2012年06月29日

アンティーク・ブックから連想して、印刷関連株――銘柄ウォッチ



田北知見の銘柄ウオッチ



 東京・日本橋の丸善へ本を買いに行った際、同店3階にある『ワールド・アンティーク・ブック・プラザ』にも入ってみた。1点数十万〜数百万円するような海外のアンティーク・ブックなどが展示販売されている。もちろん私には手が出ないので、完全に「見るだけ」の、お店側にとっては迷惑な冷やかし客である(汗)。

 さすがにその場でメモを取るわけにはいかないので、頼りない記憶だけで書くと、グーテンベルクの聖書やら、モーツァルト(だったか・・・?)の楽譜やら、美しい植物図鑑の絵やら、すごい物が多くあったように思う。おかげさまで目の保養になった。日本では美術品を展示する美術館は多いものの、こうした美しい古書や稀覯本などを専門的に集中展示している所は(私が無知なだけかもしれないが)少ないように思う。でも、そこはあくまでお店であって、私のように目の保養を目当てに来る冷やかしは、お店側にとってはいい迷惑なのだが・・・。

 連想して、本・書籍・印刷等の関連銘柄を見てみた。

★東洋インキSCホールディングス〈4634〉(東1)

 印刷インクの国内首位企業で、液晶パネル用顔料なども扱っている、東洋インキSCホールディングス<4634>(東1)を入れる。29日終値は10円高の291円。単位1000株。PERは約11倍、PBRは約0.6倍となっている。チャートは3月につけた年初来高値348円から反落し、以降は続落トレンドで来ていたが、6月4日と同5日に年初来安値253円をつけてからは、地合いの好転も背景にリバウンドトレンドとなっている。今後の地合いにもよろうが、トレンド維持で、まずは350円フシまでの戻りを目指す。

★日本写真印刷〈7915〉(東1)

 印刷メディア事業のほか、加飾フィルム、タッチ入力デバイスなどの事業を行なっている日本写真印刷<7915>(東1)を入れる。29日終値は30円高の889円。単位100株。PBRは約0.8倍となっている。チャートは中期続落トレンドで来ていたが、6月4日につけた年初来安値725円を底に反発。以降は調整を挟みながらもジリ高トレンドを形成している。トレンド維持で1000円フシ上抜けといきたい。

 今期2013年3月期連結業績予想は前年比増収、営業・経常・純損失は前年比で損失幅縮小を見込んでいる。また、会社四季報には、次期2014年3月期は増収、営業・経常・純損益は黒字転換との予想値が出ている。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。



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2012年06月22日

サイモン&ガーファンクルの音楽から・・・電気機器セクター株――銘柄ウォッチ



田北知見の銘柄ウオッチ



 最近、サイモン&ガーファンクルにハマっている。おもに1960年代に活躍したアメリカ人男性2人のポピュラー音楽デュオで、有名な曲としては『サウンド・オブ・サイレンス』『スカボロ・フェア』『コンドルは飛んで行く』『ミセス・ロビンソン』などがあり、また、『明日に架ける橋』でグラミー賞を受賞したシンガーでありアーティストでもある。ダスティン・ホフマンが主役を演じてヒットした、1967年のアメリカ映画『卒業』の音楽を担当したユニットといえば分かる方も多いかもしれない。デュオとしては1970年に解散したものの、その後、折に触れて「再結成」をし、大規模なコンサートなどを行なっている。

 私がサイモン&ガーファンクルを初めて聴いたのは、40年くらい昔の幼い頃、親の「4チャンネルステレオ」を使って「レコード」で、だった。その後しばらく聴かなくなり、次に再び聴くようになったのは中高生時代で、自分用の「ラジカセ」を使って、おもに「カセットテープ」で聴いていた。それから20年くらい経った最近、また聴くようになったのだ。今は古い音源を引っぱり出してきて、あるいはネット経由で聴いている。

 ところで、上記のカギカッコでくくった言葉・・・いずれも懐かしい言葉だが、若い方々だと意味がよく解らないかもしれない(笑)。アナログからデジタルへ以降し、歩行中や電車などの中では「ウォークマン」ではなくてiPODで音楽を聴き、新譜はわざわざお店へ行ってレコードやCDを購入するのではなく、ネット経由でダウンロードする時代だ。でも、ハードやソフトは変わっても、ポール・サイモンとアート・ガーファンクルの良い歌、美しい歌声は変わらないと思う。

 音響機器の技術の進化から連想して、電気機器セクターで銘柄をウオッチしてみた。

★安川電機〈6506〉(東1)

 モーション・コントロール、産業用ロボットなどの製品分野を持つ安川電機<6506>(東1)を入れる。現在の株価600円台前半でPERは約18倍、PBRは約1.6倍となっている。単位1000株。チャートは3月19日につけた年初来高値813円から反落し、地合いの軟化にツレて続落トレンドとなっていた。が、6月4日につけた年初来安値544円で底を打ち、反発に転じている。800円フシまでの戻りが目標となりそうだ。業績は好調。今期2013年3月期連結業績予想は前年比増収増益を見込んでおり、『会社四季報』には次期2014年4月期も増収増益との予想値が出ている。業績面からも買い安心感がありそうだ。

★マブチモーター〈6592〉(東1)

 小型モーターで世界シェアトップというマブチモーター<6592>(東1)を入れる。現在の株価3100円ラインでPERは約26倍、PBRは約0.7倍となっている。単位100株。チャートは3月2日と同14日につけた年初来高値3930円から反落し、続落トレンドで来ていたが、6月4日に年初来安値2950円をつけた後は反発。以降は3000〜3200円のレンジでモミ合っている。上ばなれから、まずは3400円フシまでの戻りを目指す。業績は好調で今期2012年12月期連結業績予想は前年比増収、営業・経常利益は2ケタ増益、純損益は前年の損失計上から黒字転換を見込んでいる。また、『会社四季報』には次期2013年12月期も増収増益との予想値が出ている。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

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2012年06月15日

「地下鉄サリン事件の特別手配者、全員逮捕」のニュースから・・・――銘柄ウォッチ



田北知見の銘柄ウオッチ



 先週、このコーナーで「東京都内でペンギンが水族館から逃げ出し、約3ヵ月にわたる逃亡生活を続けた末に帰って来た」というニュースを取り上げたが、今週は同じ「逃亡」でも、ちょっと深刻な逃亡ネタに触れる。いま話題で持ち切りの「地下鉄サリン事件などで警視庁から特別手配を受けていた、オウム真理教の元信者、高橋克也容疑者の逮捕」だ。同容疑者の逃亡生活は約17年に及んだとのことで、私なぞは「よくそれだけの期間、逃げ続けたなあ」と思ったり、「よくそれだけの年月を経た後に逮捕できたなあ」と日本の警察の優秀さに感心したり。報道によると、今回で同事件の特別手配の19人全員が逮捕されたことになるそうだ。

 同容疑者だけでなく、今年に入ってから逮捕された平田信被告、菊地直子容疑者のニュースを見た時も思ったことだが、3人とも、すごく顔が変わっている。もちろん経過年月による加齢があるし、もしかしたら逃亡のための整形手術もしたのかもしれない。が、やはり、「悪いことをして逃げ続ける」ということが、人相の変化に関係するのかもしれないなあ、と思ったのだった。

 上記の文とは関係ないが、警察・治安などからの連想で、警備会社株をウォッチしてみた。

★セコム〈9735〉(東1)

 警備業界最大手のセコム<9735>(東1)を入れる。セキュリティサービス事業のほか、防災事業、メディカルサービス事業なども行なっている。15日終値は15円安の3335円。単位100株。PERは約12.3倍、PBRは約1.2倍となっている。チャートは3月27日につけた年初来高値4190円から反落し、続落トレンドを形成。しかし6月12日につけた年初来安値3325円でそろそろ底打ちと見たい。中期で3700円フシまでの戻りを目指す。

 業績は好調。今期2013年3月期連結業績予想は、ニッタンが傘下に入った(株式100%取得)こともあり、前年比増収、営業・経常・純利益は2ケタ増益を見込んでいる。また、今期(通期末)配当金は100円予想。現在の株価で利回り約3.0%の計算となる。

★CSP〈9740〉(東1)

 警備業界3位のCSP<9740>(東1)(セントラル警備保障)を入れる。15日終値は3円高の783円。単位100株。PERは約20倍、PBRは約0.7倍となっている。株価はこの1年近く、700円台後半〜800円前後のラインでモミ合っている。下値770円ラインで拾い、上値800円ラインで利益確定という小すくい商いも一手か。今期2013年2月期配当金は8月中間末と2月通期末それぞれ14円の年間計28円予想。現在の株価で利回り約3.6%の計算になる。中期保有で配当取りを狙うのもまた一手かもしれない。

 今期連結業績予想は売上高と純利益が前年比増収増益、営業・経常利益は同減益を見込んでいる。しかし、『会社四季報』には会社側予想値よりもやや上ブレした予想値が出ており、また、次期2014年2月期は増収増益との予想値が出ている。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

posted by 田北知見 at 15:50 | 東京 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 日常→銘柄探し

2012年06月08日

「脱走ペンギン帰還」のニュースから連想して「水」関連銘柄――銘柄ウォッチ



田北知見の銘柄ウオッチ



 先日、ネットで「帰還した脱走ペンギン、きょうから一般公開」という内容のニュースを見た。報道によると、3ヵ月ほど前に葛西臨海水族園(東京都江戸川区)からフンボルトペンギンの幼鳥が1羽、逃げ出した。その後、東京湾や江戸川などで時々目撃されていたが、5月下旬になってようやく保護され、連れ戻されたそうだ。獣医師などの話によると、目の充血と羽の抜けがあるくらいで健康に問題はないようで、海にいる小魚などで食いつないでいた可能性があるという。

 健康チェックを受けて問題なかったため、6月7日から同水族園で群れに戻され、一般公開されているということだ。私はこのニュースで初めて知ったのだが、世間では「たまちゃん」ブームの時のように話題になっていたのだろうか? しかし、3ヵ月も自分でエサを獲り、ひとりで(1羽で)生きていけるなんて、このペンギンは飼われていたにしては生命力が強いんだなあ。などと感心したのだった。

 ペンギンや水族館から連想して、「水」関連銘柄を見てみた。

★日清紡ホールディングス〈3105〉(東1)

 繊維メーカーの日清紡ホールディングス<3105>(東1)は繊維のほか紙製品、化学品、エレクトロニクスなど多岐にわたる事業を行なっており、そのひとつとして排水処理向けの水処理用微生物固体化担体等も扱っている。8日終値は26円安の586円。単位1000株。PERは約14.9倍、PBRは約0.6倍となっている。

 株価は3月26日につけた年初来高値826円から反落し、続落トレンドで来ていたが、6月4日につけた年初来安値575円でいったん底を打ったと見たい。ただ、信用買い残が多いため戻り売りが出そうで、加えて軟調な地合いが続けば、もうしばらくは底値圏でモミ合う可能性もある。が、チャート的には底値圏なので中期では拾い時と見て、まずは700円フシまでの戻りを目指す。

 大和証券は5月11日付けのレーティングで、投資判断「2」(アウトパフォーム)、目標株価(6〜12ヵ月)1000円とした。業績も堅調で、今期2013年3月期連結業績予想は(前年が凹んでいたとはいえ)売上高、営業・経常利益は前年比増収増益を見込んでいる。

★東レ〈3402〉(東1)

 合繊最大手の東レ<3402>(東1)は水処理膜・装置や家庭用浄水器、そして「水着」事業なども行なっている。8日終値は14円安の516円。単位1000株。PERは約12.7倍、PBRは約1.3倍となっている。チャートは4月27日に直近高値627円をつけて以降は続落トレンドで来ていたが、6月4日に年初来安値501円をつけた後は反発している。今後の地合いにもよるが、まずは600円フシまでの戻りが目標となりそうだ。

 5月14日付けのSMBCフレンド調査センターのレーティングでは、「強気」(今後6ヵ月間の目標株価が現在の株価を10%以上、上回ると判断する)とされた。業績は好調で、今期2013年3月期連結業績予想は前年比増収増益で最高益更新が見込まれている。また、東洋経済新報社の6月6日付け『四季報先取り』によると、次期2014年3月期も増収増益との予想値が出ている。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

posted by 田北知見 at 16:14 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 日常→銘柄探し

2012年06月01日

アフリカン・アートから連想して、値上がり幅上位株をピックアップ−−田北知見の銘柄ウオッチ



田北知見の銘柄ウオッチ



 ネットでアフリカ関係のサイトを見ていたら、「ティンガティンガ派の美術」という言葉に行き会った。興味を感じて調べてみたところ、1960年代にアフリカ・タンザニアの最大都市(旧首都)ダルエスサラームで、エドワード・サイディ・ティンガティンガという人が始めたポップアートのことをいうらしい。ティンガティンガ氏は1972年に亡くなったが、お弟子さんたちが画風を受け継いで作品を生み出し続けており、それらがティンガティンガ派とかティンガティンガアート等と呼ばれているという。

 作品や画家にもよるだろうが、私が見た限りの傾向としては、明るめのハッキリした色彩を使い、素朴なタッチでアフリカの動植物や自然、町や村などを描いている物が多い。そのアフリカらしさが好まれるらしく、ヨーロッパや日本でも評価され、コレクターも結構おられるようだ。日本でも時々、企画展が開かれたり、数年前には大手経済誌の表紙に使われたこともある。

 ティンガティンガアートを扱っているショップのサイトで画家さんたちのインタビューを読んでみると、「○○派」とか「弟子」といっても、日本でイメージする堅苦しい師弟関係ではなく、「頼って来た人は衣食住も含めて面倒を見る」「みんなで助け合って生活する」といったような雰囲気のようだ。そうしたおおらかさも含めて、アフリカン・アートなんだなあと思う。

 アフリカ的な「伸びやかな強さ」から連想して、「地合いが軟調でも強く伸びている株」→本日(6月1日)大引け時の「値上がり幅上位銘柄」の中から銘柄をピックアップしてみた。

★KDDI〈9433〉(東1)

 携帯電話au、固定電話、ブロードバンド、ケーブルテレビなどの事業を行なっているKDDI<9433>(東1)を入れる。1日終値は7000円高の49万1500円。単位1株。PERは約8.8倍、PBRは約0.9倍となっている。チャートは3月14日と同15日につけた年初来高値55万4000円から反落し、続落トレンドとなっていたが、ここ数日は下値48万円フシにあたり、反発のきざしが見えている。まずは51万円フシまでの戻りを目指す。ドイツ証券は5月29日付けのレーティングで、投資判断「Hold」、目標株価57万4000円としている。

★大正製薬ホールディングス〈4581〉(東1)

 ドリンク剤や育毛剤が有名で、市販薬の最大手という大正製薬ホールディングス<4581>(東1)を入れる。1日終値は280円高の6130円。単位100株。PERは約19.4倍、PBRは約0.9倍となっている。チャートは2月23日につけた上場来(年初来)高値7460円から反落し、以降はモミ合いながらも続落トレンドで来ていた。5月31日に年初来安値5780円まで売られてからは反発している。まずは6500円フシまでの戻りを目指す。信用倍率は約0.1倍の売り長となっており、買い戻しによる踏み上げも期待できそうだ。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

posted by 田北知見 at 15:50 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 日常→銘柄探し

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