2012年05月25日

物を買うだけでなく、気持ちをいただく・・・百貨店株――銘柄ウォッチ



田北知見の銘柄ウオッチ



 若い頃からデパートが好きで、よく行っている。若い人ならファッションビルとかショッピングモールのほうが好きだという方々も多いのだろうが、私は若い頃からデパート派だ。ギャル店員さんや賑やかな家族連れのお客が少ない落ち着いた雰囲気が好きだし、置いてある商品もオシャレだが先鋭的すぎない物が多いので好きなのだ。

 加えて、最近は年齢のせいか、「若い店員さんから、丁寧で感じの良い対応をされて癒される」という楽しみ(?)も出てきた。先日行った或るデパートでは、化粧品を買う際に、丁寧にメイクサービスをしてもらって癒された。この仕事に就いてまだそんなに経っていないと思われる女性ビューティアドバイザーさんだったが、メイクの腕は確かで、「さすが」と思った。

 デパ地下のお惣菜店では、支払いを済ませて商品を受け取る際に、元気の良い男性店員さんから「おいしくお召し上がりください!」と笑顔で言われ、おいしく食べられそうな気がした(ただしこれはマニュアルどおりの言葉らしく、別の百貨店の同じチェーン店でも同じことを言われた)。ケーキを買ったお店では、持って帰る際に崩れないように、若い女性店員さんが丁寧に箱に入れてくださった。

 どれも接客・販売業としては当たり前のことかもしれないが、その当たり前のことができていないお店・スタッフも多い現在、きちんとまじめに働いておられる若い方々を見ると、少し心が明るくなる。よく言われるように、「物を買う」だけでなく、「買い物の際の雰囲気も含めて買っている」のだと思う。

 百貨店銘柄をウオッチしてみた。

★高島屋〈8233〉(東1)

 東京、大阪などに14店舗を展開する高島屋<8233>(東1)を入れる。25日終値は6円高の551円。単位1000株。PERは約14倍、PBRは約0.6倍となっている。チャートは3月30日につけた年初来高値687円から反落し、以降は続落トレンドで来ていた。しかし5月23日に年初来安値539円まで売られて以降は、地合いがやや好転したことも背景として、反発に転じている。まずは次のフシであり26週移動平均線でもある、600円ラインまでの戻りを目指す。

 業績は好調で、今期2013年2月期連結業績予想は前年比増収増益、とくに営業・純利益は2ケタ増益を見込んでいる。ロンドンオリンピックに関連して、英国商品のプロモーションを行なうなどの材料もある。

★セブン&アイ・ホールディングス〈3382〉(東1)

 セブン−イレブンやイトーヨーカ堂のイメージが強いセブン&アイ・ホールディングス<3382>(東1)だが、グループには西武、そごう、ロビンソンの各百貨店もある。セブン&アイの25日終値は55円高の2384円。単位100株。PERは約13.5倍、PBRは約1.2倍となっている。チャートは昨年3月につけた上場来安値1755円を底に、凸凹しながらも下値抵抗線を切り上げてきた。この1ヵ月ほどは高値圏の2400円ライン前後でモミ合っている。

 今後の地合いにもよろうが、2350円ラインの押し目を待って拾い、まずは4月4日につけた年初来高値2485円上抜け、中期で2500円フシ上抜けを目指す。JPモルガン証券は5月7日付けのレーティングで投資判断「オーバーウェイト」、目標株価2900円(2013年4月まで)としている。大和証券は同24日付けのレーティングで投資判断「2」(アウトパフォーム)、目標株価2850円(6ヵ月)とした。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。



posted by 田北知見 at 15:45 | 東京 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 日常→銘柄探し

2012年05月18日

往年の映画『いそしぎ』のポピュラー音楽から連想した銘柄――銘柄ウォッチ



田北知見の銘柄ウオッチ



 最近、ふとしたことから、映画『いそしぎ』のテーマ音楽を久し振りに聴いた。1965年のアメリカ映画で、主演は往年のハリウッドの大物カップル、エリザベス・テイラーとリチャード・バートン(今でいうとブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーくらいのクラスだろう)。カリフォルニアの海辺の町を舞台に、テイラー演じるシングルマザーの画家と、バートン演じる妻子ある学校長の恋愛(不倫)ドラマだ。題名の「磯鴫」(The Sandpiper)は物語に出てくる、水辺に生息する鳥の種名だそうだ。

 主題歌は『シャドウ・オブ・ユア・スマイル』(The Shadow of Your Smile)。アカデミー歌曲賞、グラミー賞最優秀楽曲賞を受賞し、その後、ポピュラーソングとして多くのアーティストがカバーしている。大人っぽくて少しアンニュイな感じで、私の素人耳にはボサノヴァ的な雰囲気(当時、流行っていたと思う)や、1966年のフランス映画『男と女』の主題歌などを思い出す。

 いくつかのバージョンを聴いてみて、一番気に入ったのは、シャーリー・バッシー(Shirley Bassey)が歌っているもの。バッシーはイギリス出身のシンガーで、映画『007』シリーズの音楽などで有名だそうだ。中高年になってからの彼女もステキだが、若い頃のショートヘアの画像などは、ハル・ベリーみたいにとてもキュートだ。歌の素晴らしさだけでなく、私のような素人はつい、見た目にも惹かれてしまうのだった。

 上記の映画から連想して、社名に「海」のつく銘柄から優良株を探してみた。

★東海カーボン〈5301〉(東1)

 タイヤ向けカーボン首位で、カーボンブラック事業のほか、炭素・セラミックス(黒鉛電極、ファインカーボン)事業、工業炉などの事業を行なっている東海カーボン<5301>(東1)を入れる。18日終値は13円安の360円。単位1000株。PERは約14倍、PBRは約0.7倍となっている。チャートは4月2日につけた直近高値449円から反落し、地合いの軟化に沿って続落トレンドで来ている。今後の地合いにもよろうが、底値350円フシにあたり、そろそろ反発すると見たい。まずは400円フシまでの戻りを目指す。

★東海理化〈6995〉(東1)

 自動車向けのスイッチ、キーロック、シートベルトなどの部品を製造している、東海理化<6995>(東1)を入れる。筆頭株主はトヨタ自動車で、製品の8割がトヨタ関連という。東海理化の18日終値は41円安の1326円。単位100株。PERは約8.3倍、PBRは約0.7倍と割安水準にある。チャートは4月27日につけた年初来高値1533円からの反落局面。1300円フシにあたり、そろそろ下げ止まると見たいが、地合いによっては1200円フシまでの調整もあるかもしれない。いずれにしても安値圏の拾い時か。まずは1400円フシまでの戻りが目標となりそうだ。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

posted by 田北知見 at 16:30 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 日常→銘柄探し

2012年05月11日

『吉見百穴』遺跡から連想して、歴史のある企業株――銘柄ウォッチ



田北知見の銘柄ウオッチ



 過日の連休中、埼玉県比企郡吉見町にある国指定史跡『吉見百穴』(よしみひゃくあな、または「ひゃっけつ」とも読むそうだ)へ行った。高さ数メートル〜数十メートルくらいの岩山に、縦横1メートルくらい、奥行き2〜3メートルくらいの横穴墳墓が200穴以上も掘られている遺跡だ。こうした分野の遺跡では国内で最大規模だという。一部が観光スポットとして保護されつつ公開されており、ずっと行ってみたいと思っていたのだ。

 観光客(見学者というべきか)が見ることができるのは岩と横穴が露出している数十穴のみで、岩山の他の部分は土や木々に覆われている。6世紀頃の古墳時代にできた横穴墳墓が今に至るまでずっと残っていられたのは、土や木に覆われていたおかげなのだろう。露出している部分は明治時代に調査のために掘り出されたもので、穴は板状の大きな石で蓋がされていたそうだ。人骨、玉類、剣、土器などが出土したという。また、昭和時代の戦時中に、地下軍需工場用として大きく掘削された部分もある。岩山には階段や通路がついており、観光客は上まで登れる。登る途中に穴を間近で見ることもできた。

 こんなに大きく古い遺跡が首都圏に残っており、しかもそれを間近に見ることができるのは、なんだか不思議な気がした。遺跡の周辺には田園風景が広がっていたり、静かなお寺や遊歩道つきの湖などもあり、「東京近郊にも、こんな良いところがあるのだなあ」と、いい気分で家路についたのだった。

 「歴史」から連想して、歴史のある「三菱」「三井」系の銘柄で優良株を探してみた。

★三菱倉庫〈9301〉(東1)

 1887(明治20)年に三菱為替店の倉庫業務を継承して設立した、倉庫首位企業の三菱倉庫<9301>(東1)を入れる。11日終値は19円安の805円。単位1000株。PERは約17.3倍、PBRは約0.7倍となっている。チャートは3月9日につけた年初来高値1014円から反落し、以降は続落トレンドで来ている。底値800円フシにあたり、そろそろ反発のタイミングと見たい。まずは次のフシであり13週移動平均線でもある900円ラインまでの戻りを、そして中期で1000円フシまでの戻りを目指す。業績も堅調で、今期2013年3月期連結業績予想は前年比増収増益となっている。また、東洋経済新報社の『四季報速報』には、次期2014年3月期も増収増益との予想値が出ている。

★三井不動産〈8801〉(東1)

 最大手総合不動産の1社、三井不動産<8801>(東1)を入れる。江戸時代に創業した三井越後屋から、大正時代に三井合名会社不動産課となり、1941(昭和16)年に三井不動産株式会社として設立した歴史を持つ。11日終値は32円安の1298円。単位1000株。PERは約20.8倍、PBRは約1.1倍となっている。株価は3月14日につけた年初来高値1683円から反落し、以降はジリ安となっていた。1300円フシにあたり、そろそろリバウンドの時期と見たいが、地合いによっては1200円ラインまで調整が入る可能性もありそうだ。チャート的には安値圏の拾い時と見て、まずは1500円フシまでの戻りを目指す。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

posted by 田北知見 at 16:38 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 日常→銘柄探し

2012年05月04日

突然のアクシデントにも冷静な対応・・・コールセンター株――銘柄ウォッチ



田北知見の銘柄ウオッチ



 ある日、自宅キッチンで夕食の支度をしようとしたところ、突然、ガスこんろが点火しなくなった。ビルトインタイプのガステーブルで、普段はボタンを押すとカチカチと音がして発火、点火するのだが、その日は発火音がせず、しかしガス臭はするのでガスは出ているようなのだ。突然のことなのでかなり焦ってしまい、とりあえずガス会社の緊急連絡先の電話番号にかけてみた。週末の夕方遅い時間だったので、通常の窓口は終了していると思ったからだ。

 電話はガス会社の担当者ではなく、専門のコールセンターにつながったらしく、私は出てくれた女性オペレーターさんに事情を説明した。すると冷静な声で「ガスは出ていますか?」「着火音はしますか?」などと質問された。まずはマニュアルどおりの対応だと思われた。しかし、その冷静な対応に、不測の事態に対してかなり動揺していた私は気を落ち着かせることができたのだった。(その後の問答で判明したのだが、点火しなくなったのは単に発火用電池が切れたからで、電池を入れ替えただけで再び使えるようになった。)

 コールセンター業務は大変な仕事で、離職率も高めだと聞いたことがある。私のように動揺して電話をかけてくるお客をはじめ、いろいろなお客に電話ひとつで対応しなければならないから大変なのだろうなと改めて思った。

 コールセンター、テレマーケティング銘柄をウオッチしてみた。

★トランスコスモス〈9715〉(東1)

 コールセンター、テレマーケティング大手のトランスコスモス<9715>(東1)を入れる。2日終値は50円高の1185円。単位100株。PERは約14.6倍、PBRは約1.2倍となっている。チャートはこの1年ほど、底値600円ラインから反発し、上昇トレンドで来ていたが、今年3月30日と4月2日に年初来高値1267円をつけて以降は調整局面にある。中期チャートで見ても高値圏にあり、1000円ラインの押し目小すくいが無難そうだ。

★もしもしホットライン〈4708〉(東1)

 三井物産系でテレマーケティングの大手、もしもしホットライン<4708>(東1)を入れる。2日終値は18円高の820円。単位100株。PERは約13.2倍、PBRは約1.6倍となっている。チャートは昨年6月27日につけた直近安値640円を底に、凸凹しながらも下値抵抗線を切り上げてきている。780円ラインの押し目を待って拾い、850円フシ上抜けを目指す。筆頭株主は三井物産で、他の大口株主には信託口や生保などが並んでいる。業績も堅調で、買い安心感の高い銘柄だ。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

posted by 田北知見 at 15:14 | 東京 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 日常→銘柄探し

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