2007年08月13日

騎馬や弓矢の強い、国や人が

 というわけで、モンゴル関連ネタをいくつか書いて、さんざん前フリをしたうえで(笑)、このほど、モンゴルに旅行してきた。

 その感想等は、明日以降、追い追い、書いていくが。

 とりあえず、最近、話題になっていた、朝青龍について。

 旅行中、ウランバートル市内で、朝青龍がサッカーをしたというフィールドも見てきた。(笑)



■モンゴル人には、かなり窮屈だろう、と実感した

 9日間、モンゴルを旅行して思ったのだが、やはり、モンゴル人と日本人では、もともとのメンタリティがかなり違う。

 日本人は、よく言われるように、キッチリキッチリしていて、キメ細かい。
 モンゴル人は、かなり荒っぽくて大雑把。
 どっちが良い悪いの問題ではなく、小さな島国で農耕をやってきた国と、広い大草原で遊牧や遠征をしてきた国では、国民性が違って当然だろう。

 角界は、日本人にとってさえ、「窮屈で、きびしい」と思うような業界だ。
 ましてや、
「こんな国で生まれ育った人にとっては、かなり窮屈で、キツいんだろうな」
というのは、モンゴルに行った、実感として解った。

■評価される点が異なる

 そこから話は飛ぶ。
 今回、私が行ったツアーには、日本から同行する日本人添乗員さんと、現地で合流する現地人ガイドさんがついた。

 現地人ガイドさんは、20代の男性だった。
 彼は、学校を飛び級して、15歳で大学に入り、日本に国費留学もした、優秀な人材だ。ガイドになって3年ほどのキャリアがある。
 が、日本人の目から見ると、「勉強不足」「機転が利かない」「気くばりができない」感は、否めない。

 同じツアーで別グループについた、日本人添乗員さんが、やはり20代くらいの男性だったのだが、彼と比べても、明らかに、こちらの現地人ガイドさんは、上記の点で、見劣りがした。

 しかし、旅行の行程の途中、草原で馬に乗る行程があった。
 その時、現地人ガイドさんも、馬に乗っていたのだが、とても上手に、というか、ふつうに、自然に乗っている。
 子供のころから馬に乗っていて(現地では、それがふつう)、彼は小学校に馬で通っていたそうだ。…すごい…。(笑)

 たぶん、こっちでは、
「騎馬が上手い」とか、
「力が強い」とか、
「弓矢や鉄砲が上手い」
とか、そういうことが、重要なんだろうな、と思った。

 以前、インドネシアのバリ島に行った時に、同じようなことを思った。

 やはり、現地人ガイドさんが、(日本人の感覚では)全く「使えないヤツ」だった。
 が、楽器や踊りは得意で、海外に演奏に行ったり、踊りでは、現地でもかなりの上級者らしい。

 私はそれで、
「ああ、ここでは、リズム感や音感が良くて、演奏や踊りが上手い人が、尊敬されるんだろうな」
と思ったのだった。

「はしっこく、金儲けが上手い」とか、
「要領よく、上司に取り入ったり、人間関係を円滑にして、社内の肩書きを上げる」とか、
「流行や新しいお店など、最新情報に強い」
とか、そういうことは、まったく評価されないんだろうな、と思った。

 その後、今から何年か前、サイパンに行った時。

 ホテルのフロントスタッフは、地元のチャモロ系と、中国系の人が、半々くらいだった。
 おおむね、中国系の人は、用事を頼んでも、話が早いし、効率良く仕事をする。
 おおむね、チャモロ系の人は、何か頼んでも、要領を得ないし、見ていると、パソコンを打つのも、もたついたりして、あまり得意ではないようだった。

 でも、だからといって、チャモロ系の人をバカにはできないんだ、と思った。
「この人は、パソコンは不得手だが、リズム感がすごくて、踊りが上手いのかもしれないし、歌がすばらしいのかもしれない」
と。

■弓矢に代わる武器を持った国や人が勝つ時代

 ただ、問題は、今の時代、金儲けが上手く、はしっこい人や国に、アドバンテージがあることだ。

 上手くパソコンが打てたり、効率良くものづくりができたり、グローバリゼーション(白人のつくったルール)に従って貿易や国際政治のできる国や人が勝つ。
(ここでいう「国際政治」には、戦争や、途上国の収奪、自分たちに都合の良い理屈づけによる、政策の押し付けなどを含める。)

 騎馬や弓矢の強い国や人が、世界を席巻できる時代は終わったのだ。


posted by 田北知見 at 16:39 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 時事ネタいじり
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。