2008年12月24日

ちっちゃいナショナリズム?いやいやいや・・・

 私は化粧品の一部で、外資系のものを使っている。
 購入すると、箱のなかには、商品と一緒に小さな説明書が入っている。経費節減のためか、世界中のどこにでも、どういうルートで(デパート、免税店、ネット通販などなど)出しても良いようにか、説明書には、同じ内容が数カ国語で書かれている。

 最初はフランス語。フランス系のブランドなのでこれは当然だ。
 次に英語が書かれている。世界の共通語(?)なので仕方ない。
 それ以降には、ヨーロッパのいくつかの言語が並ぶ。たぶん、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、オランダ語、等々…。欧州言語の最後にロシア語が入る。
 その後ろにアジアの言語が並ぶ。
 まず、アラビア語。これはヨーロッパとの地理的、歴史的な近さからして仕方ない。
 その次に日本語。日本はやはりアジアの代表的な存在であり、現在のところ、最も大きなマーケットなのだろう。(と、鼻息荒く思うw)
 あとは、中国語(台湾の画数の多い漢字)、中国語(本土の簡体字)、ハングルと続く。

 しかし商品によってはたまに、アジア言語の先頭に中国語が書かれている場合があって、そんな時はちょっとくやしい。われながら、ちっちゃいことに、こだわりすぎ。と思うのだが…。(笑)

■アフリカ各国でも、中国人が

 「中国の台頭」が言われて久しいが、しかし笑い事ではないらしい。
と思ったのは、きのう、松本仁一 著『アフリカ・レポート 〜壊れる国、生きる人々』を読んだからだ。
 この本の主旨は、アフリカのいくつかの国々の、ひどい政治・経済状況と、そのなかで懸命に生きる人々のルポだ。(それについては後日、言及したい。)

 私が気になったのは、中国人が大挙してアフリカ各国に押し寄せ、収奪していくさまだ。

 たとえば、マカダミアナッツや海産物を、札ビラを切って買い占める、あるいはマフィアを通じて密輸する。
(例:日本人社長の現地企業が現地農家と協力し、数年、数十年かけて育て上げたナッツの木々から、実を叩き落として買い取っていく)

 たとえば、国際協力と銘打った、自国の利益のみを追求した公共事業。
(例:産油国に油井や石油基地をつくるのだが、資材や建機などはすべて中国から持ち込み、技術者・建設労働者はすべて中国人。建設中は仮設住宅街をつくって住み、そのなかで流通する食品や日用品もすべて中国製品。現地には1ドルもお金は落ちず、つまり現地の国民には何のメリットもなく、そして利権だけは中国と現地の政府高官がガッツリ取る)

■日本の取り組みは

 こういう状況を読むにつけ、たとえばJICA(国際協力機構)海外青年協力隊の地道な活動や、住友化学日立建機などの技術供与や事業活動が、とても美しく見える
(中東旅行の時、移動中に車窓から「あれがJICAの事務所ですよ」と教えられて、日本人の一人として誇らしく思ったものだ)
(イヤ、私自身は、何もしてないのですが…)(汗)

 きょう24日付けの日経朝刊等で
「途上国ビジネスを支援」
と報じられた。
 記事によると、財務省が特例措置として、国際協力銀行(日本政策金融公庫の国際部門)を通じ、日本の輸出企業や、途上国に進出している日本の大企業向けの融資を2009年度末まで認める。
 世界的な金融危機の影響で、日本企業による途上国関連の事業が滞ることを防ぐ狙いがあるそうだ。

 こうした、正当で地道な施策が、日本と途上国各国の、経済発展と関係強化につながればいいのだが。


posted by 田北知見 at 15:54 | 東京 ☀ | Comment(1) | TrackBack(0) | 〜について思ったこと
この記事へのコメント
 アフガニスタンに農業支援に行き、武装グループに銃撃を受けて亡くなった伊藤和也さんの事を書いた記事がありましたよね。
 前回その記事へのコメントで、武装勢力への怒りばかりを書いてしまいましたが、現地の人たちが総出で伊藤さんを捜索している様子が報道されるのを見て、新たに感謝の気持ちが生じました。
現在発売中の「通販生活2008秋冬号」の表紙に本人の笑顔の写真に「伊藤和也さん、あなたは私たちの誇りです」というコピーが添えられていました。
 いい笑顔の写真だったので、少し胸が痛みました。
 
Posted by 通販生活 at 2008年12月25日 00:36
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。