2005年12月20日

メディビック社長、橋本康弘氏

「前代未聞」の短期高成長企業目指す

hashimoto.jpg ゲノム創薬などの新薬研究開発の立案、遺伝子情報を利用した臨床開発戦略の立案などの事業を展開。4期目決算の前期(03年12月期)には売上高4億8400万円、経常段階で黒字転換と着実に業績は向上している。
 大阪大学医学部卒業。医療分野に進まれた動機はなんですか。「少年の頃から医者を目指したわけではないし、恵まれた環境に育ったわけでもない。学校もすべて公立で通した。早くに父が亡くなり母一人で育てられ、それが、医療に対する興味を持つきっかけとなり医学部を目指した。ハーバード大学からも招待を受けるなど目標に対する達成感は感じられたので、さらに医療に貢献したいと思い製薬会社に入った」。そして、2000年に当社を設立。「欧米では先端技術できめ細かい医療が進んでいた。しかし、大手製薬企業では患者の多い薬は作るが、患者の少ない、つまりマーケットが小さいと作らない傾向にあった。そこで、ベンチャー企業が癌のような小マーケットの薬を作るようになった。癌は種類によって細分化すると大手にとっては採算が合わない。また、欧米と日本では罹りやすい癌の種類も違う。このような状況が起業を考えるきっかけになった。チャレンジすることも好きだったから」と、欧米で業界を実際に見て体験したことが背景にある。
 そして、03年には東証マザーズへスピード上場を果たした。「常に、私自身、エネルギーの使い方を考えているし、今の状態で人生を終わりたくないと考えている。向上心は人一倍強い」と表情を引き締めた。「サービス産業が人と時間に左右されるのに対して、ハイテク産業は特許などを利用したパフォーマンスの良い産業。薬も同じで、特許を取れば経済的なインパクトは高い。米国でアムジェンという会社があり、設立から10年経った今、日本の大手製薬企業より大きな会社に成長した。この業界ではこういうことが起こりうる。われわれも前代未聞といわれるような短期間で成長する会社にしたい」と意欲をみせた。好きな言葉はと聞くと、「“夢見て行い、考えて祈る”」、恩師の大阪大学の山村先生から贈られたものという。また、信心深く、「方角や日時などの予想は当ることが多いので方位学は重視している。平均的な判断にはデジタルがいいが、特にメンタルな部分はアナログがいい。メールの文化も嫌い」と自らをアナログ人間と強調する。
 課題はなんですか。「社長に対する依存度が高いこと。文化的にあるいはキャラクター的に依存していることはいいと思うが、事業そのものとして依存の高いことはいけない。課題解決には人を育て組織力を強化し特許のような財産や製品を作って行き、橋本がいなくてもメディビックに依頼されるようにしたい。10年後にはアムジエンのような急成長、高付加価値のある企業になっていたい」。


posted by 田北知見 at 17:33 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(1) | 企業訪問
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック

うれしいニュース
Excerpt: 昨日、癌プロジェクトを担当している社員の研究員からすごくうれしい研究成果が飛び込んできました。サイエンスは、わからないところもあるので、これから確認です。詳細はここでは申しあげられませんが、検証試験を..
Weblog: 進化創薬 奮闘記
Tracked: 2006-01-27 12:58

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。