2006年04月04日

「女性CEO銘柄」というセクター その2 ダイエー(8263)

 以前、「女性会長銘柄」と勝手にw名づけ、三洋電機(6764)と、野中ともよ代表取締役会長兼CEOについて書いた。
 セクター名を「女性CEO銘柄」と、またもや勝手にw改め、きょうはダイエー(8263)について書いてみた。

 ダイエーは2005年初に産業再生機構の経営支援が決定し、以降、不採算店の閉鎖や、非コア事業からの撤退、リストラなどによる再建を進めている。
 現在の代表取締役会長兼CEOである林文子氏は、2005年5月に就任した。林氏は東京都立青山高等学校卒業、フォルクスワーゲン東京の社長、ビー・エム・ダブリュー東京の社長等を経て現職。
 就任が発表されたのは2005年3月末だった。ただちに再建への期待で株価がグングン上がった……ということはなく、しばらくはジリ安となった。
 8月に底値1600円をつけたあと、2006年2月には高値4600円をつけた。JPモルガン証券が「リストラクチャー効果で売り場面積あたりの投資効率が改善した」とし、投資判断を「強気」「妥当株価6500円」としたことを受けた。
 株価はその後、調整に入り、きのう4月3日の終値は3760円となっている。

 同社の再建策は上記のほか、丸井(8252)から人材・業務面での支援を受けたり、ユニクロと提携して低価格カジュアル衣料の新ブランドを今秋から発売する予定としたり、食品部門では自社ブランドの「おいしく食べたい」を新たに開発したり。
 閉鎖、撤退、リストラだけでなく、「打って出る」ほうの施策も行なっている。

 林氏は、BMW東京の支店長時代は「ほめ殺し」で部下をやる気にさせる管理職として、フォルクスワーゲン東京の社長時代は「スピード経営」で有名だったそうだ。

 ダイエーの2006年2月通期の連結業績予想は営業収益1兆6700億円(前年比8.9%減)と微減だが、経常利益は230億円(同215.0%増)と前年比約3倍を見込んでいる。純利益は4030億円(前年は5111億9800万円の損失)を予想している。2005年2月期の経常利益の前年比落ち込みや、純損失の発生から、早くも立ち直る気配を見せている。
 すべてが林会長ひとりの功績ではないだろうが、社員やスタッフのモチベーションを高める林会長の手腕が、速い業績持ち直しにつながっていることは間違いないだろう。


posted by 田北知見 at 12:07 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 日常→銘柄探し

2006年03月07日

サカイ、ヤスイ、仕事キッチリ

 最近、引っ越しをした。といっても都内から都内で、そう大した移動ではないのだが。
 引っ越し作業は、サカイ引越センター(9039・大2)に頼んだ。とても良かった。
 数社からアイミツを取ったのだが、他社は電話での対応だったのに、同社はきちんと見積もり担当者が訪問してきた。
 引っ越し当日の作業担当者もそうだったが、礼儀正しく、対応もきちんとしていた。以前のコマーシャルのコピーではないが、「サカイ、ヤスイ、仕事キッチリ〜」という感じだった。
 私自身のこれまでの引っ越し経験からいうと、ぞんざいな対応をする業者さんも多かったので、ちょっと感動した。「あり得な〜い」という気分だった。
 というわけで、銘柄としてのサカイ引越センターを見てみた。
 創業1971年、設立1979年。本社は大阪府堺市。従業員1796人、年商335億円(2005年3月末現在)。社長さんが女性(田島治子氏)というところもいい。
 株式上場は1996年。この10年の値動きを見ると、おおむね2000〜3000円のあたりで割と安定的に推移している。
 同じ10年間、たとえば日経平均は3倍くらい変動している(最高値は1996年6月の2万2666円、最安値は2003年4月の7607円)のに。
 社員さんがきちんとしてる会社は、銘柄としても、やはり良いのかもしれない。
posted by 田北知見 at 10:30 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 日常→銘柄探し

2006年02月24日

「女性会長銘柄」というセクター その1 三洋電機

 「女性会長銘柄」。そんなセクターはない。私が勝手に作ってみた。w
 といっても、すぐに思い浮かぶのは、三洋電機(6764)とダイエー(8263)のみなのだが。

 三洋電機の野中ともよ代表取締役会長兼CEO(最高経営責任者)。
 もともとはキャスター、ジャーナリストで、2002年6月に同社の社外取締役に就任。2005年6月、同社の経営悪化が取りざたされる中で現職に就いた。
 同年4月にこの人事が発表されるやいなや、経営再建に期待が高まり、株価は急反発。……ということには、ならなかった。
「経営者としての経験はなく、経営手腕は未知数」
「あくまで『新体制』を象徴する存在であり、実際は井植敏雅伸社長が主導権を握ることになろう」
と評された。
 このためばかりではないだろうが、株価はしばらくジリ安となった。

 同社はその後、中核事業として、冷熱機器、電池・電装部品、携帯電話の3事業を核とした経営再建を進めている。不採算部門の事業撤退や、人員削減を行なう一方、携帯電話事業でノキア(フィンランド)と合弁会社設立を発表するなど、さまざまな施策を展開している。
 これらが野中会長の陣頭指揮によるものなのか、私にはわからないが。
 1月末に発表された2006年3月期第3四半期連結決算では、売上高は前年同期比微増、利益は営業・税引前・純とも前年同期比で大幅に改善した。
 が、通期では減益、税引前・純損益とも、赤字幅が前年に比べさらに拡大する見通し。
 株価は、昨年10月には最安値237円をつけた。ここのところは200円台後半で推移している。

 同社はまた、三井住友銀行などから出資と取締役の派遣も受けている。業界では
「2007年3月期の業績いかんで、経営陣の入れ替えもあろう」
と観測している。
 その時、野中会長は?
 会社の危機を乗り切った立役者となっているか。それとも、優秀なつなぎ役だったと評されるのだろうか。
posted by 田北知見 at 11:33 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 日常→銘柄探し

2006年02月02日

サカナ関係に勝算あり?

 けさ日経産業新聞のメルマガを見ていたら、ニチロ(1331)の社名が目についた。
 というか、「サケの皮から抽出・精製した、低温で溶けるコラーゲンを開発」というネタの、「コラーゲン」(美容に良いらしい)という文字がまず目に入ったのだが。
 ニチロ。よく目にする銘柄のような気がする。そうだ、東証の銘柄一覧で、最初に来る業種が水産農林業で、その2番目に並んでいる銘柄名だからだ。
 同社のホームページを見てみた。創業は明治時代。鮭の缶詰など、缶詰、水産品、冷凍食品などをつくっている。『あけぼの』ブランドで有名だ。同社のアサリ水煮缶詰を使ったマンハッタン・クラムチャウダー(←名前にマンハッタンがつくと、なんだかハイカラな感じ)のレシピなんかも載っている。
 おっ、と思ったのは、『サーモンミュージアム』。鮭などについてのバーチャルミュージアムで、作家の荒俣宏氏がコラムを書いている。荒俣氏は以前、10年ほど同社の社員だったそうだ。
 うん、おもしろそうな会社だ。と思って株価を見たところ…。きょう2月2日時点では下げぎみだ。どうも1月31日に出した第3四半期決算がいまひとつで、また、3月通期業績予想が下方修正されたことが嫌気されたらしい。
 でも、数字をよく見ると下方修正とはいえ、売上高、純利益は前年比増(前年は純損失が出ていた)の見通しだ。
 がんばれ、ニチロ。最近は食肉関係がいろいろあるので、これからはサカナ関係に勝算ありだ。たぶん。
posted by 田北知見 at 16:39 | 東京 ☁ | Comment(1) | TrackBack(0) | 日常→銘柄探し

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