2007年10月18日

ニューズウィーク日本版「国際情勢入門」は、
オモシロイ

 きのう発売の『ニューズウィーク日本版』10月24日号に、「ゼロからわかる 国際情勢入門」という特集記事があった。

 解りやすさを重視したのか、かなり皮肉を利かせたり、おもしろおかしく書いてある箇所が結構あって、読んでて笑ってしまった。
 以下に、いくつか、ピックアップしてみる。

■『ニューズウィーク日本版』からの抜粋

・中国について

「…オリンピック前後に改革っぽいことが行なわれるかもしれない。でもしょせんは『改革っぽいこと』であって、…」

・潘基文(バン・キムン)国連事務総長について

「どこにでもいそうな、人のよさそうなこのおじさん」
「たとえ会話がつまらなそうでも、仕事がデキることはまちがいない」

・ イラクについて

「冷や飯を食わされているうえに暴力を振るわれているのだから、スンニ派としてはたまらない。怒った彼らは、シーア派をねらってテロ攻撃を仕掛けはじめた。
 そして当然のごとくシーア派も反撃――これが報復合戦の構図だ」
「カオスを生み出した責任の多くはアメリカにある。イラクを占領するなかで、ブッシュ政権は何度もミスを犯した」

・サブプライム問題について

「アメリカの住宅ローン焦げ付きで 下がるあなたの給料」

・ ロシアについて

「プーチン・ロシアのカツアゲ外交」
「…プーチンがはじめから『世界のボス』になろうとしたわけではない。2000年に大統領になったばかりのころは、むしろ欧米の仲間入りをめざしていた」
「ところが、ロシアの反対を無視してアメリカがイラク戦争を始めたり、影響力を取り戻そうとしている旧ソ連圏の国々にアメリカやヨーロッパが口をはさみはじめた。プーチンにしてみれば裏切られ、縄張りを荒らされたようなもの」
「傷つき怒ったプーチンは、ロシアをアメリカに負けない『超大国』として復活させる決意を固めた」

・サルコジ仏大統領について

「労働時間を延ばすなど、フランスらしくない働き方をめざしている」

・ ブラウン英首相について

「『ブッシュの犬』じゃない」
「…イラクの重要拠点からイギリス軍を撤退させた。『ブッシュのプードル』と呼ばれたブレアと違い、…」

・ 米 次期大統領選について

「夫に不倫された女(ヒラリー・クリントン)か、黒人(オバマ)か、バツ2男(ジュリアーニ)か、俳優(トンプソン)か」

・ チャベス ベネズエラ大統領について

「中南米の番長 チャベス」
「カリブ海に面した小さな国の大統領がこんなに偉そうに振る舞えるのは、ベネズエラが世界5位の産油国だから」
「けんか腰の口調、派手なパフォーマンス、大の野球好き。見た目も性格も番長そのもののチャベスは、国内の貧困層に絶大な支持を受けている」

■笑えない話

 一方で、笑えない箇所もあった。

 スーダン西部のダルフールで起きている大量虐殺について、
「スーダンの悲劇を知っていますか」
と題した記事だ。

 以下に、一部、抜粋する。

「(虐殺から)生き延びたとしても、体には弾のあとが残り、脳裏には親きょうだいやわが子が目の前で殺された残像が……。(難民キャンプで)配給を待つ彼らの目は死んでいる」

 しかし、きょう、下記の報道を見て、彼女たちは、もう、「配給を待つ」ことすらできなくなるのではないか、と、私は懸念している。



posted by 田北知見 at 16:33 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 時事ネタいじり
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