2012年08月31日

品質とコストでより良い「ものづくり」。製造業銘柄=田北知見の銘柄ウオッチ



田北知見の銘柄ウオッチ



 先日、小さな買い物があり、インテリア関係のショールーム兼ショップへ行った。郊外店で、平日昼間だったためか、店内はどことなくガランとしており、あまりお客の姿も見られなかった。そのお店で取り扱っているのは中高級品や輸入品が中心なので、「リーズナブルな商品が求められる昨今、商況はきびしいのかな?」と思った。

 しかし、私の担当をしてくれた係のかたのお話を聞くと、実はわりと景気が良いのだと判明した。そのかたは寝具関係の担当で、そのお店で取り扱っているのは国内の大手や老舗企業の商品とか、ヨーロッパからの輸入品。メーカーとの共同開発による品質へのこだわりと、品質のわりには価格をかなり抑えた商品を多く出しているそうだ。そして、お客にジックリその良さを説明すると、納得して買っていただけるのだという。

 また、接客や配送、各種サービスも充実しているため、そのあたりも信頼を得ているようだった。ちなみに、帰ってからその会社の業績予想や実績を見たところ、実際に好業績であることが判った。客層を選び、薄利多売ではない独自のビジネスモデルを構築したことで成功しているのだろう。

 つねにより良い物を開発し、高品質の物を、コストを抑えて製造・販売する。日本の企業では、寝具をはじめとして、多くの商品分野でそれが行なわれているんだなあ、と改めて実感したのだった。やはり日本のものづくりはスゴイと思った。製造業銘柄をウォッチしてみた。

★島津製作所〈7701〉(東1)

 分析・計測機器の島津製作所<7701>(東1)を入れる。31日終値は10円安の544円。単位1000株。PERは約13.4倍、PBRは約1倍となっている。株価は3月28日につけた年初来高値755円から反落し、中期で続落トレンド。8月6日に今期2013年3月期連結業績予想の下方修正を発表したこともあり、同29日には年初来安値537円まで売られた。しかしチャート的には550円フシにあたり、そろそろ反発のタイミングと見たい。今期連結業績予想は下方修正したとはいえ、前年比では増収増益、とくに純利益は同32.1%増の120億円を見込んでいる。ひとつのフシであり、26週移動平均線でもある、650円ラインまでの戻りを目指す。

★ニコン〈7731〉(東1)

 カメラが有名で、半導体露光装置、双眼鏡、超解像顕微鏡、メガネレンズなども扱っているニコン<7731>(東1)を入れる。31日終値は69円安の2152円。単位100株。PERは約14.4倍、PBRは約2倍となっている。チャートは8月9日につけた直近安値2001円を底にジリ高トレンドを形成中。トレンド維持で2400円フシまでの戻りを目指す。

 業績は堅調で、今期2013年3月期連結業績予想は下方修正したものの、売上高は1兆0200億円(前年比11.0%増)の2ケタ増収を、営業・経常・純利益も同増益を見込んでいる。『会社四季報』には、次期2014年3月期も増収増益との予想値が出ている。大口株主には信託口、外資、生保、損保、都銀、信託銀行などが並んでおり、こうした面からも手堅い印象を受ける。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。



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2012年08月24日

メディアのニュースから連想して、印刷・情報通信株=田北知見の銘柄ウオッチ



田北知見の銘柄ウオッチ



 先日、ネットの質問サイトを見ていたら、ある大学生が「就活のために新聞を読み始めたが、記事の内容に興味が持てない。読まなければと焦れば焦るほど、どんどんたまってしまい、困っている。どうしたらいいか」と相談しておられた。また、別の大学生が同様に、就活を視野に入れてニュースに関心を持ち、「ネットのニュースのみを見ているのだが、やはり新聞を読んだほうが良いのだろうか」と相談しておられるのも見かけた。

 前者の質問に対して、何人かの方々が回答を入れておられた。異口同音に「全部の記事を熟読しようとせずに、毎日、見出しを見ていくだけでも良い。それを続けていれば、何となく世の中の流れが見えてくるようになる」といったような内容が書き込まれていた。私も普段からそう思っているので、「やはり、同じように思っておられる方々は結構いらっしゃるのだなあ」と安堵した。新聞記事は・・・いや、ネットやテレビのニュースもそうだが、ひとつひとつは点であり、それを重ねたり広げたりしているうちにひとつの絵になっていくと思う。たとえていうと、フランスの印象派画家、ジョルジュ・スーラの点描画のように。

 後者の質問に対しては、あるかたが「ネットのニュースだと、自分が見たいものだけ見るという陥穽にはまりがちで、視野が狭くなる恐れがある。ネット情報だけに染まって、視野の狭い人が最近どんどん増えているように思う」と指摘しておられて、これについても私も普段から思っていたことだったので、「やっぱり」とうなずいてしまった。

 新聞だと(テレビもそうかもしれない)、ニュースのプロが「この情報は重要だ」と判断したものを上に掲げ、いろいろな分野から広く並べてくれる。それをある程度の期間、見ていると、社会等を広く俯瞰的に、バランス良く見られるようになる気がする。食べ物にたとえると、少なくとも若いうちは好き嫌いせずにとりあえずいろいろな物を食べるほうがよく成長できる、といったようなことだろうか。もちろんネット情報ならではの良さもあるので、併用するのが最良だと思う。

 上記から連想して、印刷株と、情報・通信業セクター銘柄をウォッチしてみた。

★大日本印刷〈7912〉(東1)

 印刷最大手2社のうちの1社、大日本印刷<7912>(東1)を入れる。24日終値は3円安の574円。単位1000株。PERは約23倍、PBRは約0.4倍となっている。チャートはこの2〜3ヵ月ほど、底値圏の550〜650円レンジでボックス圏を形成している。6月8日に年初来安値551円をつけた。そろそろ上放れといきたいところ。まずは700円フシまでの戻りを目指す。

 今月に入ってから「三井物産から日本ユニシスの株式取得。これにより、日本ユニシスは大日本印刷の持分法適用会社に」や、「シャープの子会社、シャープディスプレイプロダクトへの資本参加が発効」といった材料も出ている。

★フェイス〈4295〉(東1)

 情報・通信業セクターから、フェイス<4295>(東1)を入れる。携帯電話の着メロダウンロードのコンテンツフォーマットをはじめとするモバイル・ソリューション事業、オンラインゲーム向け着せ替えコミュニティなどのゲーム事業、音楽制作支援やアーティストのマネージメント・コーディネイトなどを行なうサウンドクリエーション事業等を行なっている。セグメントとしては、ソーシャルサービス向けミュージックアプリなどのコンテンツ事業、ポイントカードなどのポイント事業のふたつとなっている。

 24日終値は20円安の8270円。PERは約23倍、PBRは約0.5倍と割安水準になっている。単位1株の売買しやすさも魅力だ。チャートはこの3ヵ月ほど、底値圏の8000円台で推移している。8月10日につけた直近安値7980円からはジリ高トレンドとなっており、このままトレンド維持で、中期にて1万円フシ奪回を目指す。

 今期2013年3月期は前年比2ケタ減の大幅減収減益を見込んでいるが、これは電子マネー事業の売却にともなうもの。また、主力の着メロ関連事業はスマホ普及による収益低下が見込まれており、フェイスブック向けやカラオケ関連などの新事業育成を急いでいる。『会社四季報』には、次期2014年3月期は今期比微増収微増益との予想が出ている。加えて、前期2012年3月期末で利益剰余金131億0600万円、現金等89億6100万円と財務面は堅そうだ。筆頭株主は平澤創社長だが、大口株主には自社(自己株)のほか、吉本興業、信託、外資なども並んでおり、買い安心感もありそうだ。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

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2012年08月17日

中高年向けの市場「洋楽の懐メロ」から、音楽銘柄=田北知見の銘柄ウオッチ



田北知見の銘柄ウオッチ



 最近、洋楽の懐メロにハマっている。1960〜80年代あたりの曲だ。1960年代の物はほとんど私が生まれる前の作品で、子供の頃に親のレコードで聴いて好きになった。1980年代の物は、10代の青春時代に聴いていた思い出の曲が多い。

 前者はサイモン&ガーファンクルの『サウンド・オブ・サイレンス』や『スカボロ・フェア』といったしみじみ系から、ピーター・ポール&マリー、ボブ・ディラン、そしてザ・ショッキング・ブルーの『ヴィーナス』や『悲しき鉄道員』などのクラシック・ロックまで、いろいろ。後者はマドンナ、マイケル・ジャクソン、ジョン・(クーガー・)メレンキャンプ、ビリー・ジョエル、スティーヴィー・ワンダー、ウィリー・ネルソン等々。そういえば、ビートルズもかなり聴いていたなあ、と思い出した。

 近年は音楽をネット経由でダウンロードして手軽に聴けるようになったし、昔の映像や動画もネット経由で見たり購入したりがしやすくなった。そういった面から、「懐メロ」は中高年向けのビジネスとして成長しているのではないか?と、フト思ったのだった。

 上記から連想して、音楽関連銘柄を見てみた。

★JVCケンウッド〈6632〉(東1)

 映像技術、音響技術、音楽・映像ソフトを柱に、カーエレクトロニクス、業務用システム、ホーム&モバイルエレクトロニクス、エンタテインメントの4事業を展開している、JVCケンウッド<6632>(東1)を入れる。17日終値は10円高の291円。単位100株。PERは約5.8倍、PBRは約0.7倍と割安になっている。

 チャートは昨年2月27日につけた年初来高値394円から反落し、凸凹をはさみながらも中期続落トレンドで来ていた。しかし今年7月27日につけた年初来安値224円で底を打ち、リバウンドトレンドに転じている。まずは350円フシまでの戻りを目指す。15日付けのバークレイズ・キャピタル証券のレーティングでは、投資判断「オーバーウェイト」(強気)、目標株価(今後12ヵ月)400円とされた。

★ヤマハ〈7951〉(東1)

 ピアノやギター、電子楽器などの総合楽器メーカー、ヤマハ<7951>(東1)を入れる。音楽教室や家庭用音響映像機器、業務用音響機器、半導体などの事業も行なっている。そういえば、ポール・サイモンのギターは(全部ではないだろうが)ヤマハの物だと聞いたことがあるし、アメリカの多くの著名アーティストが参加した『ウィ・アー・ザ・ワールド』(1985年)の映像などでヤマハの音響機器を見た覚えがあるような気がする。

 ヤマハの17日終値は7円高の800円。単位100株。PERは約21.1倍、PBRは約0.8倍となっている。株価は7月26日につけた直近安値696円からの反発局面にある。とはいえ、中期チャートで見ればまだまだ安値圏にある。まずは次のフシ850円ラインまでの戻りが目標となりそうだ。業績は好調で、今期2013年3月期連結業績予想は一部下方修正したものの、前年比増収、営業・経常2ケタ増益、純損益は黒字転換を見込んでいる。大口株主には信託口、都銀、地銀、損保、生保などが並んでおり、手堅い印象だ。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

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2012年08月10日

地合い軟調でも動きの強い銘柄を、ランキング上位株からピックアップ=田北知見の銘柄ウオッチ



田北知見の銘柄ウオッチ



 本日(8月10日)の日経平均は前日比87円16銭安の8891円44銭で引けた。先週に比べるとやや持ち直したものの、相変わらず低めで推移している。東証一部業種別株価指数を見ると、石油・石炭製品セクターをはじめ、9セクターが上昇しているのみだ。買い材料も見当たりにくい中、週末や盆休みを前にした手じまい売りに押されている面もあるようだ。

 こういう軟調な時にも買われている銘柄は・・・と、とりあえず東証一部の値上がり幅上位銘柄と値上がり率上位銘柄を見てみた。インターネットイニシアティブ<3774>(東1)のように四半期決算の好業績といった材料がある銘柄や、ドクターシーラボ<4924>(東1)国際石油開発帝石<1605>(東1)のような上昇トレンドの好チャート銘柄が買われているようだ。

 ランキング上位株のなかから2銘柄をウォッチしてみた。

★太陽誘電〈6976〉(東1)

 セラミックコンデンサーなどを扱っている、太陽誘電<6976>(東1)を入れる。10日終値は64円高の683円。単位100株。PERは約14.9倍、PBRは約0.8倍となっている。チャートは3月の高値900円台から反落し、以降は凸凹しながらも続落トレンドで来ていたが、7月25日につけた直近安値570円と8月3日につけた581円でダブル底を形成。8月9日に発表した第1四半期(4〜6月)決算などの材料もあり、リバウンドに転じたようだ。まずはひとつのフシであり、26週移動平均線でもある、800円ラインまでの戻りが目標となりそうだ。

★ヤマダ電機〈9831〉(東1)

 家電量販店の最大手、ヤマダ電機<9831>(東1)を入れる。10日終値は315円高の4310円。単位10株。PERは約7.4倍、PBRは約0.8倍と割安水準にある。株価は昨年7月の高値7080円から反落し、続落トレンドとなっていたが、今年7月18日につけた年初来安値3385円で底を打った模様だ。8月9日に発表した第1四半期(4〜6月)連結決算は前年同期比2ケタ減収減益だったが、「底を打った」、「悪材料出尽くし」との観測からも買われているようだ。中期で5000円フシまでの戻りを目指す。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

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2012年08月03日

夏の節電と軟調な地合いから・・・石油・ガス銘柄=田北知見の銘柄ウオッチ



田北知見の銘柄ウオッチ



 私の家では、夏季に入っても節電・節約ということでクーラーを使っていなかったのだが、7月下旬あたりから、さすがの暑さには勝てず、ついに空調のスイッチを入れることにした。・・・涼しい・・・。やはり快適さに慣れてしまうと、人間、なかなか我慢したくなくなるものだ。

 電気といえば、8月1日付けのロイターの報道によると、東京ガスの村木茂副社長がインタビューで、経済産業省が発送電分離など電力自由化拡大を打ち出したことについて、「自由化で発電事業を拡大するチャンスがある」と述べたそうだ。東京電力<9501>(東1)の古い火力発電設備の更新プロジェクトへの参加に意欲を示した上で、従来は2020年時点で最大で500万キロワットに増強するとしていた発電能力の拡大計画が上積みされる可能性があると語ったそうだ。東電は同更新投資を他の事業者と共同で行なう計画があり、東京ガスはそのなかのLNG(液化天然ガス)火力発電に「興味を持っている」という。

 両社のチャートを見ると、東電は昨年3月の震災以降、急落&底這い、東ガスはこの半年ほどはジリ高トレンドとなっており、対照的な動きとなっている。まずは東ガスを見てみた。

 また、本日(8月3日)大引け時の東証1部業種別株価指数を見ると、石油・石炭製品、電気・ガス業、鉱業の3セクターは前日比で上昇している。エネルギー関連セクターは本日のように地合い軟調な時でも強いようだ。そのなかから1銘柄をピックアップしてみた。

★東京ガス〈9531〉(東1)

 東京ガス<9531>(東1)の3日終値は5円安の408円。単位1000株。PERは約12倍、PBRは約1.3倍となっている。チャートは昨年11月につけた安値313円を底に、凸凹しながらも下値抵抗線を切り上げてきている。短期では高値圏にあるので、380円フシあたりの押し目を待って拾い、上値追いをしてみる。売り板がやや厚いようだが、信用倍率は約0.2倍の売り長となっており、一時的に売りがあっても買い戻しが入ってきそうだ。

★出光興産〈5019〉(東1)

 石油・石炭製品セクターから、出光興産<5019>(東1)を入れる。3日終値は前日と変わらずの6280円。PERは約3.9倍、PBRは約0.4倍となっている。チャートは3月19日につけた年初来高値8790円から反落し、続落トレンドで来ている。7月25日に年初来安値6110円まで売られて以降は反発のきざしが見えている。ひとつのフシであり、26週移動平均線でもある7500円ラインまでの戻りを目指す。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

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2012年07月27日

フラミンゴ逃走のニュースから連想して、ガラス・土石セクター株=田北知見の銘柄ウオッチ



田北知見の銘柄ウオッチ



 以前、この欄で「東京都内の水族園からペンギンが逃走したが、その後、無事に保護され、群れに戻された」というニュースを取り上げたが、今回はフラミンゴの逃走ネタで行く。あのピンク色をした大きな水鳥のフラミンゴである。報道によると、今月18日に北海道旭川市の旭山動物園からヨーロッパフラミンゴの1羽が逃げ出し、約120キロ離れた小樽市の海岸で発見されたという。27日現在、捕獲を試みるも失敗し、フラミンゴは飛び去って行方不明。保護は難航している模様だ。

 ペンギンに比べると、今回は大空を飛べる鳥が相手なので難しそうだな・・・と、私のような素人でも思ってしまう。ところで、以前、何かで「フラミンゴは寂しがりやで、群れで暮らさないとストレスで死んでしまうことがある」といったような話を読んだような憶えがあるのだが、このフラミンゴは大丈夫なのだろうか? と、部外者が余計な心配までしてしまうのであった。

 「フラミンゴ」→「庭園や噴水などの置き物」と連想して、「ガラス・土石」セクターで銘柄を見てみた。少しこじつけっぽいが、現在のように地合い軟調で手がかり材料難の時には、こうした堅い銘柄が良さそうだとの判断もある。

★東洋炭素〈5310〉(東1)

 特殊黒鉛製品、機械用・電気用カーボンなどの事業を行なっている、東洋炭素<5310>(東1)を入れる。27日終値は66円高の2159円。単位100株。PERは約12.8倍、PBRは約0.8倍となっている。チャートは3月24日と同27日につけた年初来高値3450円から反落し、続落トレンドで来ている。7月13日に発表した今期2013年5月通期の連結業績予想が前年比減収、営業・経常減益とされたことも嫌気された。しかし7月26日に上場来安値2010円をつけて以降は反発のきざしが見えてきた。まずはひとつのフシであり、25日移動平均線でもある2400円ライン回復、中期で2600円フシまでの戻りを目指す。

★TOTO〈5332〉(東1)

 衛生陶器でシェアトップのTOTO<5332>(東1)を入れる。27日終値は14円高の579円。単位1000株。PERは約16.5倍、PBRは約1.1倍となっている。チャートは6月4日につけた年初来安値507円から反発していたが、620円フシにあたり調整局面となっている。拾い時と見て、中期で650円フシまでの戻りを目指す。

 業績は好調。今期2013年3月期は前年比増益、営業・経常・純利益とも2ケタ増益予想となっている。また、『会社四季報』には、次期2014年3月期も増収増益との予想値が出ている。大口株主には自社(自己株口)、自社持株会、信託口、生保、損保、都銀などが並んでおり、堅そうだ。なお、今期配当金は9月中間末と3月通期末それぞれ6円の年間計12円予想。現在の株価で利回り約2.1%の計算となる。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

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2012年07月20日

「活躍する高齢者」から連想して、介護関連株=田北知見の銘柄ウオッチ



田北知見の銘柄ウオッチ



 いつも行っているスーパーマーケットのレジスタッフさんに、70歳前後だと思われる男性が1人、入っておられることが時々ある。偏見かもしれないが、「男性」で「年齢が高め」だと、手先よりも頭を使うお仕事のほうが得意で、レジのように手早く作業を行なうようなお仕事はあまり得意ではなさそうに思うのだが、その男性はいつも非常にキビキビ働いておられる。お顔を見るようになってから、そろそろ1年くらいは経つ。つつがなく勤め続けておられるのだ。

 また、ある百貨店へ行った時のこと。お中元の特設会場では、受付窓口を多く設けているが、どうしても混んでくるので、お客は番号札を持って順番待ちをすることになる。会場係の1人に、80歳前後だと思われる矍鑠たる男性が1人いらっしゃって、さくさくとお客の誘導や案内などをしておられた。たぶん百貨店勤めが長く、退職後の嘱託職員として繁忙期に出て来られるのだと思う。スーツの着こなしはかっこよく、所作も颯爽としておられた。

 同じ百貨店の洋服売り場では、たぶん60〜70歳くらいの女性スタッフさんが何人かいらっしゃって、現役バリバリという感じで販売職をしておられた。私は洋服選びが苦手なので、そういうベテランの方々に相談しながら、安心して買い物をすることができたのだった。

 現在の中高年の方々は、若々しく、イキイキと働いておられるかたが多いように思う。私もそうした方々のパワーを見習って、ずっと元気でいたいものだと思ったのだった。「高齢者」から連想して、介護関連銘柄を見てみた。

★シップヘルスケアホールディングス〈3360〉(東1)

 医療機器・設備の専門商社で、調剤薬局や老人ホーム事業も行なっている、シップヘルスケアホールディングス〈3360〉(東1)を入れる。20日終値は26円安の2017円。単位100株。PERは約11.4倍、PBRは約2.4倍となっている。チャートはこの1ヵ月ほど、1700円ラインから2100円ラインへ上昇トレンドで来ていたが、ここ数日は調整局面となっている。が、すぐに見直し買いも入り、出直りへ。信用倍率は約0.6倍の売り長となっており、買い戻しも入ってきそうだ。ただ、中期で見れば高値圏にあるので、押し目小すくいが無難か。

★日本ケアサプライ〈2393〉(東マ)

 福祉用具のレンタル卸事業を行なっている、日本ケアサプライ〈2393〉(東マ)を入れる。20日終値は1300円安の5万5600円。単位1株。PERは約13.6倍、PBRは約0.9倍となっている。チャートは6月4日につけた年初来安値4万7050円を底に、ジリ高トレンドで来ている。ただ、中期チャートで見るとやや高値圏にあるので、5万2000円ラインの押し目を待って拾うのが無難そうだ。

 新興市場銘柄とあって、出来高を見るとやや薄商いぎみではあるものの、業績は堅調、前期末で利益剰余金50億円、有利子負債ゼロ、現金等36億6500円、筆頭株主は三菱商事(71.1%保有)…と、買い安心感は充分ありそうだ。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

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2012年07月13日

『パイレーツ・オブ・カリビアン』のテーマ音楽から連想=田北知見の銘柄ウオッチ



田北知見の銘柄ウオッチ



 最近、なぜか今さらながら映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』の音楽にハマってしまい、テーマ曲の『彼こそが海賊』をしつこく何度も聴いている。雄々しくて、でもどこか物悲しさを感じさせるメロディー、管弦楽による力強い演奏は何度聴いてもあきない。サウンドトラックのアルバムはもちろん素晴らしいのだが、ネットでいろいろな音源を探してみたところ、いろいろな国や地域の交響楽団等が演奏しているバージョンが出ており、聴き比べるのも楽しい。

 いくつか聴き比べてみると、音楽についてド素人の私でも、違いが判る・・・ような気がする。たとえば、たぶんロシアか中欧の交響楽団だと思うが、その演奏は自由闊達で情熱的・・・なように聴こえる。一方、北欧のオーケストラによる演奏は、それぞれがクールにキッチリと自分の仕事を果たしており、どこか洗練されている・・・ように思える。また、アジアの交響楽団の場合は、どことなくアジアの匂いがする・・・ように感じた。アメリカの学生さんと市民の管弦楽団による演奏は、「楽譜どおりに頑張って演奏しています」的な一生懸命さが伝わってくるような・・・。それぞれ、ものすごく乱暴な、ザックリした印象だが。

 上記の文とは直接関係ないが、「こういう聴き比べを手軽にできるようになったのはインターネットの普及のおかげだ」と感じたことから連想して、ネット・IT関連銘柄をウォッチしてみた。

★ディー・エヌ・エー〈2432〉(東1)

 ケータイ向けゲーム『モバゲー』事業を展開している、ディー・エヌ・エー<2432>(東1)を入れる。13日終値は47円高の2340円。単位100株。PERは約10.1倍、PBRは約3.6倍となっている。チャートは6月4日につけた上場来安値1392円を底に、リバウンドトレンドに転じている。このままトレンド維持といきたいところ。2月につけた年初来高値2760円ラインの上抜けを目指す。

★インターネットイニシアティブ〈3774〉(東1)

 インターネット接続サービス、ネットワーク関連サービス、ネットワークシステムの構築・運用・保守などの事業を行なっている、インターネットイニシアティブ<3774>(東1)を入れる。13日終値は1万1000円高の36万4000円。単位1株。PERは約18.8倍、PBRは約2.3倍となっている。

 チャートは2月につけた年初来安値23万1400円を底に、上昇トレンドで来ている。本日はザラ場中に36万7500万円をつけ、前日に続いて年初来高値を更新した。この勢いを維持して上値追いといきたい。2008年の高値40万円ラインも視野に入りそうだ。業績は好調。筆頭株主はNTTで、他の大口株主には伊藤忠商事や生保、信託口などが並んでおり、手堅い印象。買い安心感もありそうだ。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

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2012年07月06日

「猫」いろいろ・・・ペット銘柄をウォッチしてみた。――銘柄ウォッチ



田北知見の銘柄ウオッチ



 以前にも書いたことがあるが、私は時々、百貨店の上階にあるペットショップでかわいい犬や猫を見て癒されている(購入するわけではないのに売り物を眺めるだけの、お店側にとっては迷惑なひやかし客で恐縮だが)。そこには1匹十万〜数十万円する血統書つきの犬や猫が充分なケアを受けて飼われている。彼ら彼女らは見た目がかわいく、また、文字通り毛並みの良さをいつも感じる。

 しかし先般、関東地方の田園地帯へ遊びに行った時のこと。そこには湖があり、周囲に遊歩道がめぐらされていて、人々が散策やジョギングを楽しんでいる。私も家人とともに散策を楽しんでいたのだが・・・あたりには、猫が何匹もいたのだ。どの猫も、人が近寄ってもぜんぜん逃げないし、大声で鳴いたりもしないし、動きも静かでおとなしく、毛並みもきれいだ。なのでたぶん、飼い猫がここまで連れて来られて捨てられたのではないかと推測された。

 別の日には、私が住んでいる地元の町にある空き家の庭で、やはり捨てられて野良猫になったとおぼしき猫を見た。しかもちいさな子猫まで一緒にいるのだ。子猫は無邪気にミャーミャー鳴いていて、それがよけいに痛ましさを感じさせた。(私が拾って飼えばいいのだろうが、ペットを飼える環境にないので無理なのだ)

 百貨店で見た猫たちは幸せそうに見えるが、彼ら彼女らのうち何パーセントかは、そういう悲しい目に遭ってしまうのだろうか。飼い始める時は「かわいい」と思うのだけど、だんだん世話が面倒になって捨ててしまう人が結構いるのだろうか・・・。と、少し暗澹たる気持ちになってしまった。

上記の文とは関係なく、ペット関連銘柄をウォッチしてみた。

★ユニ・チャーム〈8113〉(東1)

 生理用品、幼児用・大人用紙おむつメーカーで、ペットケア用品も扱っている、ユニ・チャーム<8113>(東1)を入れる。6日終値は35円安の4495円。単位100株。PERは約29.1倍、PBRは約3.9倍となっている。チャートは6月13日につけた直近安値4095円を底に上昇トレンドで来ていたが、4600円フシにあたり調整局面となっている。中期で見ても高値圏にある。4300円ラインの押し目を待って小すくい、4600円ラインまでの戻りを待つのが無難か。信用倍率は約0.4倍の売り長となっており、買い戻しも入ってきそうだ。

★ベネッセホールディングス〈9783〉(主市場大1)

 『進研ゼミ』で有名なベネッセホールディングス<9783>(主市場大1)。雑誌『いぬのきもち』『ねこのきもち』のヒットでも有名ということで入れる。6日終値は25円高の3570円。単位100株。PERは約17.6倍、PBRは約1.8倍となっている。株価は中期続落となっていたが、6月14日につけた直近安値3385円で底を打ったようだ。ただ、反発に転じてはいるものの、まだまだ安値圏にあり、上値余地があると見る。まずは3800円フシまでの戻りが目標となりそうだ。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

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2012年06月29日

アンティーク・ブックから連想して、印刷関連株――銘柄ウォッチ



田北知見の銘柄ウオッチ



 東京・日本橋の丸善へ本を買いに行った際、同店3階にある『ワールド・アンティーク・ブック・プラザ』にも入ってみた。1点数十万〜数百万円するような海外のアンティーク・ブックなどが展示販売されている。もちろん私には手が出ないので、完全に「見るだけ」の、お店側にとっては迷惑な冷やかし客である(汗)。

 さすがにその場でメモを取るわけにはいかないので、頼りない記憶だけで書くと、グーテンベルクの聖書やら、モーツァルト(だったか・・・?)の楽譜やら、美しい植物図鑑の絵やら、すごい物が多くあったように思う。おかげさまで目の保養になった。日本では美術品を展示する美術館は多いものの、こうした美しい古書や稀覯本などを専門的に集中展示している所は(私が無知なだけかもしれないが)少ないように思う。でも、そこはあくまでお店であって、私のように目の保養を目当てに来る冷やかしは、お店側にとってはいい迷惑なのだが・・・。

 連想して、本・書籍・印刷等の関連銘柄を見てみた。

★東洋インキSCホールディングス〈4634〉(東1)

 印刷インクの国内首位企業で、液晶パネル用顔料なども扱っている、東洋インキSCホールディングス<4634>(東1)を入れる。29日終値は10円高の291円。単位1000株。PERは約11倍、PBRは約0.6倍となっている。チャートは3月につけた年初来高値348円から反落し、以降は続落トレンドで来ていたが、6月4日と同5日に年初来安値253円をつけてからは、地合いの好転も背景にリバウンドトレンドとなっている。今後の地合いにもよろうが、トレンド維持で、まずは350円フシまでの戻りを目指す。

★日本写真印刷〈7915〉(東1)

 印刷メディア事業のほか、加飾フィルム、タッチ入力デバイスなどの事業を行なっている日本写真印刷<7915>(東1)を入れる。29日終値は30円高の889円。単位100株。PBRは約0.8倍となっている。チャートは中期続落トレンドで来ていたが、6月4日につけた年初来安値725円を底に反発。以降は調整を挟みながらもジリ高トレンドを形成している。トレンド維持で1000円フシ上抜けといきたい。

 今期2013年3月期連結業績予想は前年比増収、営業・経常・純損失は前年比で損失幅縮小を見込んでいる。また、会社四季報には、次期2014年3月期は増収、営業・経常・純損益は黒字転換との予想値が出ている。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

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2012年06月22日

サイモン&ガーファンクルの音楽から・・・電気機器セクター株――銘柄ウォッチ



田北知見の銘柄ウオッチ



 最近、サイモン&ガーファンクルにハマっている。おもに1960年代に活躍したアメリカ人男性2人のポピュラー音楽デュオで、有名な曲としては『サウンド・オブ・サイレンス』『スカボロ・フェア』『コンドルは飛んで行く』『ミセス・ロビンソン』などがあり、また、『明日に架ける橋』でグラミー賞を受賞したシンガーでありアーティストでもある。ダスティン・ホフマンが主役を演じてヒットした、1967年のアメリカ映画『卒業』の音楽を担当したユニットといえば分かる方も多いかもしれない。デュオとしては1970年に解散したものの、その後、折に触れて「再結成」をし、大規模なコンサートなどを行なっている。

 私がサイモン&ガーファンクルを初めて聴いたのは、40年くらい昔の幼い頃、親の「4チャンネルステレオ」を使って「レコード」で、だった。その後しばらく聴かなくなり、次に再び聴くようになったのは中高生時代で、自分用の「ラジカセ」を使って、おもに「カセットテープ」で聴いていた。それから20年くらい経った最近、また聴くようになったのだ。今は古い音源を引っぱり出してきて、あるいはネット経由で聴いている。

 ところで、上記のカギカッコでくくった言葉・・・いずれも懐かしい言葉だが、若い方々だと意味がよく解らないかもしれない(笑)。アナログからデジタルへ以降し、歩行中や電車などの中では「ウォークマン」ではなくてiPODで音楽を聴き、新譜はわざわざお店へ行ってレコードやCDを購入するのではなく、ネット経由でダウンロードする時代だ。でも、ハードやソフトは変わっても、ポール・サイモンとアート・ガーファンクルの良い歌、美しい歌声は変わらないと思う。

 音響機器の技術の進化から連想して、電気機器セクターで銘柄をウオッチしてみた。

★安川電機〈6506〉(東1)

 モーション・コントロール、産業用ロボットなどの製品分野を持つ安川電機<6506>(東1)を入れる。現在の株価600円台前半でPERは約18倍、PBRは約1.6倍となっている。単位1000株。チャートは3月19日につけた年初来高値813円から反落し、地合いの軟化にツレて続落トレンドとなっていた。が、6月4日につけた年初来安値544円で底を打ち、反発に転じている。800円フシまでの戻りが目標となりそうだ。業績は好調。今期2013年3月期連結業績予想は前年比増収増益を見込んでおり、『会社四季報』には次期2014年4月期も増収増益との予想値が出ている。業績面からも買い安心感がありそうだ。

★マブチモーター〈6592〉(東1)

 小型モーターで世界シェアトップというマブチモーター<6592>(東1)を入れる。現在の株価3100円ラインでPERは約26倍、PBRは約0.7倍となっている。単位100株。チャートは3月2日と同14日につけた年初来高値3930円から反落し、続落トレンドで来ていたが、6月4日に年初来安値2950円をつけた後は反発。以降は3000〜3200円のレンジでモミ合っている。上ばなれから、まずは3400円フシまでの戻りを目指す。業績は好調で今期2012年12月期連結業績予想は前年比増収、営業・経常利益は2ケタ増益、純損益は前年の損失計上から黒字転換を見込んでいる。また、『会社四季報』には次期2013年12月期も増収増益との予想値が出ている。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

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2012年06月15日

「地下鉄サリン事件の特別手配者、全員逮捕」のニュースから・・・――銘柄ウォッチ



田北知見の銘柄ウオッチ



 先週、このコーナーで「東京都内でペンギンが水族館から逃げ出し、約3ヵ月にわたる逃亡生活を続けた末に帰って来た」というニュースを取り上げたが、今週は同じ「逃亡」でも、ちょっと深刻な逃亡ネタに触れる。いま話題で持ち切りの「地下鉄サリン事件などで警視庁から特別手配を受けていた、オウム真理教の元信者、高橋克也容疑者の逮捕」だ。同容疑者の逃亡生活は約17年に及んだとのことで、私なぞは「よくそれだけの期間、逃げ続けたなあ」と思ったり、「よくそれだけの年月を経た後に逮捕できたなあ」と日本の警察の優秀さに感心したり。報道によると、今回で同事件の特別手配の19人全員が逮捕されたことになるそうだ。

 同容疑者だけでなく、今年に入ってから逮捕された平田信被告、菊地直子容疑者のニュースを見た時も思ったことだが、3人とも、すごく顔が変わっている。もちろん経過年月による加齢があるし、もしかしたら逃亡のための整形手術もしたのかもしれない。が、やはり、「悪いことをして逃げ続ける」ということが、人相の変化に関係するのかもしれないなあ、と思ったのだった。

 上記の文とは関係ないが、警察・治安などからの連想で、警備会社株をウォッチしてみた。

★セコム〈9735〉(東1)

 警備業界最大手のセコム<9735>(東1)を入れる。セキュリティサービス事業のほか、防災事業、メディカルサービス事業なども行なっている。15日終値は15円安の3335円。単位100株。PERは約12.3倍、PBRは約1.2倍となっている。チャートは3月27日につけた年初来高値4190円から反落し、続落トレンドを形成。しかし6月12日につけた年初来安値3325円でそろそろ底打ちと見たい。中期で3700円フシまでの戻りを目指す。

 業績は好調。今期2013年3月期連結業績予想は、ニッタンが傘下に入った(株式100%取得)こともあり、前年比増収、営業・経常・純利益は2ケタ増益を見込んでいる。また、今期(通期末)配当金は100円予想。現在の株価で利回り約3.0%の計算となる。

★CSP〈9740〉(東1)

 警備業界3位のCSP<9740>(東1)(セントラル警備保障)を入れる。15日終値は3円高の783円。単位100株。PERは約20倍、PBRは約0.7倍となっている。株価はこの1年近く、700円台後半〜800円前後のラインでモミ合っている。下値770円ラインで拾い、上値800円ラインで利益確定という小すくい商いも一手か。今期2013年2月期配当金は8月中間末と2月通期末それぞれ14円の年間計28円予想。現在の株価で利回り約3.6%の計算になる。中期保有で配当取りを狙うのもまた一手かもしれない。

 今期連結業績予想は売上高と純利益が前年比増収増益、営業・経常利益は同減益を見込んでいる。しかし、『会社四季報』には会社側予想値よりもやや上ブレした予想値が出ており、また、次期2014年2月期は増収増益との予想値が出ている。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

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2012年06月08日

「脱走ペンギン帰還」のニュースから連想して「水」関連銘柄――銘柄ウォッチ



田北知見の銘柄ウオッチ



 先日、ネットで「帰還した脱走ペンギン、きょうから一般公開」という内容のニュースを見た。報道によると、3ヵ月ほど前に葛西臨海水族園(東京都江戸川区)からフンボルトペンギンの幼鳥が1羽、逃げ出した。その後、東京湾や江戸川などで時々目撃されていたが、5月下旬になってようやく保護され、連れ戻されたそうだ。獣医師などの話によると、目の充血と羽の抜けがあるくらいで健康に問題はないようで、海にいる小魚などで食いつないでいた可能性があるという。

 健康チェックを受けて問題なかったため、6月7日から同水族園で群れに戻され、一般公開されているということだ。私はこのニュースで初めて知ったのだが、世間では「たまちゃん」ブームの時のように話題になっていたのだろうか? しかし、3ヵ月も自分でエサを獲り、ひとりで(1羽で)生きていけるなんて、このペンギンは飼われていたにしては生命力が強いんだなあ。などと感心したのだった。

 ペンギンや水族館から連想して、「水」関連銘柄を見てみた。

★日清紡ホールディングス〈3105〉(東1)

 繊維メーカーの日清紡ホールディングス<3105>(東1)は繊維のほか紙製品、化学品、エレクトロニクスなど多岐にわたる事業を行なっており、そのひとつとして排水処理向けの水処理用微生物固体化担体等も扱っている。8日終値は26円安の586円。単位1000株。PERは約14.9倍、PBRは約0.6倍となっている。

 株価は3月26日につけた年初来高値826円から反落し、続落トレンドで来ていたが、6月4日につけた年初来安値575円でいったん底を打ったと見たい。ただ、信用買い残が多いため戻り売りが出そうで、加えて軟調な地合いが続けば、もうしばらくは底値圏でモミ合う可能性もある。が、チャート的には底値圏なので中期では拾い時と見て、まずは700円フシまでの戻りを目指す。

 大和証券は5月11日付けのレーティングで、投資判断「2」(アウトパフォーム)、目標株価(6〜12ヵ月)1000円とした。業績も堅調で、今期2013年3月期連結業績予想は(前年が凹んでいたとはいえ)売上高、営業・経常利益は前年比増収増益を見込んでいる。

★東レ〈3402〉(東1)

 合繊最大手の東レ<3402>(東1)は水処理膜・装置や家庭用浄水器、そして「水着」事業なども行なっている。8日終値は14円安の516円。単位1000株。PERは約12.7倍、PBRは約1.3倍となっている。チャートは4月27日に直近高値627円をつけて以降は続落トレンドで来ていたが、6月4日に年初来安値501円をつけた後は反発している。今後の地合いにもよるが、まずは600円フシまでの戻りが目標となりそうだ。

 5月14日付けのSMBCフレンド調査センターのレーティングでは、「強気」(今後6ヵ月間の目標株価が現在の株価を10%以上、上回ると判断する)とされた。業績は好調で、今期2013年3月期連結業績予想は前年比増収増益で最高益更新が見込まれている。また、東洋経済新報社の6月6日付け『四季報先取り』によると、次期2014年3月期も増収増益との予想値が出ている。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

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2012年06月01日

アフリカン・アートから連想して、値上がり幅上位株をピックアップ−−田北知見の銘柄ウオッチ



田北知見の銘柄ウオッチ



 ネットでアフリカ関係のサイトを見ていたら、「ティンガティンガ派の美術」という言葉に行き会った。興味を感じて調べてみたところ、1960年代にアフリカ・タンザニアの最大都市(旧首都)ダルエスサラームで、エドワード・サイディ・ティンガティンガという人が始めたポップアートのことをいうらしい。ティンガティンガ氏は1972年に亡くなったが、お弟子さんたちが画風を受け継いで作品を生み出し続けており、それらがティンガティンガ派とかティンガティンガアート等と呼ばれているという。

 作品や画家にもよるだろうが、私が見た限りの傾向としては、明るめのハッキリした色彩を使い、素朴なタッチでアフリカの動植物や自然、町や村などを描いている物が多い。そのアフリカらしさが好まれるらしく、ヨーロッパや日本でも評価され、コレクターも結構おられるようだ。日本でも時々、企画展が開かれたり、数年前には大手経済誌の表紙に使われたこともある。

 ティンガティンガアートを扱っているショップのサイトで画家さんたちのインタビューを読んでみると、「○○派」とか「弟子」といっても、日本でイメージする堅苦しい師弟関係ではなく、「頼って来た人は衣食住も含めて面倒を見る」「みんなで助け合って生活する」といったような雰囲気のようだ。そうしたおおらかさも含めて、アフリカン・アートなんだなあと思う。

 アフリカ的な「伸びやかな強さ」から連想して、「地合いが軟調でも強く伸びている株」→本日(6月1日)大引け時の「値上がり幅上位銘柄」の中から銘柄をピックアップしてみた。

★KDDI〈9433〉(東1)

 携帯電話au、固定電話、ブロードバンド、ケーブルテレビなどの事業を行なっているKDDI<9433>(東1)を入れる。1日終値は7000円高の49万1500円。単位1株。PERは約8.8倍、PBRは約0.9倍となっている。チャートは3月14日と同15日につけた年初来高値55万4000円から反落し、続落トレンドとなっていたが、ここ数日は下値48万円フシにあたり、反発のきざしが見えている。まずは51万円フシまでの戻りを目指す。ドイツ証券は5月29日付けのレーティングで、投資判断「Hold」、目標株価57万4000円としている。

★大正製薬ホールディングス〈4581〉(東1)

 ドリンク剤や育毛剤が有名で、市販薬の最大手という大正製薬ホールディングス<4581>(東1)を入れる。1日終値は280円高の6130円。単位100株。PERは約19.4倍、PBRは約0.9倍となっている。チャートは2月23日につけた上場来(年初来)高値7460円から反落し、以降はモミ合いながらも続落トレンドで来ていた。5月31日に年初来安値5780円まで売られてからは反発している。まずは6500円フシまでの戻りを目指す。信用倍率は約0.1倍の売り長となっており、買い戻しによる踏み上げも期待できそうだ。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

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2012年05月25日

物を買うだけでなく、気持ちをいただく・・・百貨店株――銘柄ウォッチ



田北知見の銘柄ウオッチ



 若い頃からデパートが好きで、よく行っている。若い人ならファッションビルとかショッピングモールのほうが好きだという方々も多いのだろうが、私は若い頃からデパート派だ。ギャル店員さんや賑やかな家族連れのお客が少ない落ち着いた雰囲気が好きだし、置いてある商品もオシャレだが先鋭的すぎない物が多いので好きなのだ。

 加えて、最近は年齢のせいか、「若い店員さんから、丁寧で感じの良い対応をされて癒される」という楽しみ(?)も出てきた。先日行った或るデパートでは、化粧品を買う際に、丁寧にメイクサービスをしてもらって癒された。この仕事に就いてまだそんなに経っていないと思われる女性ビューティアドバイザーさんだったが、メイクの腕は確かで、「さすが」と思った。

 デパ地下のお惣菜店では、支払いを済ませて商品を受け取る際に、元気の良い男性店員さんから「おいしくお召し上がりください!」と笑顔で言われ、おいしく食べられそうな気がした(ただしこれはマニュアルどおりの言葉らしく、別の百貨店の同じチェーン店でも同じことを言われた)。ケーキを買ったお店では、持って帰る際に崩れないように、若い女性店員さんが丁寧に箱に入れてくださった。

 どれも接客・販売業としては当たり前のことかもしれないが、その当たり前のことができていないお店・スタッフも多い現在、きちんとまじめに働いておられる若い方々を見ると、少し心が明るくなる。よく言われるように、「物を買う」だけでなく、「買い物の際の雰囲気も含めて買っている」のだと思う。

 百貨店銘柄をウオッチしてみた。

★高島屋〈8233〉(東1)

 東京、大阪などに14店舗を展開する高島屋<8233>(東1)を入れる。25日終値は6円高の551円。単位1000株。PERは約14倍、PBRは約0.6倍となっている。チャートは3月30日につけた年初来高値687円から反落し、以降は続落トレンドで来ていた。しかし5月23日に年初来安値539円まで売られて以降は、地合いがやや好転したことも背景として、反発に転じている。まずは次のフシであり26週移動平均線でもある、600円ラインまでの戻りを目指す。

 業績は好調で、今期2013年2月期連結業績予想は前年比増収増益、とくに営業・純利益は2ケタ増益を見込んでいる。ロンドンオリンピックに関連して、英国商品のプロモーションを行なうなどの材料もある。

★セブン&アイ・ホールディングス〈3382〉(東1)

 セブン−イレブンやイトーヨーカ堂のイメージが強いセブン&アイ・ホールディングス<3382>(東1)だが、グループには西武、そごう、ロビンソンの各百貨店もある。セブン&アイの25日終値は55円高の2384円。単位100株。PERは約13.5倍、PBRは約1.2倍となっている。チャートは昨年3月につけた上場来安値1755円を底に、凸凹しながらも下値抵抗線を切り上げてきた。この1ヵ月ほどは高値圏の2400円ライン前後でモミ合っている。

 今後の地合いにもよろうが、2350円ラインの押し目を待って拾い、まずは4月4日につけた年初来高値2485円上抜け、中期で2500円フシ上抜けを目指す。JPモルガン証券は5月7日付けのレーティングで投資判断「オーバーウェイト」、目標株価2900円(2013年4月まで)としている。大和証券は同24日付けのレーティングで投資判断「2」(アウトパフォーム)、目標株価2850円(6ヵ月)とした。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

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2012年05月18日

往年の映画『いそしぎ』のポピュラー音楽から連想した銘柄――銘柄ウォッチ



田北知見の銘柄ウオッチ



 最近、ふとしたことから、映画『いそしぎ』のテーマ音楽を久し振りに聴いた。1965年のアメリカ映画で、主演は往年のハリウッドの大物カップル、エリザベス・テイラーとリチャード・バートン(今でいうとブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーくらいのクラスだろう)。カリフォルニアの海辺の町を舞台に、テイラー演じるシングルマザーの画家と、バートン演じる妻子ある学校長の恋愛(不倫)ドラマだ。題名の「磯鴫」(The Sandpiper)は物語に出てくる、水辺に生息する鳥の種名だそうだ。

 主題歌は『シャドウ・オブ・ユア・スマイル』(The Shadow of Your Smile)。アカデミー歌曲賞、グラミー賞最優秀楽曲賞を受賞し、その後、ポピュラーソングとして多くのアーティストがカバーしている。大人っぽくて少しアンニュイな感じで、私の素人耳にはボサノヴァ的な雰囲気(当時、流行っていたと思う)や、1966年のフランス映画『男と女』の主題歌などを思い出す。

 いくつかのバージョンを聴いてみて、一番気に入ったのは、シャーリー・バッシー(Shirley Bassey)が歌っているもの。バッシーはイギリス出身のシンガーで、映画『007』シリーズの音楽などで有名だそうだ。中高年になってからの彼女もステキだが、若い頃のショートヘアの画像などは、ハル・ベリーみたいにとてもキュートだ。歌の素晴らしさだけでなく、私のような素人はつい、見た目にも惹かれてしまうのだった。

 上記の映画から連想して、社名に「海」のつく銘柄から優良株を探してみた。

★東海カーボン〈5301〉(東1)

 タイヤ向けカーボン首位で、カーボンブラック事業のほか、炭素・セラミックス(黒鉛電極、ファインカーボン)事業、工業炉などの事業を行なっている東海カーボン<5301>(東1)を入れる。18日終値は13円安の360円。単位1000株。PERは約14倍、PBRは約0.7倍となっている。チャートは4月2日につけた直近高値449円から反落し、地合いの軟化に沿って続落トレンドで来ている。今後の地合いにもよろうが、底値350円フシにあたり、そろそろ反発すると見たい。まずは400円フシまでの戻りを目指す。

★東海理化〈6995〉(東1)

 自動車向けのスイッチ、キーロック、シートベルトなどの部品を製造している、東海理化<6995>(東1)を入れる。筆頭株主はトヨタ自動車で、製品の8割がトヨタ関連という。東海理化の18日終値は41円安の1326円。単位100株。PERは約8.3倍、PBRは約0.7倍と割安水準にある。チャートは4月27日につけた年初来高値1533円からの反落局面。1300円フシにあたり、そろそろ下げ止まると見たいが、地合いによっては1200円フシまでの調整もあるかもしれない。いずれにしても安値圏の拾い時か。まずは1400円フシまでの戻りが目標となりそうだ。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

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2012年05月11日

『吉見百穴』遺跡から連想して、歴史のある企業株――銘柄ウォッチ



田北知見の銘柄ウオッチ



 過日の連休中、埼玉県比企郡吉見町にある国指定史跡『吉見百穴』(よしみひゃくあな、または「ひゃっけつ」とも読むそうだ)へ行った。高さ数メートル〜数十メートルくらいの岩山に、縦横1メートルくらい、奥行き2〜3メートルくらいの横穴墳墓が200穴以上も掘られている遺跡だ。こうした分野の遺跡では国内で最大規模だという。一部が観光スポットとして保護されつつ公開されており、ずっと行ってみたいと思っていたのだ。

 観光客(見学者というべきか)が見ることができるのは岩と横穴が露出している数十穴のみで、岩山の他の部分は土や木々に覆われている。6世紀頃の古墳時代にできた横穴墳墓が今に至るまでずっと残っていられたのは、土や木に覆われていたおかげなのだろう。露出している部分は明治時代に調査のために掘り出されたもので、穴は板状の大きな石で蓋がされていたそうだ。人骨、玉類、剣、土器などが出土したという。また、昭和時代の戦時中に、地下軍需工場用として大きく掘削された部分もある。岩山には階段や通路がついており、観光客は上まで登れる。登る途中に穴を間近で見ることもできた。

 こんなに大きく古い遺跡が首都圏に残っており、しかもそれを間近に見ることができるのは、なんだか不思議な気がした。遺跡の周辺には田園風景が広がっていたり、静かなお寺や遊歩道つきの湖などもあり、「東京近郊にも、こんな良いところがあるのだなあ」と、いい気分で家路についたのだった。

 「歴史」から連想して、歴史のある「三菱」「三井」系の銘柄で優良株を探してみた。

★三菱倉庫〈9301〉(東1)

 1887(明治20)年に三菱為替店の倉庫業務を継承して設立した、倉庫首位企業の三菱倉庫<9301>(東1)を入れる。11日終値は19円安の805円。単位1000株。PERは約17.3倍、PBRは約0.7倍となっている。チャートは3月9日につけた年初来高値1014円から反落し、以降は続落トレンドで来ている。底値800円フシにあたり、そろそろ反発のタイミングと見たい。まずは次のフシであり13週移動平均線でもある900円ラインまでの戻りを、そして中期で1000円フシまでの戻りを目指す。業績も堅調で、今期2013年3月期連結業績予想は前年比増収増益となっている。また、東洋経済新報社の『四季報速報』には、次期2014年3月期も増収増益との予想値が出ている。

★三井不動産〈8801〉(東1)

 最大手総合不動産の1社、三井不動産<8801>(東1)を入れる。江戸時代に創業した三井越後屋から、大正時代に三井合名会社不動産課となり、1941(昭和16)年に三井不動産株式会社として設立した歴史を持つ。11日終値は32円安の1298円。単位1000株。PERは約20.8倍、PBRは約1.1倍となっている。株価は3月14日につけた年初来高値1683円から反落し、以降はジリ安となっていた。1300円フシにあたり、そろそろリバウンドの時期と見たいが、地合いによっては1200円ラインまで調整が入る可能性もありそうだ。チャート的には安値圏の拾い時と見て、まずは1500円フシまでの戻りを目指す。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

posted by 田北知見 at 16:38 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 日常→銘柄探し

2012年05月04日

突然のアクシデントにも冷静な対応・・・コールセンター株――銘柄ウォッチ



田北知見の銘柄ウオッチ



 ある日、自宅キッチンで夕食の支度をしようとしたところ、突然、ガスこんろが点火しなくなった。ビルトインタイプのガステーブルで、普段はボタンを押すとカチカチと音がして発火、点火するのだが、その日は発火音がせず、しかしガス臭はするのでガスは出ているようなのだ。突然のことなのでかなり焦ってしまい、とりあえずガス会社の緊急連絡先の電話番号にかけてみた。週末の夕方遅い時間だったので、通常の窓口は終了していると思ったからだ。

 電話はガス会社の担当者ではなく、専門のコールセンターにつながったらしく、私は出てくれた女性オペレーターさんに事情を説明した。すると冷静な声で「ガスは出ていますか?」「着火音はしますか?」などと質問された。まずはマニュアルどおりの対応だと思われた。しかし、その冷静な対応に、不測の事態に対してかなり動揺していた私は気を落ち着かせることができたのだった。(その後の問答で判明したのだが、点火しなくなったのは単に発火用電池が切れたからで、電池を入れ替えただけで再び使えるようになった。)

 コールセンター業務は大変な仕事で、離職率も高めだと聞いたことがある。私のように動揺して電話をかけてくるお客をはじめ、いろいろなお客に電話ひとつで対応しなければならないから大変なのだろうなと改めて思った。

 コールセンター、テレマーケティング銘柄をウオッチしてみた。

★トランスコスモス〈9715〉(東1)

 コールセンター、テレマーケティング大手のトランスコスモス<9715>(東1)を入れる。2日終値は50円高の1185円。単位100株。PERは約14.6倍、PBRは約1.2倍となっている。チャートはこの1年ほど、底値600円ラインから反発し、上昇トレンドで来ていたが、今年3月30日と4月2日に年初来高値1267円をつけて以降は調整局面にある。中期チャートで見ても高値圏にあり、1000円ラインの押し目小すくいが無難そうだ。

★もしもしホットライン〈4708〉(東1)

 三井物産系でテレマーケティングの大手、もしもしホットライン<4708>(東1)を入れる。2日終値は18円高の820円。単位100株。PERは約13.2倍、PBRは約1.6倍となっている。チャートは昨年6月27日につけた直近安値640円を底に、凸凹しながらも下値抵抗線を切り上げてきている。780円ラインの押し目を待って拾い、850円フシ上抜けを目指す。筆頭株主は三井物産で、他の大口株主には信託口や生保などが並んでいる。業績も堅調で、買い安心感の高い銘柄だ。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

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2012年04月27日

「身近な国際化」から連想して、石油株――銘柄ウォッチ



田北知見の銘柄ウオッチ



 先日、ふだん行かないガソリンスタンドへ行ったところ、外国人のスタッフに接客されて、少しドギマギしてしまった。今時、コンビニエンスストアや飲食店や販売店などいろいろな場面で、中国系、東南アジア系、中東系、インド系など、さまざまな外国出身のスタッフに接客されることはさほど珍しくない。しかし、ガソリンスタンドの仕事は何となく「危険物を取り扱う資格職」というイメージがあるし、私が無知なだけかもしれないが、あまり外国人スタッフにお目にかかったことはなかったのだ。

 その人は相貌からして東南アジア系だと思われたが、流暢な日本語で車検や洗車などのセールストークを行なっていた。たぶん頑張って日本語を勉強し、また、もしかしたら資格等も持っておられるのかもしれない。・・・などと思いながらセールストークを聞いていたのだが、同時に、その人の顔を見ながら「以前、どこかでお会いしたことなかったかな?」と既視感を覚えていた。後で気づいたのだが、個人的にお会いしたことがあるわけではなく、お笑いタレントの「小島よしお」さんにちょっと似ていたのでデジャヴを感じていたのだった。

 ガソリンスタンドから連想して、石油関連銘柄をウォッチしてみた。

★国際石油開発帝石〈1605〉(東1)

 原油や天然ガスの開発・生産事業を行なっている国際石油開発帝石<1605>(東1)を入れる。27日終値は3000円高の53万円。単位1株。PERは約11.1倍、PBRは約0.9倍となっている。チャートは2月27日につけた年初来高値61万1000円から反落し、続落していたものの、下値52万円フシにあたり、この半月ほどはリバウンドのジリ高傾向にある。まずは55万円フシまでの戻りを目指す。中期では60万円ライン回復も視野に入る。

★昭和シェル石油〈5002〉(東1)

 石油元売の大手、昭和シェル石油<5002>(東1)を入れる。27日終値は15円安の505円。単位100株。PERは約17.3倍、PBRは約0.7倍となっている。チャートは2月27日につけた年初来高値から反落し、続落トレンドで来ていた。が、4月11日に年初来安値488円まで売られたところで反発。以降はモミ合いながらも下値抵抗線を切り上げている。まずは550円フシまでの戻りを目指す。

 本日27日に発表された2012年12月期第1四半期(1〜3月)連結決算は、売上高7007億2500万円(前年同期比1.4%増、対通期予想進捗率26.6%)、営業利益141億5700万円(同63.6%減、45.7%)、経常利益141億8300万円(同63.9%減、47.3%)、純利益62億9000万円(同69.3%減、57.2%)となった。石油事業では電力向け需要が旺盛で堅調に推移した一方、原油価格上昇の製品市況価格への反映が立ち遅れる状況もあったという。太陽電池事業は堅調に推移しており、米国の大型太陽光発電所への太陽電池納入契約締結、発電電力の一般電気事業者への融通などを行なったという。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

posted by 田北知見 at 16:31 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 日常→銘柄探し

2012年04月20日

美と健康に・・・『ビューティ』サイト関連株――銘柄ウォッチ



田北知見の銘柄ウオッチ


 ネットのバナー広告で興味を引かれ、「美と健康に関する、企業と専門家によるコラボレーションサイト」という『Beauty&Co.』(ビューティ・アンド・コー)を見てみた。資生堂が今月から本格スタートさせたサイトらしい。ネットショッピングモール、読み物、参加者のオススメ商品を紹介するコーナーなどで構成されている。主催は資生堂だが、サイトへの参加企業はJTB、アフタヌーンティ、講談社、ル・クルーゼ ジャポン、パナソニック、サンエー・インターナショナルなど多岐に亘っている。

 扱われている内容は化粧品やファッションだけでなく、グラスワインや生花など生活を豊かに彩る物や、お酒、レストラン、旅行等さまざま。また、企業からの発信や参加者のクチコミだけでなく、美容ジャーナリストや女性誌編集者といった、プロや目利きの方々のコメントなども掲載されるようで、なかなか充実している印象だ。

 関連銘柄をウォッチしてみた。

★資生堂〈4911〉(東1)

資生堂<4911>(東1)の20日終値は18円高の1433円。単位100株。PERは約33.7倍、PBRは約1.8倍となっている。チャートは4月11日につけた直近安値1388円から反発し、以降は凸凹しながらも下値抵抗線を切り上げてきているように見える。中期で見るとまだまだ安値圏にあり、上値余地は大きいようだ。上昇トレンド維持で、まずは1500円フシ上抜けを目指す。JPモルガン証券の4月5日付けレーティングでは、投資判断「オーバーウェイト」、目標株価1700円とされた。

★TSIホールディングス〈3608〉(東1)

 『ビューティ・・・』サイト参加企業のひとつ、サンエー・インターナショナルは『ナチュラルビューティ』などのブランドを展開するアパレル企業。同社が東京スタイルとともに昨年設立した持ち株会社TSIホールディングス<3608>(東1)を入れる。20日終値は17円安の425円。単位100株。PBRは約0.4倍となっている。

 チャートは3月29日につけた直近高値538円から反落。4月13日に発表した2012年2月期連結決算が予想より下ブレしたことも嫌気され、続落トレンドを形成中だ。ただ、今期は前年比増収、経常損益は黒字転換、営業・純損失幅は縮小の見込み。今後の地合いにもよろうが、底値の350円ラインを待って拾い、中期でリバウンドを狙うのも一手か。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

posted by 田北知見 at 16:36 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 日常→銘柄探し

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