては妥当あるいは割安めといえそうだ。また、10月1日から単位100株となるため、売買しやすくなり人気化することも期待してみる。

★イワキ〈8095〉

 イワキ<8095>(東1)は医薬品と医薬品原料の専門商社。消毒薬、うがい薬、ビタミン原料などを扱っていることから、インフルエンザ関連銘柄として取り上げられることも多い。本社は東京・日本橋本町だが、札幌から福岡まで、全国に支社・支店などがある。大口株主には岩城修社長のほか、都銀・生保・損保なども並んでおり、堅い。今期2009年11月期連結業績予想は、売上高480億円(前年比4.0%減)、営業利益3億円(前年は2100万円の利益計上)、経常利益5000万円(前年比31.1%減)、純損失1億7000万円(前年は1億6700万円の損失計上)。だが、『会社四季報』には、次期2010年11月期は増収増益、黒字転換の予想値が出ている。

 チャートは8月27日につけた年初来高値355円からの反落局面。しかしここ3日ほどは下値270円フシに当たり、反発のきざしが出ていると見る。信用倍率は約2倍の買い長。25日終値は6円安の270円。PBRは約0.6倍と割安水準。株価3ケタで単位1000株の売買しやすさも魅力となっている。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

posted by 田北知見 at 15:25 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 日常→銘柄探し

2009年09月18日

海底遺跡の探査と発掘。『海のエジプト展』から連想した銘柄――銘柄ウォッチング

田北知見の銘柄ウオッチ 横浜市のパシフィコ横浜で開かれている『海のエジプト展』へ行った(会期は23日まで)。ナイル川の河口付近、地中海のエジプト領海の海底に沈んでいる、アレキサンドリアなど3都市の遺跡から引き上げた、遺物の展示会だ。目玉は高さ5メートルのファラオ(王)の石像で、ほかに石でできたスフィンクスや、ヒエログリフ(古代エジプト文字)が刻まれた石碑、黄金のアクセサリーなど、多くの品々が展示されていた。また、クレオパトラが愛した香りを再現したコーナーや、古代都市の再現や、海底に沈む遺跡を映像でバーチャル体験できるシアターなどもあった。

 私の印象に残ったのは、王妃の像。衣服のひだを繊細に表現してあるところなどはギリシャ風なのだが、片足を前に出す姿勢などはエジプト的で、…なんというか、昔、中東シリア女神像を見た時と同じ感動を覚えた。シリアの女神像も、黒っぽい石でできた中東風の石像なのだが、彫られているのはギリシャ・ローマ風の姿で、そういう、折衷的なものに、私は強く惹かれる。文化の混交というか、人々の融合…みたいな良さを感じるからかもしれない。

 もうひとつ印象に残ったのは、プトレマイオス12世(クレオパトラの父)の顔のスフィンクス。おだやかなアルカイック・スマイルが、やはりギリシャ風で良い。クレオパトラのプトレマイオス朝(紀元前304年〜紀元前30年)はマケドニア&ギリシャ系、つまりヨーロッパ系の王朝だったのだ。なるほど、エリザベス・テイラーが1963年の映画でクレオパトラ役を演ったのは、とくにムチャなことではなかったらしい。

 映像で印象に残ったのは、海底から石像が掘り出される場面だ。石像の顔は心なしか眠そうで、「なんだよ、ずっと眠ってたのに…」と迷惑そうに見えた(笑)。彼らは1000年以上、海底に沈んでいたんだもんなあ、と思ったのだった。

 ところで、海底遺跡の探査・発掘にはそうとうな資金が必要だろうが、ヒルティ(本社・リヒテンシュタイン)などが支援をしたそうだ。同社のヒルティ財団は、ブラジルの貧困地域での住宅建設や、パレスチナでの移動診療所、ベネズエラのユース・オーケストラなど、さまざまな支援活動を行なっているという。ヒルティ社はドリルや鋲打ち機などのメーカー。そこからの連想で、工具などをキーワードに優良銘柄を探してみた。

★ユニオンツール〈6278〉(東1)

 工具メーカーからの連想で、ユニオンツール<6278>(東1)を入れる。プリント配線板用ドリルでは世界首位、国内シェアは6割を超えるという、切削工具メーカー。今期2009年11月期連結業績予想は、売上高189億4100万円(前年比35.5%減)、営業利益7億8600万円(同89.4%減)、経常利益7億5200万円(同90.3%減)、純利益5億7200万円(同88.2%減)と減収減益を見込んでいる。が、『会社四季報』には、次期2010年11月期は増収増益との予想値が出ている。

 チャートはこの1〜2ヵ月、高値圏2800〜3000円ラインでモミ合っている。18日終値は15円安の2880円。信用倍率は約0.1倍の売り長となっており、買い戻しが入ってくることも期待できそうだ。押し目を拾って、上放れを待ちたい。中期チャートで見ると上値余地は大きい。

★日本基礎技術〈1914〉(東1)

 ヒルティ社はアンカー製品も扱っていることからの連想で、アンカー工事も行なっている日本基礎技術<1914>(東1)を取り上げる。日本基礎技術は地盤改良など、基礎工事の専業大手。2010年3月期業績予想は、売上高185億円(前年比0.5%減)、営業損益ゼロ円(前年は8000万円の利益計上)、経常利益1億5000万円(前年比46.3%減)、純利益7500万円(前年は1億9200万円の損失計上)。

 チャートは8月13日につけた年初来高値265円からの反落局面にある。が、ここ数日は230円フシを固める動き。18日終値234円でPERは97倍台と高いものの、PBRは約0.3倍となっている。信用倍率は約0.6倍の売り長となっており、買い戻しも入ると見たい。株価3ケタで単位100株の売買しやすさも魅力だ。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

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2009年09月11日

「アメリカ」をキーワードに探した優良銘柄――銘柄ウォッチング

田北知見の銘柄ウオッチ 10日付けの日経朝刊に、ジョン・ルース駐日米大使のインタビューが掲載されていた。シリコンバレーで法律事務所を経営した弁護士で、8月に就任したばかりだ。その発言のなかで私の印象に残ったのは、「これまでの人脈や専門知識を活かし、日本の強みである環境技術などと、米国の強みである無名企業をグローバル企業に成長させるノウハウを持ち寄る、協業の手助けをしたい」という旨の発言だった。

 マスコミなどでは、ルース氏が駐日大使に起用されたのは、選挙の功績人事という面が大きいと指摘されているが、もしかしたらこうした経済・通商などの活性化を期待されている面も大きいのかもしれない、と私は思ったのだった。

 今、一部の人のなかには、わが国が民主党政権になると、国内の米軍再編や自衛隊の海外派遣などの面で、日米関係の疎遠化や、日本の安全保障について不安が出るのではないか、と指摘する人もいる。しかし、8日付けの日経朝刊に掲載された、知日派のジョセフ・ナイ米ハーバード大教授のインタビューでは、次のように指摘されていた。

 米政府が日本の新政権を不安視しているとの米マスコミ報道について、ナイ教授は「もちろんいくつか問題点はあるが、全体としては心配していない」旨の発言をし、「日本の民主党は『対等な日米関係』を求めているが」との問いには、「それ自体は別に問題ではない。要はそれで具体的に何をするかだ」と答えている。また、「米国は特定の政党に肩入れしたりしない。成熟した日米関係のもとでは、どの政党が政権に就いても同じだ」とも。

 私は、シロートながら思うのだ。パクス・アメリカーナの時代は終わり、世界は多極化の流れとなっている。また、日本の貿易相手国としても、アジア・新興国・欧州などの占有率が上がっているという報道も読んだ憶えがある。アメリカ一辺倒では、もう立ち行かない時代になっているのかもしれない。今までの、アメリカに対する「ご無理ごもっとも」的な態度(占領軍時代、高度成長期)は改め、かといってお互い敵視する(安保闘争や貿易摩擦時代)わけでもなく、他の同盟国と同じように、自然な同盟関係になれば…というのが理想だ。

 上記の文とは関係なく、「アメリカ」をキーワードに、優良銘柄を探してみた。

★東洋水産〈2875〉(東1)

 東洋水産<2875>(東1)はカップ麺、魚介類などの事業を行なっている。米国とメキシコの即席麺市場に強みがあるということから、ここに入れる。今期2010年3月期連結業績予想は売上高3280億円(前年比1.8%増)、営業利益255億円(同2.1%増)、経常利益270億円(同1.1%増)、純利益150億円(同8.5%増)と増収増益を見込んでいる。『会社四季報』には、次期2011年3月期も増収増益との予想値が出ている。

 11日終値は65円安の2240円。PERは約16倍と、とくに割高感・過熱感は見当たらない。チャートは8月26日につけた直近高値2455円からの反落局面だったが、ここ数日は下値2200円ラインを固める展開となっている。信用倍率は0.86倍の売り長となっており、買い戻しもバネにリバウンドといきたい。少し古いネタで恐縮だが、8月末に東海東京証券のレーティングで目標株価3000円とされたことも心強い。

★テルモ〈4543〉

 テルモ<4543>(東1)は1921(大正10)年に体温計メーカーとして設立された、カテーテルなどの医療器具メーカー。1971(昭和46)年に米国進出し、現在はテルモメディカル(本社・ニュージャージー)があるということで、ここに入れる。今期2010年3月期連結業績予想は、売上高3150億円(前年比4.0%増)、営業利益560億円(同3.6%増)、経常利益560億円(同6.5%増)、純利益375億円(同1.7%増)と増収増益を見込んでいる。『会社四季報』には、次期2011年3月期も増収増益との予想値が出ている。

 11日終値は90円安の4850円。PERは27倍台、PBRは3倍台となっている。チャートは2月24日につけた年初来安値2720円を底に、中期で上昇トレンド。信用倍率は0.21倍の売り長となっているので、買い戻しもバネに上値追いと見たい。押し目待ち伏せの場面か。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

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2009年09月04日

やはり百貨店よりリーズナブルなお店がお得?カジュアル衣料銘柄――銘柄ウォッチング

田北知見の銘柄ウオッチ 私は洋服を買い物する場合、まずは百貨店で買うことにしている。やはり品質や接客などの面で安心だし、私くらいの年齢の場合、リーズナブルなカジュアル衣料は、よほど体型がスリムでオシャレに着こなせる人でないと難しいからだ。(「カッコいいカジュアル」ではなく、「近所のスーパーに行くオバサン」的な雰囲気になりがち)

 しかし最近、「百貨店にこだわるのは、そろそろやめたほうがいいのかな?」と思うような出来事が、いくつかあった。これまでいつも、都心の百貨店に行っていたので、上記のような印象を持っていたのだが、郊外の百貨店へ行ったところ、そのたびに、あまり接客が良くなくて、不快感を覚えるような場面に何度か遭遇した。

 一方で、家人の洋服を買うために、何度か若者向けカジュアル衣料店へ行ったのだが、だいたいいつも、丁寧に対応してくれて、商品などのアドバイスもきちんとしてくれたのだった。従来は、カジュアル店の店員さんって、若くて商品知識も接客技能もあまりない人が多い、というイメージだったのだが、不況が長期化するなか、知識・技能とも全体的に向上しているのかもしれない。

 というわけで、カジュアル衣料銘柄。不況で買われる銘柄ということで、ひところ人気化していたが、その後、沈静化しているものもあり、もう一度、優良銘柄を見直してみた。

★ライトオン〈7445〉(東1)

 ライトオン<7445>(東1)はおもに若い男性向けのカジュアル衣料店を展開している。ロードサイド店、大型ショッピングセンターに入っている店舗など、合わせて全国に約480店がある。2009年8月期業績予想は、売上高1010億円(前年比3.1%減)、営業利益29億2500万円(同47.9%減)、経常利益29億円(同48.1%減)、純利益5億円(同79.8%減)と減収減益を見込んでいるが、『会社四季報』には、2010年8月期は一部好転するとの予想値が出ている。

 大口株主には、信託口や都銀・生保なども入っており、これは優良銘柄の証左といえそうだ。4日終値は13円安の837円。チャートはこの1ヵ月ほど、900円台から800円台へ、ジリ安トレンドとなっている。押し目と見て、800円ライン前後を拾いたい。

★しまむら〈8227〉(東1)

 しまむら<8227>(東1)は女性向け衣料を中心に、肌着・紳士衣料・子供衣料なども扱っている。全身、同社商品でコーディネイトする人のことを「しまラー」といったり、不況で買われる株の代表格のような銘柄となっている。チャートは3月12日につけた年初来安値4600円を底に、上昇トレンドとなっている。この1〜2ヵ月ほどは高値圏8000円台でモミ合い。4日終値は前日終値と同額の8470円。しかしPERは15.40倍と、とくに割高感は見当たらない。信用倍率は0.22倍の売り長となっているので、買い戻しも期待できそうだ。

 今期2010年2月期連結業績予想は、売上高4242億円(前年比3.3%増)、営業利益348億8000万円(同4.4%増)、経常利益357億3600万円(同5.1%増)、純利益197億円(同3.4%増)と増収増益を見込む。『会社四季報』には、次期2011年2月期も増収増益との予想値が出ている。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

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2009年08月28日

海外スーパーでも自社ブランド商品…から連想した、PB銘柄――銘柄ウォッチング

田北知見の銘柄ウオッチ 8月半ばにスイス旅行へ行った際、現地のスーパー『ミグロ』と『コープ』で買い物をする機会があった。食べる物や土産物などを買い、ワインなども買った。両社は同国では2大スーパーといわれているようだ。そのなかで、自社ブランド商品というか、PB(プライベートブランド)商品を、多く見かけた。食べ物だけでなく、キッチン用品などの日用品まであった。同国は物価が高いそうなので、PB商品などで生活防衛…日本と同じなのだなあと思ったのだった。

 ところで、私は、ヨーロッパって、日本やアメリカのように、スーパーとかショッピングモールはたくさんなくて、個人店・専門店が多く、お店は遅く開いて早く閉まるし、土日などは開いてない、というイメージだったのだが、今回は、観光地をまわったせいか、朝は8時とか9時から開店している店が多かった。また、移動中には郊外や田舎で、時々、ショッピングモールを見かけたので、結構驚いた。

 上記から連想して、「PB」をキーワードに探した、優良銘柄。

★アルペン〈3028〉(東1)

 アルペン<3028>(東1)はスキー用品、ゴルフ用品などのスポーツ用品店を、約360店、全国で展開している。また、スキー場、ゴルフ場、フィットネス事業なども行なっている。オリジナルブランドのスポーツウェアなど、PB商品に強みがあるということで、ここに入れる。今期2010年6月期連結業績予想は、売上高1913億6000万円(前年比0.9%増)、営業利益81億6000万円(同3.2%増)、経常利益91億円(同4.9%増)、純利益44億7000万円(同20.9%増)と増収増益を見込んでいる。

 チャートはこの半月ほど、底値圏1500円台でモミ合っているが、下値抵抗線を切り上げる、ジリ高トレンドとなっている。28日終値1583円で、PERは14.24倍、PBRは0.70倍と割安水準。まずは1600円フシ上抜け、次のフシ1700円ライン奪回を目指す。冬季のスキーシーズンに向けて、底値を仕込んでみる。

★イズミヤ〈8266〉(東1)

 イズミヤ<8266>(東1)は関西を地盤とする準大手スーパー。約90店を展開している。東海から関東にスーパーを出店するユニー<8270>(東1)、四国最大のチェーンストア、フジ<8278>(東1)と3社協業のPB『スタイル・ワン』商品を今月発売したことなどから、ここに入れる。イズミヤの今期2010年2月期連結業績予想は、売上高3870億円(前年比1.5%増)、営業利益54億円(同1.1%増)、経常利益42億円(同0.3%増)、純利益10億円(同3.5%増)と、増収増益を見込んでいる。

 28日終値は8円高の573円。PERは約41倍と高めだが、PBRは0.44倍となっている。チャートはこの3ヵ月ほど、540〜580円のボックス圏を形成している。押し目待ち伏せ買いがよさそうだ。信用倍率は0.15倍の売り長となっており、買い戻しも入ってくると見たい。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

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2009年08月21日

好対照ビジネスモデルの旅行銘柄診断――銘柄ウォッチ

田北知見の銘柄ウオッチ 夏休みをいただき、スイスへ旅行に行ってきた。モンブラン、ユングフラウ、アイガー、メンヒ、マッターホルンなど、明峰と呼ばれる山々を眺めた。雪に覆われた山々は本当に美しく、途中の景色も、緑のじゅうたんに花々が咲いていて、とても美しかった。山だけでなく、ベルンやルツェルンなどの街も観光した。途中、氷河特急や山岳列車などに乗り、また、湖でのランチクルーズなど、いろいろな乗り物に乗ったのも、楽しかった。スイスは田舎も街も、どこを見ても美しい、豊かな国だとの印象を持った。

 私は英語などの外国語ができないし、海外旅行のノウハウもそんなにないので、旅行会社のツアーを利用した。今回、ご一緒させていただきたほかのお客さんはリッチで海外慣れしており、英語も堪能なかたばかりだったので、食事の時などの会話も、いろいろ勉強になって楽しかった。

 いろいろな話題のなかで、あるかたが、エイチ・アイ・エス<9603>(東1)ユーラシア旅行社<9376>(JQ)の話をされていた。HISはそもそも、「日本でも、ヨーロッパなどのように、若い人が気軽に海外旅行できるように」と、格安航空券のビジネスを始めたのが最初だったとか。一方、ユーラシアは、年齢・旅行経験などが成熟した顧客が楽しめるツアーを提供するというコンセプトで始まったそうだ。その話を聞き、この2社は、ビジネスモデルとしては対照的だが、「それまでニッチだった旅行ニーズを顕在化させ、ビジネスとして成功させた」という意味では共通している、と私は思ったのだった。

 というわけで、この2社の銘柄診断をしてみた。

★エイチ・アイ・エス〈9603〉(東1)

 格安航空券の嚆矢であり首位企業。近年は格安ツアーや大人向けの高級めのツアーなどの事業も行なっている。今期2009年10月期連結業績予想は、売上高3690億円(前年比0.2%増)、営業利益87億5000万円(同48.2%増)、経常利益71億円(同14.4%増)、純利益42億円(同68.8%増)と増収増益を見込んでいる。『会社四季報』には、次期2010年10月期も増収増益との予想値が出ている。

 チャートはこの1〜2ヵ月ほど、2000円前後でモミ合っている。21日終値2030円でPERは16.55倍と、とくに割高・過熱感は見当たらない。が、信用倍率は43倍台の買い長となっており、もうしばらくモミ合いが続きそうだ。押し目を拾い、上値フシ2200円ライン奪回を待ってみる。

★ユーラシア旅行社〈9376〉(JQ)

 年齢や旅行経験などが成熟した顧客向けの高単価のツアーが中心で、世界遺産、遺跡、ネイチャーなど、テーマ性があることも特徴だ。今期2009年9月期連結業績予想は、売上高78億4000万円(前年比9.0%減)、営業利益2億9500万円(同29.7%減)、経常利益3億2500万円(同27.9%減)、純利益1億6200万円(同37.2%減)と減収減益だが、『会社四季報』には、次期2010年9月期は増収増益との予想値が出ている。また、3月中間末で利益剰余金17億9200万円、有利子負債ゼロ、前期末で現金等26億6400万円と、財務面は堅い。

 チャートは薄商いながら、この半年ほど、上値5万3000円ライン、下値4万2000円ラインの三角保ち合いを形成しているように見える。まずは上値5万3000円ライン奪回を目指す。21日終値4万9600円でPERは15.25倍と、とくに割高・過熱感は見当たらない。単位1株の売買しやすさも魅力となっている。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

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2009年08月07日

現代の「三奪」は良くない…から連想した、教育銘柄――銘柄ウォッチング

田北知見の銘柄ウオッチ 7日付けの日経朝刊『春秋』欄に、教育をテーマとしたコラムが載っていた。概要はこうだ。江戸時代末期、現在の大分県日田市にあった私塾のひとつでは、入塾の際に『三奪』として、年齢・学歴・身分を奪い取ったという。つまり、機会均等であり、能力だけがモノをいう場所だったというわけだ。翻って現在、文部科学省の調査で、全国学力テストを受けた小学校6年生の成績は、保護者の年収が高いほど点数が良く、学習塾や通信添削への支出が多い家庭の子供ほど正答率が高いそうだ。

 コラムでは、「家が豊かではないから勉強の場を奪われ、意欲も奪われ、将来の活躍のチャンスも奪われる。こんな『三奪』をはびこらせていては、面白い世の中はやって来ない」「企業だって有為の若者をつかみ損ねることになる」と指摘されている。私もいつも思うのだが、格差自体が悪いのではなく、生まれた瞬間から格差があり、その格差を努力や才能では全く埋められないような、絶望的な世の中になることが怖い。

 上記のコラムから連想し、「教育」をキーワードに探した優良銘柄。

★ベネッセコーポレーション〈9783〉

 『進研ゼミ』などで有名であり、現在は出版、高齢者、英会話・パソコン教室などの事業も行なっているベネッセコーポレーション<9783>(東1、主市場大証1部)を入れる。今期2010年3月期連結業績予想は、売上高4181億円(前年比1.3%増)、営業利益410億円(同4.8%増)、経常利益416億円(同5.9%増)、純利益221億円(同107.0%増)と増収増益を見込んでいる。『会社四季報』には、次期2011年3月期も増収増益との予想値が出ている。

 チャートは3月18日につけた年初来安値3160円から反発し、凸凹しながらも上昇トレンドで来ている。ここ1ヵ月ほどは高値圏4000円台で調整局面となっている。7日終値4140円でPERは19.92倍と、とくに割高・過熱感は見当たらない。信用倍率は売買ほぼ拮抗。まずは次のフシ4400円ラインまでの戻りを目指す。

★ニチイ学館〈9792〉

 ニチイ学館<9792>(東1)は医療事務受託の最大手で、人材教育から派遣まで行なっていることから、ここに入れる。最近は介護銘柄としても人気だ。今期2010年3月期連結業績予想は、売上高2360億円(前年比10.5%増)、営業利益54億7000万円(前年実績の約5.4倍)、経常利益53億5000万円(同6.7倍)、純利益25億円(前年は10億9000万円の損失)と、大幅増収増益を見込んでいる。コムスンからの介護事業継承が効いてきている。

 また、7日の大引け後には、アドバンスト・メディア<3773>(東マ)との資本・業務提携を発表しており、これも材料になると見たい。ニチイ学館の7日終値は4円安の1029円。PERは30.08倍と高めであり、チャート的にはこの1ヵ月ほどは高値圏1050円前後でモミ合いが続いている。信用倍率は0.71倍の売り長となっており、買い戻しも期待したいところだ。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

posted by 田北知見 at 16:07 | 東京 ☀ | Comment(3) | TrackBack(0) | 日常→銘柄探し

2009年07月31日

マンガ『ヴィンランド・サガ』から連想した、「海」「船」銘柄

田北知見の銘柄ウオッチ 幸村誠のマンガ『ヴィンランド・サガ』の7巻までを読んだ。舞台は西暦1000年前後のイギリスと北欧一帯で、ヴァイキングたちの物語だ。…というと、海洋ロマンのようなステキなマンガを思い描かれるかもしれないが、とんでもない。野蛮な海賊どもが殺し殺される(が、えんえんと続く)血なまぐさい話で、「うーむ…キリスト教が席巻する前のヨーロッパってのは、かくもおそろしい世界だったのか…」と思ってしまう。

 しかし6〜7巻あたりから、少し様相が変わってくる。デンマーク王家(当時のイギリスはデンマーク・ヴァイキングの支配下にあった)の王子の1人が、父王を抹殺して自分が王になり、良い国をつくろうと決意するのだ。ただのケンカマンガ(?)から、権謀術数や政治戦のおもしろい話になりそうだ。また、登場人物たちの過去も明らかになってきたりして、ちゃんとした人間ドラマになってきた。

 7巻で感動したのは、上記の王子が空を見ながら言うセリフだ。「神は…友を失い、親と子が殺しあう、そんな様のすべてを天空の高みから見下ろしているのだろう」「しかし、私は(天上ではなく、あの世ではなく)この地上に楽土をつくる。平和で、豊かな、行き苦しむ者達のための理想郷を」「もはや天の国も試練も要らぬ。我々の楽園は地上にある、と神に言うのだ」。私は以前、自分のブログにも書いたことがあるが、宗教は人の心を救うためにあって、ただ祈るだけでは現実問題が解決するものではないと思う。その意味で、この王子の言うこと、まことによく解るのだ。

 というわけで、ヴァイキングからの連想で、「海」「船」をキーワードに探した優良銘柄。

★三井海洋開発〈6269〉

 三井海洋開発<6269>(東1)は浮体式の海洋石油・ガス生産設備の設計・建造事業を行なっている。エネルギー需給が逼迫する現在と今後、中期で需要が見込まれる分野といえそうだ。今期2009年12月期連結業績予想は、売上高1500億円(前年比4.4%増)、営業利益5億円(同74.7%減)、経常利益24億円(同5.1%減)、純利益21億円(同54.7%増)。『会社四季報』には、次期2010年12月期は増収増益との予想値が出ている・。

 チャートは3月3日と同4日につけた上場来安値985円から反発し、以降は凸凹しながらも、上昇トレンドとなっている。7月31日終値は21円高の1633円で、PERは29.10倍と高めだが、信用倍率は約0.4倍の売り長。買い戻しもバネに、まずは次のフシ1800円ライン上抜けを目指す。

★中北製作所〈6496・大2〉

 中北製作所<6496>(大2)は自動調整弁のトップメーカー。舶用で遠隔操作装置まで一括製造する唯一のメーカーという。技術力だけでなく、11月中間末で利益剰余金135億0300万円、前期末で現金等11億2500万円と、財務面も良好。大口株主には、生保・損保・都銀・信託銀なども並んでおり、堅い。今期2009年5月期業績予想は、売上高250億円(前年比11.9%減)、営業利益21億円(同30.0%減)、経常利益22億円(同26.8%減)、純利益12億7000万円(同16.1%減)。

 チャートは3〜5月にかけて、300円台から5月18日につけた年初来高値837円まで上昇トレンドだった。以降は反落して調整局面となっているが、650円フシに当たり、反発のきざしが出ていると見たい。PERは10.16倍、PBRは0.76倍と割安となっている。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

posted by 田北知見 at 15:33 | 東京 ☁ | Comment(6) | TrackBack(0) | 日常→銘柄探し

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