2011年04月01日

「復興」材料株からピックアップしてみた――銘柄ウォッチ

田北知見の銘柄ウオッチ 3月11日に起きた東北地方太平洋沖地震の発生から3週間以上が経ち、最近は震災・津波よりも、福島県の原発事故による放射性物質の影響や、東京電力による賠償、同社の今後の経営等の行方について話題にのぼることが多くなっているようだ。こうした話題やニュースなどを基に、東京電力<9501>(東1)は連日のようにストップ安や新安値更新となっている。

 一方で、日経平均をはじめ、多くの銘柄は震災直後の急落から戻り足となっている印象だ。「復興」関連の材料で買い戻されている面もあるだろう。ただ、ほとんどの企業は、まだ被災・停電などの影響を織り込んだ修正業績予想は出しておらず、それらが発表された時に市場はどう反応するのだろうか、とも思う。

 現在、「復興」関連材料の出ている銘柄をピックアップしてみた。

★東芝〈6502〉(東1)

 4月1日に、「岩手県北上市にある半導体製造子会社の岩手東芝エレクトロニクスでは、4月11日から一部ラインで生産を再開する」と発表した、東芝<6502>(東1)を入れる。なお、同社では、影響を最小化するため、一部製品についてはすでに大分工場や姫路半導体工場、加賀東芝エレクトロニクスで対応しているという。

 東芝の1日終値は4円安の403円。単位1000株。PERは約17.1倍、PBRは約2.2倍となっている。震災直後は原発関連株売りの流れなどから、ストップ安が続く場面もあり、3月16日には年初来安値309円をつけた。以降は反発し、ここ数日は400円ライン前後でモミ合っている。今後の材料・市況にもよるが、チャートを見る限りでは、25日あるいは26週移動平均線であり、次のフシである450円ラインまでの戻りが目標となりそうだ。

★ホンダ〈7267〉(東1)

 3月31日に「現在、生産活動を休止している埼玉製作所 狭山工場(埼玉県狭山市)、鈴鹿製作所(三重県鈴鹿市)の四輪完成車工場での生産を、4月11日から再開することを決定した。これにより、すべての国内の生産拠点での生産活動が再開することとなる」と発表したホンダ<7267>(東1)を入れる。また、海外生産用部品については、4月4日から海外生産拠点向けの生産・出荷を再開するという。

 ホンダの1日終値は75円安の3050円。単位100株。PERは約10.2倍、PBRは約1.3倍となっている。チャートは2月17日につけた年初来高値3745円からの調整局面だったが、震災などの影響で続落し、3月15日には年初来安値2820円をつけた。以降は反発し、3000〜3200円のレンジでモミ合っている。下値3000円ラインで拾い、上値3200円ラインで利益確定するのも一手か。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。



posted by 田北知見 at 16:14 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 日常→銘柄探し
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