2006年04月26日

きょうの日経

 今朝の日本経済新聞は良かった。

 『春秋』欄では、チェルノブイリ原発事故や水俣病、JR福知山線の脱線事故を引き合いに出し、企業側や官僚組織について、
「被害者の痛みに思いが至らない心に、安全文化は育つのだろうか」
と危惧を示している。

 社説では、チェルノブイリ事故を教訓に、原子力利用の、
「安全文化の醸成を妨げないよう、留意する必要がある」
と指摘している。

 総合・政治面のトップは福田康夫・元官房長官の講演で、見出しは、
「対アジア 修復が急務」。

 きょうはチェルノブイリ事故からちょうど20年。
 JR尼崎事故から1年。
 だから春秋や社説で取り上げたのはわかる。
 福田氏は自民党総裁選への出馬が取り沙汰されており、同じ派閥内の立候補者候補(←ややこしいなw)安倍晋三・官房長官との差異を明確化し、穏健派の支持を集めようとして、そうした発言をしたのであろうこともわかる。

 でもそれでもやはり、新聞の良心みたいなものが伝わってきてうれしかった。
 私は日経を読み始めてまだそんなに年数が経っていないのだが、朝日新聞や毎日新聞を読み慣れた目には、日経新聞の紙面からは、
「企業すり寄り御用新聞」
「人間は、儲けてナンボ」
みたいなニオイが感じ取れて、なんかやだなとずっと思っていた。(朝日や毎日がそんなに正義にあふれた素晴らしい新聞かどうかは、それはそれでまた議論の余地のあるところだが)
 そおかあ、日経にもちゃんと新聞人らしい、まっとうなことをまっとうに言える書き手・編集者も存在するんだあ、と、ちょっとうれしかった。


posted by 田北知見 at 10:36 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(2) | あの業界!こう見る
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