株・黄金分割比投資法 著者名:田北知見著 かんき出版

2009年11月13日

朝10時のヨーカドーで思った、生活防衛銘柄――銘柄ウォッチング

田北知見の銘柄ウオッチ 先日、朝10時すぎにイトーヨーカドーの食品階へ行く機会があった。普段は開店してすぐのスーパーへ行くことはあまりないのだが、その日は用事などの兼ね合いでそうなったのだった。すでにかなりのお客が入っており、私は驚いた。昔の感覚で、開店と同時に食品を買いに来る人って、あまりいないだろうと思っていたのだ。

 お客の多くは、「タマゴ1パック○○円、限定○○名様」などの特価品を物色していた。どうりで、私が会社帰りや出かけた帰りに寄っても、すでに特価品は売り切れているわけだ。(安売り商品はおおむね数量限定で、売り切れても補充はしないことが多いようだ)

 株式市場では一時期、「生活防衛銘柄」が人気化していた。が、私は上記の光景を見て、「生活防衛」材料は、一時的なネタではなく、中長期の買い材料になりそうだな、と思ったのだった。人気の生活防衛銘柄の中から、もう一度、良さそうな銘柄を探してみた。

★セブン&アイ・ホールディングス〈3382〉(東1)

 傘下にヨーカドーやセブンイレブンなどがある、セブン&アイ・ホールディングス<3382>(東1)を入れる。今期2010年2月期連結業績予想は、営業収益5兆1800億円(前年比8.3%減)、営業利益2500億円(同11.3%減)、経常利益2480億円(同11.2%減)、純利益1090億円(同18.0%増)。10日には、当期個別業績予想の上方修正を発表したが、連結予想は現時点では据え置いている。

 13日の終値は25円高の1937円。チャートは5月20日につけた直近高値2465円から反落し、以降は凸凹しながらも続落トレンドとなっていた。11月12日には上場来安値1901円をつけた。同13日の日足は陽線となっており、そろそろ反発に転じると見たい。まずは25日移動平均線の2050円ライン奪回が目標か。

★エービーシー・マート〈2670〉(東1)

 靴小売専門店『ABCマート』を約480店、全国展開しているエービーシー・マート<2670>(東1)も、生活防衛銘柄として一時期、人気化していた。しかしチャートは9月29日につけた直近高値2890円から反落し、続落トレンドで来ていた。11月11日、12日の日足・分足を見ると、下値2420円を固め、リバウンドの動き。まずは次のフシ2600円ライン上抜けを目指す。13日終値は40円高の2460円。

 今期2010年2月期連結業績予想は、期中に上方修正して、売上高1087億5000万円(前年比11.7%増)、営業利益217億3000万円(同7.4%増)、経常利益220億7000万円(同12.5%増)、純利益120億5000万円(同8.7%増)。業績面からも買い安心感は充分といえそうだ。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

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2009年11月06日

ネイルサロンから連想した、値動き銘柄――銘柄ウォッチング

田北知見の銘柄ウオッチ 過日、ネイルサロンでペディキュアを頼んだ。都内にあるサロンで、百貨店の中の高めの階にあり、客用椅子も高めの場所に設置してあるため、施術を受けながら、窓から景色を一望できる。今回は昼間に行ったのだが、前回は夕方〜夜にかけての時間帯だったため、夕景と夜景を楽しめた。また、サロン内は静かで、ネイリストさんもお客さんもおしゃれで美しい人ばかりで(私を除く)、ゴージャスな雰囲気も楽しめる。

 そのサロンでのペディキュアコースは、足爪の形を整えてネイルエナメルを塗ってくれるだけでなく、かかとの角質を除去するなどのお手入れや、香油を使った膝下〜足先のマッサージなども含まれているので、とてもリッチな気分で一時を過ごすことができた。

 しかし私の目は、つい株価の動きに吸い寄せられていた。窓越しの眼下にちょうど、証券会社の入っているビルがあり、帯状の電光表示板に、刻々と銘柄名と値動きが流れていたのだった。…せっかく、優雅な雰囲気のサロンにいるのに、私自身はやはり、優雅とは程遠い位置づけにいるのだなあ(苦笑)と思ったのだった。

 上記のエピソードから連想し、値動きの良い銘柄の中から、優良銘柄を探してみた。

★ザッパラス〈3770〉(東1)

 携帯電話向けコンテンツ配信事業を行なっているザッパラス<3770>(東1)を入れる。チャートは2月4日につけた年初来高値27万3500円から反落し、凸凹しながらも中期続落トレンドで来た。11月6日には年初来安値14万円をつけ、同日終値は14万0200円。中長期チャートを見ると、15万円ラインがひとつのフシなので、そろそろ反発のタイミングか。単位1株の売買しやすさも魅力だ。

 PERは約10倍と、ひところの人気時に比べ、かなりアク抜けして買いやすくなっている。今期2010年4月期業績予想は売上高113億5000万円(前年比10.1%増)、営業利益31億1000万円(同14.8%増)、経常利益31億円(同15.0%増)、純利益18億2000万円(同15.1%増)と2ケタ増収増益を見込んでいる。『会社四季報』には、会社側予想値より上ブレした予想値が出ており、次期2011年4月期も増収増益との予想値が出ている。

★日本高純度化学〈4973〉(東1)

 プリント基板・半導体搭載基板用を中心とした貴金属メッキ液メーカーの日本高純度化学<4973>(東1)は半導体関連銘柄として動くことも多い。チャートを見ると、10月26日につけた直近高値35万4000円から反落していたが、ここ数日は下値30万円フシを固める動きとなっている。そろそろ反発のタイミングと見たい。6日終値は6000円安の30万3000円。単位1株の売買しやすさも魅力となっている。

 今期2010年3月期業績予想は、売上高85億円(前年比4.3%増)、営業利益11億円(同2.1%増)、経常利益11億3000万円(同1.0%増)、純利益7億円(同74.4%増)。『会社四季報』には、会社側予想値より一部、上ブレした予想値が出ており、次期2011年3月期も増収増益との予想値が出ている。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

posted by 田北知見 at 16:05 | 東京 晴れ | Comment(0) | TrackBack(0) | 日常→銘柄探し

2009年10月30日

陶芸展から連想した、ガラス・土石セクターの優良銘柄――銘柄ウォッチング

田北知見の銘柄ウオッチ 東京・竹橋の国立近代美術館 工芸館で『染野夫妻陶芸コレクション 〜リーチ、濱田、豊藏、壽雪』(11月3日まで開催)を見に行った。シンプルで日本的な作品で知られる英国人陶芸家 バーナード・リーチや、雪をかぶせたような白い釉薬づかいで知られる萩焼陶芸家 三輪壽雪(みわ・じゅせつ)らの壺、茶碗、盃、大皿などが展示されていた。

 リーチは日本に長く滞在し、六代 尾形乾山に入門するなど、日本の陶芸・工芸・美術などに通じていた。帰英後は益子焼陶芸家の濱田庄司(はまだ・しょうじ)とともに、コーンウォール地方のセント・アイヴスに開窯、作陶した。コーンウォールについて、私は本や雑誌で読んだ程度しか知らないが、陶芸家などのアーティストが多く住んでおり、海や自然の美しい、良い所のようだ。私もいつか行ってみたいと思っている場所のひとつだ。

 今展で、上記の作家の作品のほかに私の印象に残ったのは、塚本快示(つかもと・かいじ)の青白磁。透き通るような白さ、ほのかな青さが美しかった。藤原啓(ふじわら・けい)の備前焼の徳利と盃は、備前焼らしい茶色なのだが、微妙な色合いがいい。藤本能道(ふじもと・よしみち)の色絵も、伝統的な絵柄などを踏襲しつつ、モダンな感じも入っており、良かった。

 陶芸展から連想し、ガラス・土石セクターで優良銘柄を探してみた。

★日本特殊陶業〈5334〉(東1)

 日本特殊陶業<5334>(東1)は自動車用スパークプラグのトップメーカー。自動車用センサーやパソコン向けパッケージ、携帯電話向けのセラミックパッケージ、セラミック工具、人口骨頭など、半導体・電子・工具・医療関連の製品も多くある。今期2010年3月期連結業績予想は、29日に上方修正を発表し、売上高2330億円(前年比20.2%減)、営業利益55億円(前年は52億2200万円の損失計上)、経常利益40億円(同75億2800万円の損失計上)、純利益10億円(同716億6900万円の損失計上)を見込んでいる。

 チャートは8月31日につけた年初来高値1213円から反落し、続落トレンドとなっていた。が、ここ数日は1000円フシを固める展開となっている。まずは1100円ラインまでの戻りが目標か。信用倍率は約0.5倍の売り長となっており、今後は買い戻しが入ってくることも期待してみる。

★オハラ〈5218〉(東1)

 オハラ<5218>(東1)は光学ガラスの国内トップメーカー。2009年10月通期連結業績予想は、売上高200億円(前年比34.6%減)、営業損失5億1000万円(前年は63億7200万円の利益計上)、経常損失5億6000万円(同64億5800万円の利益計上)、純損失9億7000万円(同39億1500万円の利益計上)。だが、『会社四季報』には、会社側予想値より一部、上ブレした予想値が出ており、2010年10月期は増収増益・黒字転換との予想値が出ている。

 株価は8月28日につけた年初来高値1590円から反落し、以降はモミ合いながらも続落トレンドで来ていたが、ここ数日は1300円フシに当たり、反発のきざしが見えている。信用倍率は約0.2倍の売り長となっており、こちらも買い戻しによる反発を期待してみる。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

posted by 田北知見 at 16:00 | 東京 晴れ | Comment(2) | TrackBack(0) | 日常→銘柄探し

2009年10月23日

「古代カルタゴ」から連想した船・海・港湾銘柄――銘柄ウォッチング

田北知見の銘柄ウオッチ 東京・大丸ミュージアムで25日まで開催の『チュニジア世界遺産 古代カルタゴとローマ展〜きらめく地中海文明の至宝』を見に行った。カルタゴは北アフリカの現在のチュニジアに紀元前〜紀元後にあった都市。紀元前に中東系のフェニキア人が地中海ぞいに移住して来て造った街らしい。

 カルタゴの歴史は2つの時期に分かれており、ひとつが紀元前のフェニキア人の都市国家だ。船を操り、地中海をまたにかけて交易などで活躍し、大いに栄えたという。また、新興国の古代ローマと戦争をするなど、軍事面でも強大な国だったようだ。象に乗ってピレネー山脈とアルプス山脈を越えて移動し、戦争に臨んだというハンニバル将軍は、この時代の人だ。紀元前140年代にローマとの戦争に敗れ、カルタゴは一度、徹底的に破壊された。その後、ローマの殖民都市となり、ローマ帝国の一都市として紀元後3世紀?ごろまで繁栄したそうだ。

 展示物は石像や石碑、コイン、黄金や玉のアクセサリーなど。私は初めてフェニキア人・カルタゴ関係の物を見たので、とても面白かった。フェニキア人独特の神を象ったマークや、アルファベットやアラビア文字の起源になったといわれるフェニキア文字など、独自の物がある。それでいて、中東っぽい雰囲気や、古代エジプト的な要素もあり、ヘレニズム(古代ギリシャ)的なニオイも感じた。

 今回、初めて知って驚いたのだが、古代カルタゴは、紀元前という時代にしては、巨大な商港・軍港を持ち、何十隻もの商船・軍船を保有していた。軍船は格納庫が数十も並ぶ軍港に納められていたそうだ。

 そこから連想して、船・海・港湾関連の優良銘柄を探してみた。

★佐世保重工業〈7007〉(東1)

 造船から連想して、佐世保重工業<7007>(東1)を入れる。今期2010年3月期連結業績予想は、売上高650億円(前年比16.1%減)、営業利益40億円(同43.3%減)、経常利益38億円(同45.2%減)、純利益22億円(同28.8%減)と減収減益を見込んでいる。が、『会社四季報』には、時期2011年3月期はV字回復との予想値が出ている。

 23日終値は2円高の201円。株価3ケタで単位1000株の売買しやすさは魅力だ。PERは約15倍と、ひところの造船株人気時から比べるとアク抜けして買いやすくなっている。190円ラインの押し目を待ち伏せし、短期で210円ラインを狙ってみる。

★東京計器〈7721〉(東1)

 船舶・港湾機器などのメーカー、東京計器<7721>(東1)を入れる。今期2010年3月期連結業績予想は、売上高424億円(前年比6.9%減)、営業利益5億7000万円(同62.6%減)、経常利益4億2000万円(同70.5%減)、純利益1億6000万円(同66.3%減)と減収減益を見込んでおり、『会社四季報』には、会社側予想値より下ブレした予想が出ており、また、次期2011年3月期も(会社側今期予想比で)減収減益との予想値が出ている。

 23日終値は2円安の119円。この銘柄も株価3ケタ、単位1000株の売買しやすさが魅力となっている。下値ラインと見て拾い、中期で上値150円ラインまでの戻りを目指してみる。今期末(通期)配当金は3円予想。現在の株価で利回り約2.5%の計算となる。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

posted by 田北知見 at 16:32 | 東京 曇り | Comment(2) | TrackBack(0) | 日常→銘柄探し

2009年10月16日

解禁日まで約1ヵ月。ボジョレー・ヌーヴォーから連想した銘柄――銘柄ウォッチング

田北知見の銘柄ウオッチ 今年は11月19日ということで、あと約1ヵ月に迫った、ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日。バブル時代にはイベント的な雰囲気があったが、現在は、すっかり年中行事、あるいは「ああ、そんなものありましたね」的な雰囲気になっているようだ。ただ、「じゃあ今日は久しぶりにワインを楽しもうか」とか、「普段から楽しんでいるが、今日はちょっとツマミに気合いを入れてみようか」といった動機付けにはなっているようだ。

 私はいつも行っているデパ地下からご案内のパンフレットが来たので、とりあえず2本、予約した。1本はボジョレー・ヴィラージュの赤。もう1本は、ボジョレー地区に隣接したマコネー地区のマコン・ヴィラージュ・ヌーヴォーの白にしてみた。ボジョレーではないが、「新酒を楽しむ」ということで。

 ボジョレー・ヌーヴォー解禁に向けて連想し、優良銘柄を探してみた。例年、関連銘柄が動意づくこともあるので、そうした動きも期待してみる。

★ひらまつ〈2764〉(東2)

 フランスとワインからの連想で、高級フレンチレストラン『ひらまつ』など20店以上を展開する、ひらまつ<2764>(東2)を入れる。2009年9月期連結業績予想は、売上高100億7300万円(前年比2.1%増)、営業利益8億2000万円(同16.9%増)、経常利益7億9400万円(同18.1%増)、純利益3億7100万円(同23.0%増)と増収増益を見込んでいる。『会社四季報』には、会社側予想値より上ブレした予想値が出ており、2010年9月期も増収増益との予想値が出ている。

 チャートは9月11日につけた年初来高値7万0300円から反落したものの、この1ヵ月ほどは6万5000円ライン前後でモミ合っている。16日終値6万4900円で、PERは約9倍と割安水準。モミ合い上放れといきたい。

★サッポロホールディングス〈2501〉(東1)

 ビール会社のイメージが大きいサッポロホールディングス<2501>(東1)だが、ワインの輸入販売事業なども行なっているということで、ここに入れる。今期2009年12月期連結業績予想は、売上高4000億円(前年比3.5%減)、営業利益120億円(同18.3%減)、経常利益85億円(同19.3%減)、純利益30億円(同60.7%減)と減収減益を見込んでいる。が、『会社四季報』には、会社側予想値より一部、上ブレした予想値が出ており、次期2010年12月期は増収増益との予想値が出ている。

 チャートは7月28日につけた年初来高値648円から反落し、続落トレンドで来ている。が、ここ数日は下値450円フシを固める動き。16日終値は2円安の434円。16日の日足は下ヒゲが長めの陽線となっており、リバウンドのきざしと見たい。また、信用倍率は約0.6倍の売り長となっており、今後買い戻しも入ってくることも期待してみる。まずは次のフシであり13週移動平均線でもある、500円ライン奪回が目標か。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

posted by 田北知見 at 15:19 | 東京 晴れ | Comment(1) | TrackBack(0) | 日常→銘柄探し