2006年12月07日

「正義はわれにあり」?

 今朝の日経新聞などの報道によると、アメリカ連邦議会の超党派 諮問機関『イラク研究グループ』は6日、報告書をまとめ、ブッシュ大統領に提言した。
 提言のおもな内容は、イラク駐留米軍の戦闘部隊を2008年3月までを目標に撤収すること、イラン、シリアとの直接対話を求めることなどだ。
 これを受けて、ブッシュ大統領は「すべての提案を真剣に考慮したい」と表明した。

 その後のインターネットのニュースサイトによると、当事者のイラク側も、シリアなどの中東諸国も、英国などの関連諸国も、この報告書の内容を、おおむね「歓迎している」もようだ。

 アメリカにも中東にも全く関係のない、一日本人の私としても、
「イラク、早く平和になるといいね」
と、報告書に対する「歓迎の意」を表したい(笑)。

■アメリカって、昔から……

 私はアメリカの歴史には不案内なのだが、先日、読んだ本で『リトル・ビッグ・ホーンの戦い』と、その後の『ウンデッド・ニーの虐殺』について初めて知り、
「ああ、そうか、アメリカって、昔から……」
と納得した。

 前者は、1876年に米モンタナ州のリトル・ビッグ・ホーン河流域で起きた、アメリカ連邦政府の騎兵隊と、先住民インディアンの戦いだ。
 従来の研究では、騎兵隊の生き残りからの聞き取り調査くらいしか史料がなかったため、「白人側にとっての悲劇」「先住民の連合軍が、騎兵隊を一方的に虐殺した」という通念になっていたらしい。
(最新の戦跡考古学の調査によって、騎兵隊側の戦術のまずさ等から、自滅に近い状況だったということが判明した)

 その後、米国内では反 先住民感情が高まり、1890年には、米サウスダコタ州の先住民居留地 ウンデッド・ニーで、女性や子供を含む、無抵抗の先住民150人(一説には、500人)が、騎兵隊により虐殺された。

 私はこの話を読んだ時、

● 先住民:「リトル・ビッグ・ホーンの戦い」→「ウンデッド・ニーの虐殺」
● 日本人:「ハワイ 真珠湾の奇襲」→「ヒロシマ、ナガサキの原爆」
● 中東:「9.11テロ」→「イラク空爆」ほか、「ブッシュ、中東諸国にケンカ売りまくり」

 …歴史は繰り返すというが、まさしく…と、思ったのだった。

 でも、日本も、人のことは言えない。
 「シベリア出兵」だって、「満洲事変」だって、「日中戦争」だって、「真珠湾奇襲」だって、名目はすべて「自衛行為」か、「現地の治安維持に貢献」「現地の邦人保護」だった。
 誰もが、いつも、「正しいのはおれのほうだ」と思っているらしい。


posted by 田北知見 at 16:56 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 時事ネタいじり
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