2007年03月28日

外資系投資ファンドについて。

 今週の『ニューズウィーク日本版』の第1特集は、
「ファンド嫌いが日本をダメにする
 〜三角合併、M&A、敵対的買収〜
 島国経営では大再編は生き残れない」。

■アメリカ自画自賛(笑)

 記事には、
「あくまでM&A鎖国にしがみつく経営者の保護主義を野放しにすれば、日本企業は世界的再編から取り残され、日本経済そのものも沈むことになる」
といった内容が書かれている。

 その記事は、私には、アメリカ式の、
「弱肉強食 金持ち総取り 敗者と貧乏人は一生貧乏 競争激烈資本主義」
社会はすばらしい、と言っているように見えた。(イヤ、ホントはそんな内容ではないのだがw)

 というか、ふだんから同誌は、経済にしろ政治にしろ軍事にしろ、アメリカ自画自賛記事が多い(笑)。
(もちろん、アメリカに、すばらしい点、見習うべき点が多々あるのは事実だ。私にとっても、憧れの国のひとつだ)

■どうしても「欲張り」に見えてしまう、外資系ファンド

 私自身はどうしても、企業取材が多いせいか、企業寄りの考えになってしまう。
 つまり、外資系の投資ファンドというと、「グリーンメイラー」や「ハゲタカ」をイメージしてしまうのだ。

 たとえば、ある複数のファンドは、日○コーディアルグループ株が「上場廃止か?」と報道されて、株価が1000円台前半まで下がった時に買ったくせに、シ○ィが1350円でTOBをかけたら、
「安すぎる。○興コーディアルグループ株には、2000円(前後)の価値がある」
と、○ティに「提言」したり。

 ある別のファンドは、ノー○ツが予定している28円の配当金を「安すぎる」と、10倍以上の300円にするよう「提言」したり。

 もちろん、ファンド側はファンド側なりに計算したうえで「提言」しているのだろうが、それにしても。

 ノーリ○は、あす29日に定時株主総会をひらく。26日のロイター通信によると、ファンド側は、同総会で大幅増配を提案する予定だそうだ。

 あす29日は株主総会の会社も多いようだ。

 注目の、サッ○ロホールディングスの総会もある。
 実質、米系有名ファンドに対する買収防衛策が諮られるもようで、その成否は、サッポ○ホールディングスだけの問題ではない、と、注目されている。

■会社は誰のためにあるのか

 一時期、「会社は誰のためにあるのか」というテーマが話題になっていた。

 ビジネス系の物書きなら、「経営者のためにある」とか、「株主のためにある」とか言うべきなのだろう。

 世間では、創業者やワンマンオーナー社長が、「オレの会社だ。どうしようとオレの勝手だ」みたいな主張をするのをよく見かけるし。
 出資者(株主等)が、「大事なお金を出すのだから、それなりの見返りを求めるのは当然」と主張するのもわかる。

 が、私はやはり、会社は、そこで、ひたいに汗して働く人々と、その商品やサービスに、需要を持ち、対価を支払っている顧客のために、あるのだと思う。
 製品やサービスを創出する人と、お金を払う人が存在しなければ、会社は成り立たない。当たり前だけど。


posted by 田北知見 at 16:26 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 時事ネタいじり
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