株・黄金分割比投資法 著者名:田北知見著 かんき出版

2009年07月03日

アフタヌーンティから連想した、カフェ銘柄――銘柄ウオッチ

田北知見の銘柄ウオッチ 先日、ホテルのラウンジでアフタヌーンティをした。3段重ねのお皿に、スコーンや小さいサンドイッチが乗せてあり、たっぷりのミルクティーでいただく、英国式のあれだ。スコーンには、こってりとしたクロテッド・クリームをつけて。サンドイッチは、きゅうりがパリッとしていて、ちょっとスパイスが効いて美味しい。…ボリュームがあるので、美容(体型)には良くないのだろうが、たまに食べたくなってしまう。
 というわけで、アフタヌーンティから連想した、カフェ銘柄。

★サンマルクホールディングス〈3395〉

 サンマルクホールディングス<3395>(東1)は『サンマルクカフェ』などを直営・フランチャイズで合計約590店、展開している。昔、初めてお店に行った時、ビックリしたものだ。パンが食べほうだい? しかも、こんなにおいしいパンを? 店(会社)の収益は、どうなってるの? 大丈夫? と。ちなみに今期2010年3月期連結業績予想は、売上高395億2400万円(前年比8.2%増)、経常利益66億円(同8.3%増)、純利益34億9800万円(同9.5%増)と増収増益を見込んでいる。

 チャートは3月13日につけた年初来安値2290円を底に、上昇トレンドとなっている。2日には年初来高値3150円をつけた。目先、調整は入ろうが、中期チャートで見ると、上値余地はまだ大きいようだ。また、2日終値3130円でPERは10.18倍と割安水準でもある。

★スターバックス コーヒー ジャパン〈2712・HC〉

 スターバックス コーヒー ジャパン<2712>(HC)は米シアトル系のコーヒーチェーンの日本法人。今期2010年3月期業績予想は、売上高970億円(前年比0.4%増)、経常利益40億円(同30.7%減)、純利益18億円(同39.7%減)だが、『会社四季報』には、次期2011年3月期は増収増益との予想値が出ている。

 2日終値は200円高の3万8100円。チャートは5月7日(2月3日にも同値あり)につけた年初来安値3万6700円から反発し、凸凹しながらもジリ高トレンドとなっている。チャート的には次のフシは4万円ライン。今後もトレンド維持で、4万円ライン奪回を狙ってみる。単位1株の売買しやすさも魅力だ。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

posted by 田北知見 at 09:11 | 東京 霧 | Comment(1) | TrackBack(1) | 日常→銘柄探し

2009年06月25日

「日本の高品質」から連想した銘柄――銘柄ウォッチ

田北知見の銘柄ウオッチ 25日付け日経朝刊の中国・南京(江蘇省)発の記事によると、中国の家電量販店最大手、蘇寧電器集団(南京市)は24日、5730万元(約8億円)を投じ、ラオックス<8202>(東2)の発行済み株式の27.36%を取得して筆頭株主となり、日本市場に進出すると発表した。中国企業が日本の上場流通企業を傘下に収めるのは初めてという。
 別の日の同紙報道によると、蘇寧側には日本市場進出の足がかりや、中国国内での日本製品取り扱いの拡充、共同仕入れなどのメリットのほか、日本式の効率的かつ丁寧な接客技術・商品説明の技術などを吸収する狙いがあるようだ。

 一方、トランスコスモス<9715>(東1)は去る19日に、中国の100%子会社が、無錫(江蘇省)に同国内4ヵ所目のコールセンターを設立したことを発表した。これも日経報道によると、通販などを手がける地場企業や日系進出企業の需要が拡大しており、日本で培った高品質の応対ノウハウを武器に、中国での売上高を2倍以上に増やす、という。

 これらの報道に接して私が思ったのは、「なるほど、日本の『高品質』は、製品だけでなくてサービスにも当てはまるんだな」ということだ。よく、「お店などで、こんなに丁寧に接客するのは日本だけだ」みたいな話は聞くが、日本で生活していると、それが当たり前になってしまっている。なるほど、接客技術やサービスなどのノウハウも武器になるのか、と思ったのだった。

 というわけで、上記から連想した銘柄。

トランスコスモス〈9715〉

 トランスコスモス<9715>(東1)はコールセンター事業、テレマーケティング事業などを行なっている。今期連結業績予想は、売上高1530億円(前年比8.0%減)、経常利益35億円(前年は11億9300万円の損失計上)、純利益1億5000万円(同93.2%減)。前期末でコーポレートベンチャーキャピタル事業から撤退したため、前期比増減率は乱高下しているが、『会社四季報』には、次期2011年3月期は増収増益との予想値が出ている。

 25日終値は33円高の984円。チャートは4日につけた年初来高値1175円から反落し、調整局面となっていた。24日の日足はほぼ十字線(始値と終値は5円違うが)、25日の日足は陽線となっており、反発局面に入ったと見たい。信用倍率は0.68倍の売り長なので、買い戻しも期待してみる。

★ファミリーマート〈8028〉

 「中国積極出店」関連銘柄のひとつ、ファミリーマート<8028>(東1)を入れる。伊藤忠商事<8001>(東1)がエーエム・ピーエム・ジャパンの買収交渉に入るとの報道があり、伊藤忠傘下のファミマとの相乗効果が期待されている。一方で、セブン−イレブン・ジャパンの加盟店の商品廃棄処分問題を嫌気され、セブン&アイ・ホールディングス<3382>(東1)が続落しており、ツレてコンビニ株が連想売りされる場面も出ている。好悪材料混交の状況にある。

 ファミマの25日終値は前日終値と同額の3000円。チャートは18日につけた直近高値3200円からの反落局面。しかしこの2ヵ月ほどは底値2600円から反発し、上下波動をえがきながら、上値・下値ラインとも上昇トレンドとなっている。3000円フシで、あるいは25日移動平均線の2900円ラインで反発すると見たい。まずは戻り高値3200円ライン奪回を目指す。
posted by 田北知見 at 16:59 | 東京 曇り | Comment(0) | TrackBack(1) | 日常→銘柄探し

2009年05月29日

映画の怪傑ゾロを観て連想した、資源株の優良銘柄

田北知見の銘柄ウオッチ テレビで、映画『マスク・オブ・ゾロ』(1998年アメリカ)を観た。1800年代のメキシコを舞台に、ヒーロー『怪傑ゾロ』が活躍するという内容だ。主演はアントニオ・バンデラス。最初の登場シーンでは、髪もヒゲもモジャモジャで、まるで元サッカー選手のラモス瑠偉のようなワイルドさ。「フェロモン系イケメンの代表みたいなイメージだったバンデラスが…?」とビックリした。
 私は今回初めて知ったのだが、怪傑ゾロは、日本の鞍馬天狗のようなヒーローなんですね。舞台が現代ではないこと。バットマンや仮面ライダーのようにSFは入っておらず、生身の人間であること。強気をくじき、弱きを助ける庶民の味方であること。等々。

 そこから連想して、資源株の優良銘柄を探してみた。映画のなかで、敵役が、金鉱山で奴隷や囚人などを使って金を掘り出すシーンが出てきたからだ。映画はフィクションだが、現実の歴史では、よくあったことなんだろうなと思う。以前、南アフリカへ旅行する前に、同国の歴史について書かれた本を読んだ時にも、そういう写真を見た。

★アサヒホールディングス〈5857〉

 貴金属リサイクル事業を行なうアサヒプリテックスなどを傘下に抱えるアサヒホールディングス<5857>(東1)。4月1日上場時からのチャートは、同月8日につけた「年初来安値」1223円を底に反発し、上昇トレンドとなっている。28日には「上場来高値」1792円をつけた。

 28日終値は85円安の1779円。今期2010年3月期配当金は、9月中間と3月期末それぞれ25円の、年間計50円予想。現在の株価で利回り約2.8%の計算となる。PERは29.30倍。信用倍率は0.34倍の売り長。今後は買い戻しも押し上げ材料に、上値追いといきたい。貴金属リサイクルは今後中長期で需要伸長が期待される分野でもある。

★国際石油開発帝石〈1605〉

 原油・ガスの開発事業を行なっている、国際石油開発帝石<1605>(東1)。筆頭株主は現在も経済産業大臣で、ほかの大口株主には、石油資源開発、三菱商事、三井石油開発、新日本石油、丸紅、三井住友銀行など、大手優良企業が並ぶ。28日終値は1万7000円高の72万5000円。PERは30.53倍。信用倍率は0.77倍の売り長となっている。

 チャートはこの5ヵ月ほど、上値70万円ライン、下値60万円ラインのボックス圏を形成している。野村証券が27日付けレーティングで投資判断を「2」(中立)から「1」(強気)に、目標株価を71万円から90万円へ引き上げた。米長期金利や資源相場の上昇もバネに、ボックス圏上抜けといきたい。
posted by 田北知見 at 18:00 | 東京 曇り | Comment(0) | TrackBack(0) | 日常→銘柄探し

2009年05月14日

15日スタートで動意づきを期待。エコポイント関連銘柄

田北知見の銘柄ウオッチ 環境省、経済産業省、総務省によるエコポイント制度(エコポイントの活用によるグリーン家電普及促進事業)が15日にスタートする。環境によい製品の購入や行動に対して、さまざまな製品などと交換できるポイントを付与するもの。現在のところ、対象品はエアコン、冷蔵庫、地上デジタル放送対応テレビで、株式投資業界ではすでに、この材料を織り込み、家電量販店や家電関連銘柄が買われたりしている。が、実際に実施されれば、動意づく面もあるのではないかと期待してみる。

 私自身はとくに家電を買い替える予定はないので、(というか、今年1月に引越しをして、その時にエアコンを複数台、購入したばかりだ。く、くやしい…)あまり関係ないのだが、買い替えを検討していた人にとっては購入の動機付けになるのだろう。

 そういえば、1月にエアコンをはじめとしたいくつかの家電を購入しようとした際、家電量販店の販売員さんたちから言われたのは、「製品価格はこちらのほうが高いですが、電気代はこちらのほうが安いですよ」といったことだった。ちゃんと、「1日○時間使用で、年間の電気代は○○円」という試算が出ており、比較検討できるようになっていた。量販店にとっては単価高めの商品が売れ、消費者は電気代が安くあがり、地球環境にもやさしい。なるほど、環境性能の高い家電は三方よし、なのだなと実感したのだった。

 というわけで、エコポイント連想銘柄。

★ヤマダ電機〈9831〉

 ヤマダ電機<9831>(東1)は制度実施に先駆けて、省エネ性能の高い新製品をスペシャルプライスで販売する「先取りエコポイントセール」を行なうなど、販促チャンスをしっかりつかんでいる。業績も好調で、今期2010年3月期は前年比増収増益の見通し。とくに営業・経常・純利益はそれぞれ約3〜4割の増益で、営業・経常・純利益とも減益だった前期から、V字回復を見込んでいる。

 14日終値は300円安の5420円。今期好業績予想やエコポイントによるにぎわいで上昇トレンドとなっていたが、6000円フシを前に、調整局面となっている。押し目買いのチャンスと見る。PERは12倍台とまだまだ割安。信用倍率は0.77倍の売り長なので、買い戻しも入ると見たい。

★パナソニック〈6752〉

 同制度の対象品に、エアコン、冷蔵庫、地上デジタル放送対応テレビのいずれも、パナソニック<6752>(東1)の一部機種が入っているということで、ここに入れる。業績はあまり好調ではない。2009年3月期連結業績予想(決算発表予定は15日)は、前年比減収減益で、税引前損益と純損益は赤字転落の見込み。『会社四季報』には、2010年3月期は減収、営業赤字転落、税引前損失と純損失は赤字幅縮小との予想値が出ている。また、ほかの報道では、2010年3月期の最終損益は1000億円超の赤字との観測も出ている。

 14日終値は64円安の1389円。3月31日につけた直近安値1066円を底に、上昇トレンドで来ていたが、5月7日と8日につけた年初来高値1510円から反落に転じている。円高進行で電機株が売られている面もある。1200円あたりまでの押し目待ち伏せ買いも一手か。
posted by 田北知見 at 18:58 | 東京 晴れ | Comment(0) | TrackBack(0) | 日常→銘柄探し

2009年05月08日

アジアのなかの日本。「福岡」をキーワードに探した、優良銘柄

田北知見の銘柄ウオッチ
 連休中、九州の福岡を旅行した。福岡市内では、福岡タワーに上ったり、鴻臚館跡と、その出土品などの展示館を見た。鴻臚館は6〜11世紀ごろに置かれた、国の役所・迎賓館・宿泊施設で、中国大陸や朝鮮半島からの使節を迎えたり、日本から外国へ使節が赴く際の出発場所として使われた。
 また、太宰府市では、大宰府天満宮と、九州国立博物館に行った。同博物館は、有史以前からの日本の歴史を、アジアとの関係を含めて俯瞰できるような展示内容となっている。
 上記2館の展示品を見ているだけでも、「アジアは、つながっているんだなあ」と実感できる。

 福岡は、卑弥呼についての記述で有名な『魏志倭人伝』(3世紀末)に『奴国』として出てくるほど、古くからアジアとのつながりがあった。
 現在は、ビジネスや文化など、いろいろな面でアジアとの関係を深める動きが活発なようだ。中国・韓国などからの観光客も多いようで、観光地には中国語やハングルの案内なども多い。
 活気の薄れがちな地方都市が多いなか、私が見た限りでは、福岡は観光客も多く、商業なども活発なように見えた。

 というわけで、「福岡」をキーワードに探した、優良銘柄。

★ふくおかフィナンシャルグループ(8354)

 ふくおかフィナンシャルグループ<8354>(東1)は傘下に福岡銀行、熊本の第二地銀 熊本ファミリー銀行などがある。2009年3月期連結業績予想は、経常収益2900億円(前年比4.4%増)、経常利益35億円(同86.5%減)、純利益260億円(前年の20.8倍)。

 7日終値は19円高の322円。チャート的には安値圏で、PERは10.66倍と割安になっている。3月12日につけた年初来安値272円から反発し、凸凹しながらも下値抵抗線はジリ高トレンドとなっている。まずは次のフシ350円ライン奪回を目指す。

★トヨタ自動車(7203)

 福岡市内で、西日本鉄道<9031>(東1)系の西鉄バスがやっている、観光客向けの路線バスに乗った。その車内でトヨタ自動車九州(だと記憶している)のコマーシャルを流していたことから連想して、トヨタ自動車<7203>(東1)を入れる。

 7日終値は140円安の4040円。チャートを見ると、この1ヵ月ほどは3000円台後半でモミ合ってきた。4000円フシを上抜けたので、目先、一服局面か。信用倍率は0.35倍の売り長で、買い戻しが増えている。調整後は、地合いにもよるが、中期で4500円ライン奪回を目指したいところだ。
posted by 田北知見 at 09:43 | 東京 不明 | Comment(0) | TrackBack(3) | 日常→銘柄探し