2010年05月14日

ハイボールの流行から連想して「お酒」銘柄診断――銘柄ウォッチ

田北知見の銘柄ウオッチ 最近(といってもだいぶ前からだが)ハイボールが流行っているらしい。ウィスキーをソーダ水で割ったものだ。私はウィスキーはロックで飲む派なので、あまり興味がなかったのだが、先日、「スーパーハイボール」という飲み方があると知った。ジョニ黒などのブレンデッド・ウィスキーをふつうにソーダ水で割り、その上から、そのウィスキーの原酒のひとつ(たとえばタリスカーやラガヴリンなど)を垂らすという。

 ラガヴリンはスコットランドのアイラ島のウィスキーで、私は今うちにラフロイグを置いているくらい、アイラ・ウィスキーが好きなのだ。独特の風味がいい。タリスカーは、今回調べてみたところ、同じくスコットランドのスカイ島のもので、私は飲んだことがないのだが、これもかなり個性的な味わいのようだ。スカイ島については、昔、本で読んだことがあり、「いつか行ってみたい、でもムリだろうな」と思っていた場所のひとつだ。旅行に行けないなら、せめてウィスキーで気分だけでも楽しもうか、と思ったのだった。

 上記から連想して、「お酒」銘柄を診断してみた。

★サッポロホールディングス〈2501〉(東1)

 ビール・発泡酒3位のサッポロホールディングス<2501>(東1)を入れる。チャートは1月12日につけた年初来高値555円から反落し、一時持ち直しつつも、続落トレンドとなっていた。ただ、5月7日に年初来安値417円をつけてからは、反発のきざしが出ている。14日終値は18円安の432円。PERは約35.4倍、PBRは約1.4倍となっている。信用倍率は約0.6倍の売り長。買い戻しもバネに、まずは460円台奪回、さらに中期で500円フシまでの戻りを目指す。

★アサヒビール〈2502〉(東1)

 ビール類シェア2位のアサヒビール<2502>(東1)を入れる。チャートは4月12日につけた直近高値1811円から反落していた。しかし5月7日につけた年初来安値1577円以降は戻り足のトレンドとなっている。14日終値は7円安の1631円で、PERは約15.2倍、PBRは約1.3倍。信用倍率は約0.4倍の売り長となっているので、今後は買い戻しも入ってくると見たい。まずは25日・13週・26週移動平均線である1700円ライン奪回を目指す。

 過日のシティグループ証券のレーティングでは、「1H」(買い/高リスク)、目標株価2100円とされた。また、SMBCフレンド調査センターの7日付けレーティングでは、「中立」から「強気」(今後6ヵ月間の目標株価が現在の株価を10%以上、上まわると判断する)へ格上げされている。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。



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2010年05月07日

マンガ『へうげもの』から連想して、ガラス・土石セクター銘柄――銘柄ウォッチ

田北知見の銘柄ウオッチ 山田芳裕のマンガ『へうげもの』(HyougeMono)1〜10巻を一気読みした。山田氏のマンガは、1990年代にヤンサン(青年向けの週刊マンガ雑誌『ヤングサンデー』、現在は休刊)に『デカスロン』が連載されていた時から好きだった。ストーリーはもとより、絵のデフォルメが強烈だったり、効果音が変わっていたりするので、おもしろいのだ。

 『へうげもの』は、戦国時代を舞台に、古田織部を主人公としたマンガだ。山田氏の作品らしく、キャラクターはかなり個性的な造形となっており、ストーリーは史実に沿っているものの、独自の解釈がなされている。(以下、ネタバレ注意)

 たとえば、明智光秀が本能寺に滞在中の織田信長を討ったのは、千利休と羽柴秀吉がうまく光秀を焚きつけたから。それでも秀吉は光秀が信長を討てるかどうか不安で、当日は本能寺へ本人が行き、直接手を下して信長を斬っている。

 たとえば、徳川家康のブレーンとなった僧・天海は、光秀が山崎の戦で負けて敗走する際に、光秀を比叡山へ落ち延びさせるために付き添っていた延暦寺の僧だということになっている。光秀はその場で亡くなったが、僧は家康に助けられ、以降は家康のブレーンとして仕えた。光秀の首級として運ばれ、晒されたのは、他の者の首級だったという設定になっている。

 ところで、主役の古田織部は武将・大名ではあるが、むしろ茶人として、あるいは茶器製作などで名高い人物だ。そこから連想して、ガラス・土石セクターで銘柄を探してみた。

★日本板硝子〈5202〉(東1)

 住友系で英ピルキントン社も傘下にある、板ガラス世界トップシェア級の日本板硝子<5202>(東1)を入れる。2010年3月期連結業績予想は、売上高5900億円(前年比20.2%減)、営業損失210億円(前年は19億0800万円の利益計上)、経常損失380億円(同122億5900万円の損失計上)、純損失450億円(同283億9200万円の損失計上)。『会社四季報』には、2011年3月期は増収、営業損益黒字転換、経常・純損失幅縮小との予想値が出ている。

 チャートは2月8日につけた年初来安値221円から反発し、以降は上昇トレンドで来ていた。4月30日につけた年初来高値319円から反落し、地合いへのツレ安もあり、5月7日終値は20円安の276円となった。今後の地合いにもよるが、200円台央の押し目を拾い、300円ラインまでの戻りを待ってみる。太陽電池関連として、中期での買い材料もある。

★ノリタケカンパニーリミテド〈5331〉(東1)

 ノリタケカンパニーリミテド<5331>(東1)は高級食器メーカーのイメージが強いが、研削砥石、セラミック部品など工業用製品の割合がむしろ多い。2010年3月期連結業績予想は、売上高875億円(前年比22.6%減)、営業損失17億円(前年は8億0700万円の利益計上)、経常損失15億円(同11億7100万円の利益計上)、純損失45億円(同68億6100万円の損失計上)。前年比減収、営業・経常・純損失計上の見込みだが、期中に上方修正し、当初予想値よりも、減収幅、損失幅とも少なくなる予想となった。『会社四季報』には、2011年3月期は増収、営業・経常・純損益は黒字転換との予想値が出ている。

 チャートは昨年11月27日につけた直近安値216円を底に、上昇トレンドとなっていた。4月30日につけた年初来高値336円から反落し、地合いにツレて5月6日、同7日とも日足は陰線となっている。7日終値は18円安の298円。今後の地合いにもよるが、280円ラインの押し目を拾い、320円フシまでの戻りを目指してみる。信用倍率は約0.4倍の売り長となっており、買い戻しにも期待したい。リチウムイオン電池関連など、中期での買い材料もある。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

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2010年04月30日

花盛りで美しい…「藤」銘柄――銘柄ウォッチング

田北知見の銘柄ウオッチ 私がいま住んでいる街は、藤の花が有名らしい。花が紫色で、ぶどうの房のように垂れ下がる、蔓(つる)性の植物である、藤だ。駅前からまっすぐ伸びる通りの両側に沿って、藤棚が遠くのほうまで並んで設置され、紫色や白色など、シーズンには、たくさんの花が垂れ下がっている。今はちょうど盛りの時期なので、そこはかとなく良い香りも漂っている。私は今まで、そんなにたくさんの藤がいっせいに咲いたところを見たことがなかったので、見た目の美しさに圧倒されるとともに、藤の花が芳香を放つことも、初めて知った。

 藤は昔から観賞用の花として親しまれ、また、蔓の部分がカゴなどの日用品づくりに使われてきたせいか、「藤」の文字は、地名や人名にも多く使われている。近辺に藤が多かったことから命名されたのかもしれないし、あるいは、藤原氏にゆかりがあるのだろう。上場企業の社名を見ても、工藤、藤田、佐藤、安藤、伊藤、藤倉など、「藤」のつく銘柄は多い。優良銘柄を探してみた。

★伊藤園〈2593〉(東1)

 茶葉製品・緑茶飲料の最大手メーカー、伊藤園<2593>(東1)を入れる。2010年4月期連結業績予想は、売上高3355億円(前年比0.8%増)、営業利益120億円(同13.1%増)、経常利益110億円(同6.0%増)、純利益52億円(同9.1%増)と増収増益を見込んでいる。『会社四季報』には、2011年4月期も増収増益との予想値が出ている。

 チャートは3〜4月にかけてジリ高トレンドで来ていたが、権利落ち日あたりから小反落している。が、4月30日終値は13円高の1457円。PERは約25.6倍、PBRは約1.8倍となっている。信用倍率は0.3倍台の売り長となっており、買い戻しも期待できそうだ。また、5月6〜25日に予定している自社株買いも材料となるか。押し目小すくいの場面と見る。

★伊藤忠エネクス〈8133〉(東1)

 伊藤忠商事<8001>(東1)系の燃料商社で、石油やLPガスなどを扱っている、伊藤忠エネクス<8133>(東1)を入れる。筆頭株主は伊藤忠商事で、その他の大口株主には信託口や生保、損保、信託銀行、自社従業員持株会のほか、シナネン<8132>(東1)やジャパンエナジー(新日鉱ホールディングス<5016>(東1)傘下)などの優良企業が並んでいる。

 4月30日の後場中に発表した伊藤忠エネクスの2010年3月期連結決算は、売上高1兆0837億6000万円(前年比7.0%減)、営業利益60億9500万円(同38.3%減)、経常利益70億0500万円(同31.5%減)、純利益43億6000万円(同19.5%減)だった。2011年3月期連結業績予想は、売上高1兆1200億円(前年比3.3%増)、営業利益98億円(同60.8%増)、経常利益102億円(同45.6%増)、純利益38億円(同12.8%減)を見込んでいる。

 チャートは昨年12月15日につけた直近安値366円から反発し、以降は上昇トレンドで来ている。この1〜2ヶ月ほどは400円台後半でモミ合ってきた。4月30日終値は5円安の465円。PERは約16倍、PBRは約0.6倍と、とくに割高・過熱感は見当たらない。信用倍率は0.7倍の売り長となっており、買い戻しにも期待してみる。まずは500円フシが目標となりそうだ。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

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2010年04月23日

テレビの『ケンミン』番組から連想して、山口県銘柄診断――銘柄ウォッチ

田北知見の銘柄ウオッチ 日本テレビ系列の番組『秘密のケンミンSHOW』が好きで、たまに見ている。各都道府県のお国言葉や、地元限定の伝統や習慣や流行などを紹介するものだが、バラエティなので、あまり深刻にならず、楽しく見ることができる。しかし、4月15日と22日の放映では、私の出身地の山口県が取り上げられたので、かなり真剣に(笑)見てしまった。

 番組にはいくつかのコーナーがあるのだが、そのひとつに、「全国のあちこちに転勤する」というドラマ仕立てで、各都道府県の食べ物や地元のお店・企業などを紹介するコーナーがあり、そこで取り上げられたのだ。企業では、シマヤ(非上場、本社・山口県周南市)などが登場した。私としては、「山口県を代表する企業といえば、瀬戸内工業地帯に多く立地する化学系企業だろう」と思っていたのだが、この番組では、視聴者から身近に感じてもらうためか、おもに食べ物関係の企業が登場するようだ。

 シマヤは、だしの素やめんつゆなどが有名だが、番組で紹介された『金子みすゞの子守唄で寝かせた味噌』が、私としてはちょっと食べてみたいなと思った。山口県長門市出身の詩人・金子みすゞの詩をメロディーに乗せた同社オリジナルの子守唄を、熟成中の味噌に聴かせたものだそうだ。以前、「クラシック音楽を聴かせてつくった焼酎」を飲んだことがあるが、この味噌も、なんだか、まろやかでおいしそうな気がする。

 上記から連想して、山口県銘柄を診断してみた。

★宇部興産〈4208〉(東1)

 山口県宇部市に本社がある、宇部興産<4208>(東1)を入れる。2010年3月期連結業績予想は、売上高5520億円(前年比19.4%減)、営業利益250億円(同19.8%減)、経常利益145億円(同28.9%減)、純利益70億円(同40.0%減)と減収減益を見込んでいるが、『会社四季報』には、2011年3月期は増収増益との予想値が出ている。会社側の決算発表は5月11日を予定しているという。

 チャートは昨年11月20日につけた直近安値201円から反発し、以降は下値抵抗線を切り上げてきている。4月23日終値は1円安の242円。まずは1月8日につけた年初来高値268円ラインの上抜けを目指す。19日付けのゴールドマン・サックス証券のレーティングでは、投資判断「Buy」(買い)継続、目標株価は310円とされている。

★トクヤマ〈4043〉(東1)

 山口県周南市に本社がある、トクヤマ<4043>(東1)を入れる。2010年3月期連結業績予想は、売上高2700億円(前年比10.3%減)、営業利益150億円(同34.0%減)、経常利益125億円(同38.6%減)、純利益70億円(前年は55億9700万円の損失計上)。『会社四季報』には、2011年3月期は増収増益との予想値が出ている。会社側の決算発表は5月12日を予定しているという。

 チャートは2月16日につけた年初来安値457円で底を打ったようだ。以降はジリ高トレンドとなっている。4月23日終値は6円高の533円。まずは1月14日につけた571円ライン上抜けを目指す。少し古くて恐縮だが、4月6日付けのクレディ・スイス証券のレーティングでは、投資判断「オーバーウェイト」(強気)継続、目標株価は600円とされている。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

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2010年04月16日

『人妻の経済学』から連想した銘柄――銘柄ウォッチング

田北知見の銘柄ウオッチ 門倉貴史氏の著書『人妻の経済学』を読んだ。門倉氏は、人妻の消費マーケットは約125兆2490億円であると試算。人妻の消費力や投資力、節約の功罪、労働力などについて分析、説明し、さらには、人妻と不倫の経済学、性風俗と人妻の経済学についても言及されている。

 ところで、「主婦」ではなく「人妻」としたのは、人妻は、一例として「ベッドタウンに居住しながら都心に立地する大企業に勤める人」などをイメージしており、主婦は、地元のスーパーなどでパートタイマーをし、美容・ファッション関係の消費が少ないという、地元地域密着型の仕事スタイル・消費スタイルの既婚女性のイメージなのだそうだ。

 データなどをもとに、今の時代の動きをとらえておられて、楽しく勉強させていただいた。

 というわけで、同書から連想した銘柄。

★パナソニック電工〈6991〉(東1)

 同書には、人妻の購買力を取り込んだ分野のひとつに、美容関係の製品・サービスを挙げられている。その一例として、パナソニック<6752>(東1)の『ナイトスチーマー ナノケア』が挙げられていることから連想して、パナソニック電工<6991>(東1)を入れる。2010年3月期連結業績予想は、売上高1兆4500億円(前年比9.3%減)、営業利益320億円(同0.5%増)、経常利益320億円(同2.3%増)、純利益70億円(前年は138億4500万円の損失計上)。『会社四季報』には、2011年3月期は増収増益との予想値が出ている。

 チャートは中期上昇トレンドの高値圏。4月6日に年初来高値1245円をつけて以降は調整局面にある。16日終値は19円安の1186円。9日の三菱UFJ証券のレーティングでは目標株価1190円とされており、達成感が出ているようだ。信用倍率は0.3倍台の売り長。目先はカラ売り銘柄の様相となっている。

★マースエンジニアリング〈6419〉(東1)

 同書で、人妻の消費力の取り込みを狙っている産業のひとつとして、パチンコ業界が挙げられていることからの連想で、パチンコ店向け機器の開発・製造・販売を行なっているマースエンジニアリング<6419>(東1)を入れる。2010年3月期連結業績予想は、売上高318億1900万円(前年比10.1%増)、営業利益78億3800万円(同5.9%増)、経常利益79億5300万円(同4.7%増)、純利益47億0300万円(同8.9%増)と増収増益を見込んでいる。『会社四季報』には、2011年3月期は微増収微増益の予想値が出ている。

 チャートは昨年9月の3000円台央から反落し、続落トレンドで来ていたが、2月12日につけた年初来安値1669円で底を打ったようだ。以降はジリ高傾向となっている。が、まだまだ底値圏にあり、買い時と見る。16日終値1883円でPERは約8.7倍、PBRは約0.9倍と割安水準となっている。まずは2100円ラインまでの戻りで、2月1日と2日のマド埋めを目指す。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

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2010年04月09日

おいしい懐石料理から連想して、水産銘柄診断――銘柄ウォッチ

田北知見の銘柄ウオッチ 過日、懐石料理を食べに行った。といっても、百貨店内にあるお店で、敷居が高くないので1人でもフラッと入れるようなお店だ。月替わりでコースの内容が変わるため、時々行っているのだ。今月は、焼物の「あわびと筍の石焼」がお目当てだった。タテヨコ10〜20センチくらい、厚さ数センチくらいの黒い石(に見えるが、もしかしたらセラミックか何かかもしれない)を火で熱し、上にあわびや筍を載せて焼いて食べるものだった。やわらかくて、おいしかった。

 それ以外の料理は、海老しんじょうとか、鯛などの刺身、ふかひれと湯葉の鉢物など、海産物が多かった。私は海産物が好きなので、これで京都・伏見の冷酒を飲むと、幸せである。日本料理は、見た目が繊細で美しく、季節感なども楽しめるとよく言われるが(フレンチなど、他の料理でもそういうものはあるのだろうが)、そのとおりだなあと思う。また、海に囲まれた島国で、おいしい魚介類を食べられるのは(養殖や輸入物が増えているとはいえ)、幸せなことだと思った。

 ということから連想して、水産銘柄を診断してみた。

★日本水産〈1332〉(東1)

 養殖から加工、販売まで、水産品事業を行なっている日本水産<1332>(東1)を入れる。2010年3月期連結業績予想は、売上高4800億円(前年比5.0%減)、営業利益85億円(同169.3%増)、経常利益70億円(前年は12億2000万円の損失計上)、純利益20億円(同162億3900万円の損失計上)。『会社四季報』には、2011年3月期は営業・経常・純利益とも増益との予想値が出ている。

 チャートは昨年12月1日につけた直近安値240円を底に、反発。上下波動をえがきながらも、下値抵抗線を切り上げてきている。9日終値273円でPERは約45倍と高め。260円台央の押し目を待って拾い、280円フシ上抜けを目指してみる。信用売り残が増えており、買い戻しも期待できそうだ。

★マルハニチロホールディングス〈1334〉(東1)

 水産最大手のマルハニチロホールディングス<1334>(東1)を入れる。2010年3月期連結業績予想は、売上高8500億円(前年比5.3%減)、営業利益130億円(同16.3%減)、経常利益90億円(同11.4%増)、純利益35億円(前年は62億8200万円の損失計上)。『会社四季報』には、2011年3月期は営業・経常・純利益とも増益との予想値が出ている。

 チャートは2月8日につけた年初来安値118円から反発し、上昇トレンドとなっている。9日終値136円でPERは約22倍、PBRは約1.2倍。信用買い残が増えており、利益確定による調整が入ると見る。130円ラインの押し目を待って拾い、140円ラインを目指してみる。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

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2010年04月02日

桜から連想して、社名に「花」がつく銘柄を診断――銘柄ウォッチ

田北知見の銘柄ウオッチ 東京・上野の東京都美術館で4日まで開催の『ボルゲーゼ美術館展』へ行って来た。イタリアのローマにあるボルゲーゼ美術館から、ラファエロやカラヴァッジョ、ボッティチェリ、ベルニーニなどの絵画・彫刻 約50点が来日、展示された。

 ボルゲーゼ美術館は、代々、枢機卿などを輩出した名門ボルゲーゼ家の別荘とコレクションが基になった美術館だ。私は数年前にイタリアへ旅行した時、この美術館へ行ったことがある。周囲はボルゲーゼ公園となっていて、美術館自体の建物も壮麗で、「わ〜、ヨーロッパらしい雰囲気…」と、感嘆したことを憶えている。

 私は今回、同展へは、カラヴァッジョの作品がお目当てで行った。カラヴァッジョ(1571〜1610年)はイタリアの画家で、日本でも元々人気だが、今年は没後400年にあたるということで、伝記映画が公開されたり、いろいろなツアー企画が出たりしているようだ。同展での展示は1点しかなくて、ちょっとガッカリしたのだが、今後機会があれば、もっと作品を見てみたいと思った。

 ところで、現在、上野公園では桜が花ざかりのようで、私も美術館の行き帰りに見て楽しんだ。…ということから連想し、社名に「花」がつく銘柄の診断をしてみる。

★花王〈4452〉(東1)

 トイレタリー1位、化粧品2位のメーカー、花王<4452>(東1)を入れる。2010年3月期連結業績予想は、売上高1兆1850億円(前年比7.2%減)、営業利益890億円(同8.1%減)、経常利益880億円(同7.0%減)、純利益410億円(同36.4%減)。4月26日に決算発表を予定しているという。

 チャートはこの5ヵ月ほど、2000円ラインから2400円ラインへと、上昇トレンドで来ている。2日終値は38円安の2382円で、PERは約31倍と高め。2400円フシにあたり、いったん調整場面となっているようだ。ただ、信用倍率は約0.2倍と大幅な売り長になっているので、調整後は買い戻しも入ってくると見たい。2200円ラインの押し目小すくいか。

★ビューティ花壇〈3041〉(東マ)

 葬儀会社向けの生花祭壇事業、小売店等への生花卸売り事業を行なっている、ビューティ花壇<3041>(東マ)を入れる。今期2010年6月期連結業績予想は、売上高40億円(前年比7.4%増)、営業利益2億3000万円(同277.0%増)、経常利益2億4000万円(同269.2%増)、純利益1億円(前年は1500万円の損失計上)と、前年比増収、営業・経常大幅増益、純損益は黒字転換を見込んでいる。『会社四季報』には、次期2011年6月期は増収増益との予想値が出ている。

 チャートはこの3ヵ月ほど、2万円台後半から4万円ラインへと、6月30日までの予定で実施している自社株買いなども背景に、上昇トレンドとなっている。3万円台央の押し目を待って拾うのも一手か。2日終値は300円高の4万0600円で、PERは約10.2倍と割安。単位1株の売買しやすさも魅力だ。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

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2010年03月26日

ABCミステリーから連想して、アルファベット銘柄――銘柄ウォッチ

田北知見の銘柄ウオッチ スー・グラフトン著(嵯峨静江 訳)のミステリー『悪意のM』を再読した。この小説は、女性探偵キンジー・ミルホーンを主役に、『アリバイのA』、『泥棒のB』、『死体のC』…と、題名がABC順になっている、ミステリーの長編シリーズの1作だ。シリーズ最初の作品は1980年代に上梓されたもので、女性探偵小説の嚆矢のひとつとされている。

 現在、日本では『ロマンスのR』までが翻訳出版されているようで、私もここまでは読んだ。ウィキ情報によると、本国アメリカでは『U Is for Undertow』(直訳すると、『引き波(逆流)のU』)まで出ているようだ。私はこのシリーズが好きで『R』まですべて読んでいるが、この『悪意のM』と『無法のL』が印象深い。『L』は実際、本国での出版当時、全米ベストセラー第1位となったようで、評価されている1冊らしい。

 上記の文とは関係ないのだが、ABCミステリーシリーズから連想して、社名にアルファベットがつく銘柄のなかから、優良株を探してみた。

★KDDI〈9433〉(東1)

 携帯電話『au』事業を中心に、固定電話やネットなどの情報通信事業も行なっているKDDI<9433>(東1)を入れる。2010年3月期連結業績予想は、売上高3兆4800億円(前年比0.5%減)、営業利益4700億円(同6.0%増)、経常利益4500億円(同2.2%増)、純利益2250億円(同1.0%増)と、期中に一部下方修正したものの、前年比増益は確保するとの予想値。下方修正の理由は、固定通信事業の低稼働設備の集約・撤去等に伴う事業構造改革費用、減損損失等として特別損失を見込んでいるためという。

 チャートはこの1ヵ月ほど、上値48万円ライン、下値47万円ラインでモミ合っている。そろそろ上放れといきたいところだ。3月26日終値は5000円高の47万6500円。PERは約9.5倍と割安になっている。まずは次のフシであり、13週・26週移動平均線の49万円ラインが目標か。単位1株の売買しやすさも魅力だ。

★UKCホールディングス〈3156〉(東1)

 ソニー製の半導体・電子部品の専門商社、ユーエスシーと共信テクノソニックが経営統合し、共同持株会社を設立して昨年10月に上場したUKCホールディングス<3156>(東1)を入れる。同社の2010年3月期連結業績予想は、売上高2100億円(2009年3月期の共信テクノソニックとユーエスシーの実績を単純合算した売上高は29億1037億円、単純比較で27.8%減)、営業利益23億円(同営業利益45億4100万円、同49.4%減)、経常利益18億円(同経常利益28億3500万円、同36.5%減)、純利益55億円(同純利益6億6300万円、同約8.3倍)。『会社四季報』には、2011年3月期は売上高、営業・経常利益は前年予想値比増収増益、純利益は同減益との予想値が出ている。

 チャートは昨年12月15日につけた「上場来安値」950円から反発し、以降は凸凹しながらも、上値ライン、下値抵抗線とも上昇トレンドとなっている。3月26日終値は35円高の1280円。PERは約3.4倍と割安。1200円ラインの押し目を待って拾い、1300円ライン上抜けを目指すのも一手か。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

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2010年03月19日

春先の風邪から連想して、医薬品銘柄――銘柄ウォッチング

田北知見の銘柄ウオッチ 風邪を引いたらしい。「らしい」というのは、しばらく(1〜2日くらい)気がつかなかったからだ。鼻水と咳が出て、頭痛がして体の節々が痛いのは、花粉症のせいだと思っていたのだ(花粉症による鼻水も含まれているとは思うが)。なんか体がみょうに熱かったり、かと思えばゾクゾクと寒気がするのは、「春先は、あったかい時と寒い時が交互に来るからなあ」と思い込んでいたのだった。

 ここのところずっと、パソコンの調子も悪いし、せっかく春が来て陽気の良い日も増えてきたのに、ちょっと凹みがちだ。われながらトホホな状態になっている。…「風邪」「花粉症」から連想して、医薬品銘柄。

★アステラス製薬〈4503〉(東1)

 医薬品の国内2位メーカー、アステラス製薬<4503>(東1)を入れる。今期2010年3月期連結業績予想は、売上高9760億円(前年比1.1%増)、営業利益2000億円(同20.1%減)、経常利益2005億円(同26.1%減)、純利益1250億円(同26.9%減)。2009年12月末で利益剰余金8889億0600万円、有利子負債ゼロ、前期末で現金等4088億円と、財務面は堅い。

 チャートは2月10日につけた直近安値3220円から反発し、以降は凸凹しているが、上昇トレンドにあると見たい。19日終値は10円高の3375円。3300円台央の押し目を拾い、3500円ライン奪回を目指す。PERは約13倍と、割安水準となっている。また、信用倍率は約0.7倍の売り長で、買い戻しにも期待してみる。12日付けのモルガン・スタンレー証券のレーティングでは、投資判断「オーバーウェイト」(強気)継続、目標株価3900円とされている。

★参天製薬〈4536〉(主市場:大証1部)

 医家向け目薬の首位メーカー、参天製薬<4536>(大1)を入れる。今期2010年3月期連結業績予想は、売上高1135億円(前年比11.7%増)、営業利益290億円(同87.2%増)、経常利益290億円(同82.0%増)、純利益180億円(同77.8%増)。2009年12月末で利益剰余金1305億7000万円、有利子負債7億6500万円、2009年3月期末で現金等459億円と、財務面も良好だ。

 チャートはこの4〜5ヵ月、上値3000円ライン、下値2700円ラインの三角保ち合いを形成しているように見える。上放れで、まずは3000円ラインを目指す。19日終値は41円高の2915円。PERは約14倍となっている。今月初めにシティグループ証券が出した株価格付では、投資判断「1M」(買い・中リスク)、目標株価3500円据え置きとされており、12日付けのモルガン・スタンレー証券のレーティングでは、投資判断「オーバーウェイト」(強気)継続、目標株価3600円とされている。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

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2010年03月12日

「時代は癒しを求めている」からの連想で、「山」銘柄――銘柄ウォッチ

田北知見の銘柄ウオッチ 先日、美容院へ行ったところ、担当してくれたのは20代後半くらいの男性美容師さん、サブでついてくれたのは20代前半くらいの女性インターンさんだった。私はいつも、髪をやってもらいながら、お店の雑誌を読むことが多く、その日もそうしていた。

 その時見ていたのは女性雑誌で、「癒し」「パワースポット」をテーマに、全国の山や神社仏閣などを紹介している特集だった。すると、男性美容師さんがそのページを見て、「僕も旅行とか歴史が好きで、京都とか何度も行ってるんですよ。仏像とか見てると、癒されますよね」と言うではないか。私は仰天した。若い男性で、しかも美容師さんが? 私のイメージでは、「僕はファッションが好きで、渋谷とか原宿とかしょっちゅう行ってるんですよ。きれいな女性とか見てると、楽しいですよね」みたいな感じ。こう決めつけるのは、失礼かもしれないが…(笑)。

 そして、さらに仰天したのは、女性インターンさんも、「あっ、私もそういうの好きです〜。山とか眺めてると、癒されますよね!」と、ふつうに言ったことだ。私から見ると、20代の人が「癒し」を求めているのは、なんだか、そぐわない気がする。もちろんその場では、「ああ、そうなんですか〜」と話を合わせたが…。彼ら・彼女らくらいの世代のかたは、物心ついた時から不況で、就職が困難、難関をくぐりり抜けて就職できても激務が待っている、という人が多く、若くても「癒し」を求めてしまうのかもしれないなあ。と思ったのだった。

 というわけで、上記の文とはあまり関係なく(なんなんだ?)、社名に「山」のつく銘柄で、優良株を探してみた。

★山陽特殊製鋼〈5481〉(東1)

 新日鉄系の特殊鋼専業メーカー、山陽特殊製鋼<5481>(東1)を入れる。今期2010年3月期連結業績予想は、期中に下方修正し、売上高940億円(前年比42.2%減)、営業損失50億円(前年は52億4800万円の利益計上)、経常損失50億円(同47億9900万円の利益計上)、純損失40億円(同10億2200万円の損失計上)。需要回復の遅れ、原料価格の上昇、円安傾向による輸出への影響、棚卸資産評価損の戻入が当初予想を下回る可能性があること等を勘案しているという。

 チャートは1月28日につけた直近安値323円から反発し、以降は凸凹しながらも下値抵抗線は切り上げてきている。12日終値は2円安の374円。まずは前の高値385円ライン上抜けを目指す。信用倍率は約0.8倍の売り長となっており、買い戻しにも期待してみる。また、風力発電の軸受け用鋼材なども手がけており、環境方面からの買い材料もある。

★住友金属鉱山〈5713〉(東1)

 非鉄金属・電子材料、資源開発・精錬事業を行なっている住友金属鉱山<5713>(東1)を入れる。2010年3月期連結業績予想は、期中に上方修正し、売上高7070億円(前年比10.9%減)、営業利益550億円(同422.1%増)、経常利益750億円(同130.3%増)、純利益460億円(同109.3%増)とした。銅・ニッケルなどの非鉄金属価格の持ち直しによる資源・金属事業の好転、エレクトロニクス材料需要の回復による電子・機能性材料事業の業績好転を見込んだという。業界では、修正額から、さらに上ブレするとの予想も出ている。

 チャートは2月8日につけた直近安値1186円から反発し、以降は上昇トレンドで来ている。12日終値は4円安の1342円。ここ数日は1300円台央でのモミ合い傾向になっており、信用買い残も増えている。1300円ラインあたりの調整場面を待って拾い、次のフシ1400円ライン奪回を目指してみる。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

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2010年03月05日

自動車銘柄診断をしてみた。――銘柄ウォッチ

田北知見の銘柄ウオッチ 先日、家人が自動車ディーラーをひやかしに行ってきた。そんなにしょっちゅう買うものではないのだが、時々、新製品を見に行くのが趣味(?)らしい。持ち帰ったのは、日産『フーガ』のカタログ。私はクルマに興味がなく不勉強なので、そのカタログが、絵本か写真集のように製本してあり、表紙の紙がブ厚く、中のページにも良質な光沢紙が使われ、写真も美しく鮮やか、コピー文も立派なので、驚いたのだった。

 そういえば、雑誌の広告や、テレビのコマーシャルなど、広告宣伝関係で、自動車関係のものは、やはり多いし品質の高い物が多い気がする。広告業界にとって、自動車会社は、巨額を使ってくれる上得意のクライアントなのだなあ、と改めて思った。自動車業界があまり良くないと、部品や関連部材、流通など、多くの業界に悪影響を及ぼすとは、よく指摘されることだが、広告業界も、そのひとつなのだと実感したのだった。

 何かと話題の自動車銘柄。リコール問題の収拾にはまだ少し時間がかかりそうだが、とりあえず銘柄診断してみた。

★日産自動車〈7201〉(東1)

 リコール問題もあり、ここ数日は700円ライン前後でモミ合いが続いている日産自動車<7201>(東1)。5日終値は6円高の700円ちょうど。同日は地合いが良かった面もありそうだ。同社株については、もうしばらく様子見が無難か。中期チャートでは、昨年2月9日につけた年初来安値261円を底に反発し、以降は凸凹しながらも上値ライン・下値抵抗線とも切り上げてきており、目先の「天井」感が出ている。600円ラインの押し目を待って拾い、中期で800円ラインまでの戻りを目指してみる。

★トヨタ自動車〈7203〉(東1)

 こちらもリコール問題が話題のトヨタ自動車<7203>(東1)。5日終値は20円高の3395円となっている。チャートはこの1ヵ月ほど、安値圏の3300〜3400円ラインの間でモミ合っている。現在の3400円ラインはひとつのフシであり、信用買い残も増加傾向にあるので、目先、調整局面か。中期チャートを見ると3000円台前半は底値圏なので、押し目小すくいも一手かもしれない。中期で3600円ライン奪回を目指してみる。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

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2010年02月26日

マンガ『しろくまカフェ』から連想した銘柄――銘柄ウォッチ

田北知見の銘柄ウオッチ ヒガ アロハ(作者名)のマンガ『しろくまカフェ』と、その続巻『しろくまカフェ いちご味』を読んだ。キャラクターは白熊やパンダやペンギンなどの動物で、絵柄はリアル。しかし、人間のようにしゃべったり行動するという設定のマンガだ。主人公の白熊が経営しているカフェを中心舞台に、常連客のパンダやペンギンや、友人のグリズリー(灰色熊)などが、いろいろなことを話したり、一緒におでかけしたりする。

 とくにストーリーはなく、言ってみれば「日常 脱力系 ギャグマンガ」という感じだろうか。でも、そのユルさが癒される。絵柄などは異なるが、同じタイプの作品として、ほし よりこ(作者名)のマンガ『きょうの猫村さん』などがあり、人気を博している(私も好きだ)。現代人の多くは、「まったり」や「癒し」を求めており、それに対応した作品がウケているのかもしれない。

 しろくまカフェから連想して、「カフェ」銘柄の銘柄診断をしてみた。

★サンマルクホールディングス〈3395〉(東1)

 『サンマルクカフェ』などを直営とフランチャイズで展開する、サンマルクホールディングス<3395>(東1)を入れる。今期2010年3月期連結業績予想は、売上高375億4400万円(前年比2.8%増)、営業利益60億4900万円(同0.4%減)、経常利益61億円(同0.1%増)、純利益32億円(同0.2%増)。『会社四季報』には、次期2011年3月期は微増収微増益との予想値が出ている。

 チャートは昨年12月22日につけた直近安値2485円から反発。ここ半月ほどは、3000円フシを試す展開となっている。2800円台の押し目を待って拾うのが無難か。26日終値2975円でPERは約10.6倍と割安水準となっている。

★ドトール・日レスホールディングス〈3087〉(東1)

 低価格カフェの『ドトール』や、高級路線の『エクセルシオールカフェ』などを展開する、ドトール・日レスホールディングス<3087>(東1)を入れる。今期2010年2月期連結業績予想は、期中に下方修正して、売上高1003億3000万円(前年比3.5%減)、営業利益88億9000万円(同5.7%減)、経常利益93億2800万円(同5.3%減)、純利益42億4400万円(同5.1%増)と、増収増益予想から一転、純利益以外は減収減益の見込みとなっている。個人消費の急落、外食を控える傾向が想定以上だったためという。ただ、1月28日付けの東洋経済オンラインサイトの『四季報速報』には、次期2011年2月期はやや持ち直すとの暫定予想が出ている。

 チャートは昨年9月10日につけた1463円から反落し、以降は続落トレンドで来ている。2月24日と25日には年初来安値1111円をつけた。26日終値は10円高の1136円と、持ち直しのきざしも見えている。ただ、信用買い残が大幅に増えており、上値の重しとなりそうだ。PERは約13.6倍、PBRは約0.7倍となっている。まずは次のフシであり13週移動平均線でもある、1200円ライン奪回を目指す。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

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2010年02月19日

フレンチレストランのポーションから連想して、食料品銘柄――ウォッチ

田北知見の銘柄ウオッチ 先日、フレンチレストランでランチをいただいた。百貨店内のお店なので、フランス料理といっても、気張らなくて済むため、時々行っているのだが、最近、メニュー構成が変わった。コースメニューは以前は3つあったのだが、いちばん高いコースがなくなり、2コースになったのだ。松竹梅でいうと、「松」のコースがメニューから消えた。そして、「竹」のコースが少し高くなり、でも、以前の「竹」よりも内容(皿数)が充実している。ただ、品数は増えたものの、ポーション(盛り)は少なめになった。

 私は最近、年齢のせいか(笑)、量が食べられなくなっているので、少量多品種?となったのは歓迎すべきところなのだが、ちょっと寂しい気もする。他のお客さんを見ていると、女性客が多いせいか、「梅(に該当するコース)でいいです、そんなにたくさんは食べれないもの」と注文している人が多い。腹八分目で美容にもお財布にもやさしいコース構成。不況でもあることだし。ということなのかもしれない。

 レストランから連想して、「食料品」セクターで優良銘柄を探してみた。

★昭和産業〈2004〉(東1)

 製粉業を中心に、油脂、食品、飼料などの事業を行なっている、昭和産業<2004>(東1)を入れる。今期2010年3月期連結業績予想は、売上高2090億円(前年比13.1%減)、営業利益94億円(同10.7%増)、経常利益85億円(同16.0%増)、純利益39億円(同46.1%増)と減収だが2ケタ増益を見込んでいる。『会社四季報』には、会社側予想値より一部、上ブレするとの予想値が出ており、次期2011年3月期はさらに増収増益との予想値が出ている。

 大口株主には伊藤忠商事、双日、三井物産などの大手商社や、損保、地銀なども並んでおり、堅い。チャートはこの1ヵ月ほど、高値圏300円台からの反落局面となっている。が、280円フシにあたり、反発のきざし。300円ライン奪回といきたい。現在の株価でPERは約13倍、PBRは約1倍となっている。

★コカ・コーラウエストジャパン〈2579〉(東1)

 近畿・九州などの西日本エリアをカバーするコカコーラ・ボトラーである、コカ・コーラウエストジャパン<2579>(東1)を入れる。今期2010年12月期連結業績予想は、売上高3693億円(前年比0.1%減)、営業利益70億円(前年実績の約3.1倍)、経常利益66億円(同3.2倍)、純利益36億円(前年は75億9400万円の損失計上)と、営業・経常大幅増益、純損益黒字転換を見込んでいる。

 チャートは中期続落トレンドで来ている。底値1460円ラインにあたり、そろそろ反発のタイミングと見たい。信用売り残が増えており、買い戻しにも期待がかかる。今期配当金は6月中間・12月通期末それぞれ20円の、年間計40円予想。現在の株価で年間利回り約2.7%の計算となる。また、株主優待は半期に一度、「100株で株主優待ポイントを30ポイント(1ポイント60円相当)贈呈」など。ポイントはコカコーラ社製品詰め合わせなどに使える。年間3600円相当で利回り換算すると、約2.4%の計算となる。底値拾いで配当取りも一手か。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

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2010年02月12日

インド式エステから連想して、「油」銘柄――銘柄ウォッチ

田北知見の銘柄ウオッチ 先日、「インド式エステ」なるものを受けてきた。エステティックサロン自体は、業界大手の日本企業なのだが、メニューが、インド式やバリ式、ハワイアン、スイス式などいろいろ取り揃えられているのだ。私が受けたのは、エステティシャンが2人がかりでオイルを使ってマッサージしてくれるコースで、なかなか快適だった。

 オプションのメニューで、「シロダーラ」というのも受けてみた。仰向けになり、上から、温めたゴマ油(といっても、ニオイはあまりキツくない)を、ひたいに垂らすというもの。昔、テレビのインド旅行番組で見たことがあり、いつか一度やってみたいと思っていたのだ。

 ひたすら油を垂らしていくので、最後には、頭と髪全体が、油にひたされたようになった。施術後に軽くシャンプーをしたのだが、あまり油分が落ちず、髪がしっとり濡れたような状態のまま、電車に乗って帰宅した。家でシャンプーをしたらだいぶ落ちたが、なんだか不思議な体験だった。

 というわけで、上記の文から連想し、「油」をキーワードに優良銘柄を探してみた。

★日清オイリオグループ〈2602〉(東1)

 食用油の日清オイリオグループ<2602>(東1)を入れる。家庭用食用油ではシェアトップで、業務用食用油、介護食品・健康食品なども手がけている。今期2010年3月期連結業績予想は、売上高3190億円(前年比5.6%減)、営業利益123億円(同48.7%増)、経常利益110億円(同36.7%増)、純利益51億円(同66.4%増)と減収だが2ケタ増益を見込んでいる。

 チャートは1月15日につけた直近高値507円からの反落局面。12日終値は2円安の451円となっている。440円フシにあたり、そろそろリバウンドといきたいところだ。PERは約15倍、PBRは約0.7倍と割安水準。信用倍率は約0.9倍の売り長となっている。まずは480円フシ奪回を目指す。

★コスモ石油〈5007〉(東1)

 石油元売のコスモ石油<5007>(東1)を入れる。今期2010年3月期連結業績予想は、売上高2兆6000億円(前年比24.2%減)、営業利益580億円(前年は1070億0500万円の損失計上)、経常利益610億円(同1250億0400万円の損失計上)、純利益200億円(同924億2900万円の損失計上)と、減収だが黒字転換を見込んでいる。

 チャートは昨年12月10日と11日につけた年初来安値181円から反発し、以降は凸凹しながらも、下値抵抗線を切り上げてきている。12日終値は2円安の204円。まずは220円フシ上抜けを目指す。また、今期末(通期)配当金は8円予想。現在の株価で、利回り約3.9%の計算となる。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

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2010年02月05日

柴田是真展へ行って来た。「三井銘柄」――銘柄ウォッチ

田北知見の銘柄ウオッチ 東京・日本橋室町の三井記念美術館で7日まで開催の『柴田是真(しばた・ぜしん)の漆×絵』展へ行った。柴田是真(1807〜1891)は幕末から明治時代に活躍した漆芸家・画家。同展は、米テキサス州サンアントニオ在住の、キャサリンとトーマスのエドソン夫妻のコレクションを中心に展示された。

 私の印象に残ったのは、黒い漆塗りに、刷毛目で青海波(せいがいは=波の模様)がつけられた品々だ。こまかい波目が美しく、しかも光の加減でつやつやと光って見えたりする。また、細工物の印籠もおもしろかった。印籠の上部に、1センチくらいの蠅(これがまたリアルなできばえ)が止まっているように見えて、しかもその蠅を動かすと、印籠が開くしくみになっているらしい。やはり日本人の細工物はすごいと思った。

 ところで私は今回、初めて三井記念美術館へ行ったので、会場の一角で、同美術館について、三井家の歴史とともに紹介するビデオが上映されているのを見た。三井家初代は三井高利(みつい・たかとし=1622〜1694)というかただそうで、「高利」とは、なんと、ビジネスマン(商人)に良いお名前だなあ、と思ったのだった。

 三井系で優良銘柄を探してみた。

★三井不動産〈8801〉(東1)

 賃貸、分譲、仲介、コンサルティング、管理受託など、総合不動産事業を行なっている三井不動産<8801>(東1)を入れる。今期2010年3月期連結業績予想は、売上高1兆4100億円(前年比0.6%減)、営業利益1200億円(同30.0%減)、経常利益930億円(同36.3%減)、純利益500億円(同40.2%減)と減収減益を見込んでいる。が、『会社四季報』には、次期2011年3月期は、やや上向くとの予想値が出ている。

 チャートはこの1ヵ月ほど、1700円ラインからの反落局面となっている。5日終値は78円安の1461円。1400円ラインはひとつのフシなので、そろそろ反発のタイミングと見たい。信用倍率は約0.7倍の売り長でもあり、買い戻しが入ってくることも期待できそうだ。ゴールドマン・サックス証券の5日付けレーティングでは、投資判断「ニュートラル」(中立)継続だが、目標株価は1770円から1800円へ引き上げられている。地合いにもよるが、まずは1700円ライン奪回が目標となりそうだ。

★商船三井〈9104〉(東1)

 タンカー、LNG船は世界一という、商船三井<9104>(東1)を入れる。今期2010年3月期連結業績予想は、売上高1兆3500億円(前年比27.6%減)、営業利益130億円(同93.4%減)、経常利益1300億円(同93.6%減)、純利益50億円(同96.1%減)と減収減益を見込んでいる。しかし、東洋経済オンラインの4日付け『四季報速報』では、今期・来期ともに予想値が上方修正されており、業績面には、やや明るさが見えてきたようだ。

 チャートは1月19日につけた直近高値632円からの反落局面。5日終値は25円安の540円となっている。地合いにもよるが、そろそろ反発のタイミングと見たい。SMBCフレンド調査センターの4日付けレーティングでは、「強気」(今後6ヵ月間の目標株価が現在の株価を10以上、上まわると判断する)とされている。まずは600円台回復を目指す。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

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2010年01月29日

やはり中長期で注目材料の、リチウム関連材料――銘柄ウォッチ

田北知見の銘柄ウオッチ 少し古い話で恐縮だが、去る1月20日の朝、寝起きでボーッとしていた耳に、NHKニュースが「豊田通商<8015>(東1)がアルゼンチンでリチウム資源開発の権益を取得。政府(経済産業省、石油天然ガス金属鉱物資源機構(JOGMEC))も後押し」と伝えてきた。私はちょっとだけ目が覚めて、そのへんにあったメモ紙に、慌てて書き取った。「これはネタになる」と思ったので。

 その日の豊田通商は高値スタートで、一時1617円まで買われ、年初来高値を更新した。やはり、ハイブリッド・電気自動車関連、電池関連、資源関連の材料は、中長期で買い材料となり、注目される分野なのだなあと実感したのだった。

 豊田通商の株価はその後、収束している。同社と、同じくリチウムイオン電池関連のジーエス・ユアサ コーポレーション<6674>(東1)の銘柄診断をしてみた。

★豊田通商〈8015〉(東1)

 トヨタ系の商社。筆頭株主はトヨタ自動車で、ほかの大口株主には豊田自動織機や、都銀・損保・生保、信託口などが並んでおり、堅い。今期2010年3月期連結業績予想は、売上高5兆円(前年比20.5%減)、営業利益510億円(同44.0%減)、経常利益540億円(同45.1%減)、純利益230億円(同42.8%減)と減収減益だが、『会社四季報』には、次期2011年3月期は増収増益との予想値が出ている。

 チャートは20日につけた年初来高値1617円から反落し、以降は続落トレンドとなっている。29日終値は36円安の1382円。信用買い残も増えており、もうしばらくジリ安トレンドが続きそうだ。1300円台前半までの押し目を待ってみる。PERは約21.3倍、PBRは約0.9倍。

★ジーエス・ユアサ コーポレーション〈6674〉(東1)

 自動車用鉛蓄電池で世界3位のメーカー。リチウムイオン電池事業を育成中という。今期2010年3月期連結業績予想は、売上高2400億円(前年比15.3%減)、営業利益70億円(同51.0%減)、経常利益50億円(同54.5%減)、純利益25億円(同40.9%減)と減収減益だが、『会社四季報』には、次期2011年3月期は増収増益との予想値が出ている。

 チャートは昨年6月18日につけた上場来高値1228円から反落し、中期・短期とも続落トレンドとなっている。底値600円ラインを確認し、そろそろ反発に転じたいところ。まずは次のフシ700円ラインまでの戻りを目指す。1月29日終値は23円安の580円。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

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2010年01月22日

デパートの飲食店の光景から連想して、食品銘柄――銘柄ウォッチ

田北知見の銘柄ウオッチ デパートの飲食店街で、いつも行くお気に入りの店がいくつかある。デパートの飲食店は、一般的に、接客も料理の質も、ある程度良いし、フレンチや懐石など、ふつうだとちょっと敷居が高くて入りづらいところでも行きやすいので、好きだ。

 最近、気づいたのだが、そうしたお店にも、「常連」っぽいお客さんがいるようだ。見ていると、お店の人が、「今日は何にします? 前回は○○をお召し上がりでしたから…」と声をかけたり、季節限定のメニューを紹介して「これは今の時期だけですから」と勧めたりしている。お客の側も、ちょっとしたお土産を持ってきて「これ、お店の皆さんで召し上がって」なんて言っているのだ。

 一般のお店ならいざ知らず、デパート内の飲食店では、従来は見られなかった光景のような気がする。デパートも売上が大変で、ファッションや宝飾品だけでなく、デパ地下などの食品や、飲食店での客単価を上げることが重視されてきているのかもしれない、と思ったのだった。

 上記から連想して、食品関連の優良銘柄を探してみた。

★S FOODS〈2292〉(東1)

 牛肉等の輸入・卸売事業、製品事業、小売・外食事業を行なっている、S FOODS<2292>(東1)を入れる。今期2010年2月期連結業績予想は、売上高1230億円(前年比4.7%増)、営業利益52億円(同1.5%増)、経常利益52億円(同1.4%増)、純利益22億円(同1.7%増)と増収増益を見込んでいる。『会社四季報』には、次期2011年2月期も増収増益との予想値が出ている。

 筆頭株主は井上真之助社長だが、他の大口株主には、丸紅、三井物産、伊藤ハムなどの優良企業や、自社(自己株口)、都銀、信託・投信口などが並んでいる。チャートは昨年11月20日につけた直近安値780円から反発し、以降は上下波動をえがきながらも、上値ライン・下値抵抗線とも切り上げてきている。840円フシ上抜けが目標か。22日終値810円でPERは約10.9倍、PBRは約0.8倍と割安水準。

★ジャパンフーズ〈2599〉(東1)

 清涼飲料・酒類など飲料の受託生産の最大手、ジャパンフーズ<2599>(東1)を入れる。今期2010年3月期連結業績予想は、売上高336億2000万円(前年比13.1%増)、営業利益9億2700万円(同92.5%増)、経常利益9億円(同87.1%増)、純利益5億2000万円(同159.3%増)と、前年の減収減益から、V字回復を見込んでいる。『会社四季報』には、次期2011年3月期も増収増益との予想値が出ている。

 大口株主には、伊藤忠商事、東洋製罐などの優良企業のほか、信託口、自社従業員持株会などが並んでいる。チャートはこの1〜2ヵ月ほど、800円台央でモミ合いが続いている。そろそろ上放れといきたいところ。22日終値846円でPERは約8.3倍、PBRは約0.7倍と割安水準でもある。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

posted by 田北知見 at 15:15 | 東京 ☀ | Comment(1) | TrackBack(0) | 日常→銘柄探し

2010年01月15日

NHK大河ドラマ『龍馬伝』から連想した銘柄――銘柄ウォッチ

田北知見の銘柄ウオッチ テレビのNHK大河ドラマ『龍馬伝』の第1話と第2話を見た。幕末の志士・坂本龍馬を主役とした歴史ドラマだ。龍馬というと、司馬遼太郎の小説『龍馬がゆく』や、高知・桂浜の銅像、実際の写真などから、「泥臭くて、でも自由闊達」というイメージの人物だ。しかし今度のドラマには、主役にイケメン俳優・ミュージシャンの福山雅治を起用。私が2話までを見た限りでは、ちょっと繊細で現代人ウケのする、さわやかな龍馬像となっている。

 私は別段、龍馬ファンというわけではないが、歴史は好きで、とくに幕末は、歴史上、日本が最もダイナミックに動いた時代のひとつなので、おもしろくて好きだ。今年は幕末ブームになるのかな?と、期待している(昨年は『天地人』で戦国ブームだったし)。ネットクチコミによると、「龍馬ブームの時には景気が良くなる」傾向にあるとか。経済効果なども、ぜひ期待したいところだ。というわけで、龍馬から連想した銘柄。

★ダイヤモンドダイニング〈3073〉(HC)

 首都圏を中心に、レストランを約130店、運営しているダイヤモンドダイニング<3073>(HC)。土佐料理店として、東京・銀座に『龍馬邸』や、横浜に『龍馬外伝』などを展開していることからの連想で、ここに入れる。今期2010年2月期連結業績予想は、売上高169億5000万円(前年比83.7%増)、営業利益10億円(同46.8%増)、経常利益10億3000万円(同57.1%増)、純利益5億1000万円(同67.3%増)と、2ケタ増収増益を見込んでいる。『会社四季報』『四季報速報』には、会社側予想値より一部、上ブレするとの予想値と、次期2011年2月期も増収増益との予想値が出ている。

 チャートは昨年12月11日につけた直近安値50万6000円から反発し、以降は凸凹しながらも下値抵抗線を切り上げてきている。1月15日終値56万8000円で、PERは約11.3倍、PBRは約3.5倍。25日移動平均線である55万円ラインの押し目を待って拾い、60万円ライン奪回を目指す。

★三菱倉庫〈9301〉(東1)

 ドラマ『龍馬伝』の語り手役は、実力派俳優の香川照之演じる岩崎弥太郎。そこから連想して、三菱系の銘柄をいくつか見てみた中から、三菱倉庫<9301>(東1)を入れる。倉庫業界首位企業で、港湾・国際物流、不動産事業などを行なっている。今期2010年3月期連結業績予想は、営業収益1465億円(前年比9.0%減)、営業利益95億円(同16.1%減)、経常利益105億円(同16.6%減)、純利益58億円(同10.3%減)と減収減益を見込んでいるが、『会社四季報』には、次期2011年3月期は増収増益との予想値が出ている。

 15日終値は18円安の1081円。昨年11月27日につけた直近安値895円からリバウンド局面となっていたが、今月に入ってから調整に転じている。押し目の1050円ラインは買い時と見て、1150円フシ奪回を狙う。信用倍率は約0.1倍の売り長となっており、買い戻しにも期待してみる。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

posted by 田北知見 at 15:38 | 東京 ☀ | Comment(1) | TrackBack(0) | 日常→銘柄探し

2010年01月08日

帰省の「ご当地」商品から連想して、山口県銘柄――銘柄ウォッチ

田北知見の銘柄ウオッチ 年末、故郷の山口県へ帰省した。今回は飛行機を使い、羽田−山口宇部空港の便で往復した。話題の?JAL(日本航空<9205>(東1))を使ったのだが、心なしか、客室乗務員さんの張りついたような笑顔が、痛々しく見えてしまった。気のせいだとは思うが。飛行機の予約は11月のうちに電話で行なったのだが、最初に、「この電話は、記録のため(だか何だったか)録音されています」とアナウンスが入っていた。経営悪化とそのための税金投入?に、怒りの電話が多いのかもしれないな、などと勝手に想像していたので、私の主観が入り、そう見えてしまっただけだと思う。

 ところで、帰りの際に、空港のロビーで、宇部マテリアルズ<5390>(東2)が出している化粧品『フレッセラ』シリーズの、お土産セットのような物が売られているのを見かけた。また、地元のスーパーで、映画『長州ファイブ』をモチーフにしたワイン『長州葡萄酒 やまぐちワイン』が売られているのを見かけ、思わず買ってしまった。山陽小野田市の永山酒造・山口ワイナリーが出している物だ。さらに、日本酒『山猿』(やまざる)も購入した。大津郡三隅町(現 長門市)で、幻のコメと言われる『穀良都』を栽培し、そのコメからつくったお酒だという。

 全国のあちこちで、お酒や土産物に限らず、「ご当地」物がいろいろ出ているが、「わが山口県も、がんばっているのだなあ」と思い、うれしかった。というわけで、山口県銘柄。

★山口フィナンシャルグループ〈8418〉(東1)

 地元地銀銘柄 山口フィナンシャルグループ<8418>(東1)とは、コテコテのご当地銘柄で申し訳ないが、年明け最初の『ウォッチ』なので、直球どまんなかで行ってみる。今期2010年3月期連結業績予想は、売上高1700億円(前年比6.9%減)、経常利益380億円(同94.6%増)、純利益270億円(同95.8%増)。期中に経常収益を上方修正し、経常・純利益は下方修正したものの前年比増益予想としている。大口株主を見ると、信託口や損保・生保・都銀が並んでおり、堅い。

 チャートはこの3ヵ月ほど、底値圏900円ライン前後でモミ合っている。本日8日終値は24円高の933円で、5日連騰となっており、勢いがあると見たい。PERは約9倍、PBRは約0.6倍と割安水準でもある。今後の地合いにもよるが、1000円台回復を目指してみる。

★トクヤマ〈4043〉(東1)

 山口県周南市に本社があるトクヤマ<4043>(東1)を入れる。化学メーカーで、最近は太陽電池関連銘柄等としても注目されている。今期2010年3月期連結業績予想は、売上高2700億円(前年比10.3%減)、営業利益150億円(同34.0%減)、経常利益125億円(同38.6%減)、純利益70億円(前年は55億9700万円の損失計上)。『会社四季報』には、次期2011年3月期は増収増益との予想値が出ている。こちらも大口株主には信託口や生保・損保・都銀・信託銀などが並んでおり、堅い。

 チャートは11月25日につけた年初来安値461円からの反発局面。本日8日終値は13円高の548円となっている。現在の550円ラインはひとつのフシ。信用買い残が膨らんでいるため、戻り売りが出そうだが、日足の一目均衡表ではローソク足が雲の下限から入ったところ。押し目拾いで上値追いの場面か。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

posted by 田北知見 at 15:23 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 日常→銘柄探し

2009年12月25日

いつ見ても混んでいるスタバとCMが印象的なマックの銘柄診断をしてみた――銘柄ウォッチ

田北知見の銘柄ウオッチ 私が時々使う、JRや私鉄がいくつか乗り入れている首都圏近郊のターミナル駅上に、スタバ(スターバックス・コーヒー)がある。駅ビルというか、ファッションビル内にあるため、客層は若い女性が多いのだが、若い男性や、郊外のためか、年配の女性も結構使っている。そして、場所柄もあってか、いつ見ても混んでいる。

 いま私が住んでいる場所の近くにある、ショッピングモールにもスタバがある。郊外の住宅街の中という場所柄、客層は、小さな子供を連れた20〜30代くらいのお母さんや、女子高生が多い。そしてここも、いつ見ても混んでいる。たとえばドトール(ドトール・日レスホールディングス<3087>(東1))やマックカフェに比べると、コーヒー1杯の値段は高めのはずだし、今は不況で生活防衛意識が高まっているはずだ。でも混んでいる。儲かっているんだろうか。

 ところで、マックカフェのコマーシャル、驚きましたね。人気歌舞伎役者をあんなに大量に使って!「かなり宣伝に力を入れているんだな」とか、「たぶん高いであろうコマーシャル出演料を使えるということは、儲かってるのかな?」と思った。そこで、スターバックス コーヒー ジャパン<2712>(HC)日本マクドナルドホールディングス<2702>(JQ)の株価診断をしてみた。

★スターバックス コーヒー ジャパン〈2712〉(HC)

 全国で約880店、展開している。今期2010年3月期業績予想は、売上高946億円(前年比2.1%減)、営業利益54億5000万円(同1.1%減)、経常利益56億円(同3.1%減)、純利益27億円(同9.6%減)。『会社四季報』には、会社側予想値より一部、上ブレした予想値が出ており、次期2011年3月期は増収増益との予想値が出ている。

 チャートはこの1ヵ月ほど、底値3万7000円ラインを固めた後、反発したものの、安値圏3万7000円台後半でモミ合っている。25日終値は50円高の3万7700円。PERは約19倍、PBRは約1.7倍と、ひところの人気時からアク抜けしている。単位1株の売買しやすさも魅力。モミ合い上放れから、まずは次のフシ3万9000円ライン奪回を目指す。

★日本マクドナルドホールディングス〈2702〉(JQ)

 直営とフランチャイズ合わせて、全国で約3740店、展開している。今期2009年12月期連結業績予想は、売上高3550億円(前年比12.6%減)、営業利益236億円(同20.8%増)、経常利益220億円(同20.6%増)、純利益126億円(同1.7%増)。『会社四季報』には、次期2010年12月期も減収増益との予想値が出ている。

 チャートは3月13日につけた年初来安値1626円から反発し、一時大きく乱高下したものの、下値抵抗線は右肩上がりで来ている。25日終値は23円安の1825円。高値圏となっている。信用買い残も大幅に増えており、上値の重しとなりそうだ。短期投資で、押し目1800円ラインを待って拾い、1900円フシを待つのも一手か。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

posted by 田北知見 at 15:51 | 東京 ☀ | Comment(3) | TrackBack(0) | 日常→銘柄探し

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