2007年09月21日

パイプドビッツ〈3831・東証マザーズ〉さんを
取材して思ったこと。

 過日、パイプドビッツ〈3831・東証マザーズ〉さんへ、取材にうかがった。
 『証券日刊新聞』の9月21日付け『社名と企業戦略』のための取材だ。
 佐谷宣昭社長から、起業の経緯や事業内容などをお聞きした。

(内容については、同日付けの『証券日刊新聞』を、ぜひご覧ください。また、同じ内容で、株式会社日本インタビュ新聞社サイト『経営者紀行』にも掲載しましたので、そちらもご参照ください)

 佐谷社長は1972年生まれ。九州大学の大学院博士課程修了・博士号取得後、同社の前身である、株式会社サハラを設立した。
 大学院修了後、すぐに起業。
 しかも、大学院での専攻は都市計画だったのに、立ち上げたのは、ネット系企業だった。

 なぜか?
 その理由とは……。
 ぜひ、上記の記事をご覧ください。

■必要なソフトが存在しないなら、自分でつくる

 記事に書かれた「100年に1度のタイミング」という理由に加え、もうひとつの理由として、都市計画にパソコンを活用し、そのためのソフトもご自分でつくったりしていたそうだ。
 そのため、パソコンやインターネットなどに素養があり、ソフトやネット企業を創立することに、あまりが違和感なかったという。

 都市計画(街づくり)を行なうには、建設会社や住民など、多くの施主に対して、ある程度のコンセンサスが得られるような提案を行なうことが求められる。
 そのベースとなるデータは、土壌・人口・人口動態・建築物・道の広さから防災計画まで、多岐に渡るとともに、現状だけでなく、将来モデルまで含めた内容が必要だ。さらに、いくつかのケーススタディと、それに対する検証なども必要になる。

 その膨大なデータを収集し、計算し、処理し、そこから導き出した計画やシミュレーションを構築し…となると、コンピュータは不可欠というわけだ。

 以前、やはり大学院で建築を専攻していた人の話を聞いたことがあるが、その人も、自分の研究に必要なソフトやロボットを、自分でつくっていたそうだ。
 先日おうかがいした、ソフト開発会社の社長さんも、やはり大学時代、自分で日本語ワープロソフトをつくったというお話しだった。

 ……理系の人って、すごい……。

■現代の起業家像

「こんなものがあるといいな」とか、
「こんなものがほしいのだが」
と思って、それが存在しないなら、
「では自分でつくるしかない」
ということなのだろう。
 そして、それを実際につくれてしまうところが、またスゴイのだが。

 佐谷社長のお話をお聞きし、また、先日、取材したソフト開発会社の社長さんのお話をお聞きして、思ったことがもうひとつある。

 彼らは、起業を、特別なことだと思っていない。
(もちろん、かなりの覚悟はおありだっただろうが。)

 昔の起業家のような、「裸一貫から、一国一城のあるじに」みたいな悲壮感はない。
 もっとナチュラルに、
「自分がつくったもので、ビジネスを行ないたい」
と思ったので、会社をつくりました、という感じだ。

 そして、昔の経営者のように、「ガツガツ儲けてやる」というのではなく、もちろん、企業なので、収益は追求するが、
「I Tで社会に貢献したい」とか、
「良質なソフトを日本から発信したい」
といった、プラスアルファの要因を求めているように、私には見えた。



posted by 田北知見 at 13:47 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 企業訪問
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