2006年09月06日

山口県下関市観光案内。
(うちの村が一番じゃけぇのう←山口ことば)

 遅めの夏季休暇をいただき、山口県下関市に帰省してきた。
 下関市は本州の西の端にあり、九州と本州、瀬戸内海と日本海の境目だ。朝鮮半島や中国大陸にも近い交通の要衝で、温暖で気候が良く、山も海もあって山海の幸に恵まれているためか、古くから人が住み、しばしば歴史の舞台になった。

 日本海側には弥生人の遺跡がある。瀬戸内海側には、古代には律令制のもと、国府や総社や鋳銭所が置かれていた。
 伝承によると、神宮皇后が戦勝を祈ったり、仲哀天皇のもがりを行なったとされる場所もあるし、藤原純友の配下の豪族が拠ったという城址もある。
 壇ノ浦は源平合戦のファイナルの舞台となった。
 宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘が行なわれた巌流島も下関市の島だ。
 幕末にはこの町で高杉晋作が奇兵隊を率いて「維新回天の挙兵」を行なった。
 明治時代には、日清戦争の講和条約締結の場になった。

 こうした歴史遺産というか観光資源も豊富なのだが、現在はふく(フグ)の水揚げ高が全国1位であることなどで有名だ。
 水産業だけではない。臨海地域には、ブリヂストン〈5108〉のタイヤ工場、神戸製鋼所〈5406〉アルミ・銅カンパニーの製造所、三菱重工業〈7011〉の造船所、ボイラーのトップメーカー長府製作所〈5946〉の本社・工場などがある。

 私のお気に入りは、長府にある『功山寺』。
 室町時代に栄華を極めた西国大名、大内氏が滅ぼされた場であり、幕末に高杉晋作が維新回天の挙兵をした場でもある。
 鎌倉様式の仏殿は国宝に指定されている。
 私が好きなのは石段を上がったところにある山門だ。黒っぽくて質実剛健な感じの山門と、石段の両側から張り出したもみじのうす緑の茂り。蝉しぐれが、かえって静寂を引き立てるのだ。

 寺の周りには和風の町並みが続く。土塀と黒い瓦、石畳。観光用につくりこんだハリボテではなく、人が実際に住んでいる家であり、地元の人が通勤や通学や買い物のために歩く道である。人工的なテーマパークではない。生きた町だ。

 このほかのお気に入りは『長府毛利邸』。
 ここは部屋ごとに置かれた活け花が良い。
 地元で育てた、変わった形の草花を見ることができるし、茶花のように「侘び寂び」っぽく(ってどんなんだ?w)挿されている。このさりげなさがいい。

 『長府庭園』も良い。
 すぐそばに山が迫っているため、自然と庭園が一体化しているように見える。純和風庭園なのだが、なんだか英国式庭園を思い出す。キッチリとつくりこんだお庭ではなく、木や草や花があくまでもさりげなく、自然に茂っている感じのところが。

 海岸沿いの散歩もお勧めだ。うすいブルーとグレーの濃淡で描かれた海と島影と空が美しい。
 …ってつい、観光案内になってしまった…。イヤ、でも下関って、いいところです。秋のお休みにはぜひいらしてください。おいでませ、山口県。


posted by 田北知見 at 14:49 | 東京 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 日常→銘柄探し
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