2007年06月16日

『父の日』に ちなんで、マイ父ネタ。

 6月17日は「父の日」。というわけで、母の日にちなんだマイ母ネタに続き(?)、マイ父ネタ。

■「そんなものが通用するのは、長い人生のうち…」

 私が高校生の時。
 何かの話をしていて、父がフト、
「おまえは、これからの人生、なにで勝負をしていくつもりだい?」
みたいなことを訊いた。

 どんなブスでも「かわいい」とチヤホヤされる女子高生時代である。私は、
「そりゃあ、若さとかわいさに決まってるじゃない」
と、冗談半分に答えた。(←てことは、半分は本気だったのか?オイオイ(笑))

 すると父は言った。
「そんなものが通用するのは、長い人生のうち、ほんの10年かそこらだよ。その後は、どうするつもりかって、訊いてるんだ」

 その時は、何と答えたか憶えていない。
 ただ、
「そおか、『オンナ』を武器に、若いうちにぼんやり生きてると、後が大変なんだ」
と気づいた。

 その後、私は決めた。
「話していて、おもしろい おばさん 大人の女性を目指そう」
 いろいろなことを知っている。当意即妙に、冗談とかも言える。ただおもしろいだけではバカにされるので、ちょっとだけ毒のある女性。そのあたりの線を目指そうと思った。

 もともと本を読むのは好きだったので、分野を限定せずに、とにかくいろいろなものを読むことにした。とくに20代の時は、毎日2〜3冊のペースで読んだ。
 時間とお金の許す範囲で、がんばってあちこち旅行に行った。
 歴史と美術が好きなので、人が多いし疲れるのだけれど、なるべく機会を設けては、美術館や博物館に行った。

 と、私レベルの人間でできる範囲で努力を重ね、齢を重ねた。
 年齢だけは大人になったが、上記の決意については、道半ばである(笑)。

■新聞の字を

 本を読むのが好きで、海外に興味を持ち、歴史に興味を持ったのは、父の影響だ。

 私がオムツも取れていないころ(たぶん2歳くらい?)に、字を読めるようになったのは、父が教えてくれたからだ。

 もちろん私は憶えてないのだけれど、父が新聞を読んでいるヨコに行っては、新聞の見出しの文字を指さして、
「これは?」
「これは何?」
と訊いていたらしい。
 父はいちいち、
「これは『あ』」
「これは『わ』」
と、根気よく答えていたらしい。
 で、私は字が読めるようになったのだった。

 その後、本を読むようになり、遊びでいろいろなものを書くようになり、中学・高校で新聞部、大学でスポーツ紙のクラブに入り……、就職してからは、まがりなりにも「書く」ことでめしを食えている。(皆様のおかげで、食わせていただいている)

 あの時、父が、
「うるさいから、向こうへ行ってなさい」
とか言ってたら、私の人生、またちょっと違ってたかも?と思ったりする。
 お父さん、ありがとう。

■海外に興味を持ったのも

 海外に興味を持ったのも、父の影響だ。

 父は仕事で時々、海外に行っていた。
 なので、子どものころ、うちには、オーストラリアのバターとか、バリ島の木彫りの人形とか、北極のアザラシ(?)の毛皮とか、アメリカから帰ってくる時の飛行機でもらったトランプとか、変わったもの(?)がいろいろあった。
(今では、外国のものって、ぜんぜん珍しくないけど、30年以上昔の当時にしては、そして、少なくとも、私にとっては物珍しかった。)

 といっても父自身は、ふつうのニッポンのお父さんだ。
 晩酌は、キリンビールで始まり、日本酒あるいは焼酎へ移行する。スポーツは、やるならゴルフ、観るなら相撲。下着はグンゼの白。ヘアトニックはMG-5。

 とくに訊かれなければ、外国の話をすることもなかった。
 たまに、ポツポツと、
「インド人の冷たい手に、突然足首を掴まれて驚いた話」とか、
「今まで見たなかで、一番美しいと思ったのは、フィリピンの遠浅の海」とか、
「キューバ人のリズム感はすごい」
とかのネタを話してくれるのだった。

 私も妹も、しぜん、海外に興味を持ってしまったのだった。

■歴史に興味を持ったのも

 以前にも、このブログに書いたが、歴史に興味を持ったきっかけは、中高生の時に、父の書棚にあった『項羽と劉邦』を、たまたま手に取って、読んでみたらおもしろかったからだ。

 書棚には確か、ほかに吉川英治や海音寺潮五郎や山岡荘八もあった気がする。
 吉川英治はともかく、山岡荘八あたりを手に取っていたら、もしかしたら、
「やっぱり歴史って、つまんない」
とかって、思ったかもしれない(笑)。読んでないので分からないが。



posted by 田北知見 at 17:25 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 時事ネタいじり
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