東京・京橋にある『ブリヂストン美術館』へ行った。
企画展『コレクションの新地平〜20世紀美術の息吹』(4月13日まで)を観に行ったのだが、これまでも、同美術館は何度か行ったことがある。
印象派を中心に、19世紀〜20世紀初めの作品が充実しているので、私の好みのツボどまんなか(笑)なのだ。
上記の企画展は全体に良かったが、同館所蔵品で、あらためて、良さを知った作品があった。
パブロ・ピカソの『腕を組んですわるサルタンバンク』だ。
■ピカソの『腕を組んですわるサルタンバンク』
サルタンバンク(大道芸人)が腕と足を組んで椅子に座っている絵だ。
同館所蔵になる前は、著名天才ピアニスト ヴラジーミル・ホロヴィッツ(1904〜1989)の持ち物だったらしい。
自宅のピアノ室に飾られていたとも聞いた。
そう聞くと、この絵のサルタンバンクは、ホロヴィッツのピアノに、じっと聴き入っているように見える。
また、
「このサルタンバンクは、天才ピアニストの奏でるピアノを、ずっと聴いていたんだなあ」
と思うと、クラシック音楽を聴かせた牛の肉がやわらかくなるように、また、熟成中の焼酎がまろやかに美味しくなるように、この絵も、よりいっそう美しさが増すような気がしたのだった。
2008年03月10日
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この美術館は、広さも適度にコンパクトでいいですね。
天才ピアニストの持ち物だったのは初耳でした。
売っていた絵葉書の中に、ピカソの両手を組んでいる絵があったんですけど、その手の形が好きで、印象に残っています。